賃貸マンションの壁の補修方法|溶けたプラスチック板の修理費用と業者選び

壁のクロス部分の下にある6cm×部屋幅の細長いプラスティックの板を直径約4cm程溶かしてしまいました。この部分の名前が分からないのですが、自分で直すのはやっぱり無理ですよね…。補修するといくらぐらいかかりますか?因みに積和不動産の賃貸に住んでいます。

壁のプラスチック板:名称と補修の可否

質問にある「壁のクロス部分の下にある6cm×部屋幅の細長いプラスチック板」は、一般的にベースボード、または巾木(はばき)と呼ばれています。床と壁の境目に設置され、壁の汚れ防止や、床と壁の隙間を隠す役割を果たす建材です。 材質はPVC(ポリ塩化ビニル)などのプラスチック製が多く、比較的安価で施工しやすいことから、多くの賃貸マンションで使用されています。

直径約4cmも溶けてしまったとのことですが、残念ながらご自身での修理は難しいでしょう。ベースボードは、単に接着剤でくっつけるだけでは、見た目も悪く、強度も不足します。綺麗に補修するには、溶けた部分を切り取り、新しいベースボードと交換する必要があります。これは、専門的な知識と工具が必要となるため、DIYでの修理はおすすめしません。

賃貸マンションでの補修:費用と手順

賃貸マンションの場合、修繕費用は借主負担となるケースと家主負担となるケースがあります。今回のケースでは、溶けた原因が火災など特別な事情によるものでなければ、借主の過失と判断される可能性が高いです。そのため、修繕費用はご自身で負担することになるでしょう。

費用について

ベースボードの補修費用は、以下の要素によって変動します。

  • 損傷の程度:溶けた部分の大きさや、周囲への影響の程度によって費用が変わります。今回のケースのように、直径約4cmの溶損であれば、比較的費用は抑えられる可能性があります。
  • ベースボードの種類:材質やデザインによって価格が異なります。一般的なPVC製のベースボードであれば、比較的安価ですが、特殊な素材やデザインの場合は高額になる可能性があります。
  • 業者の選定:業者によって料金設定が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。大手のリフォーム会社よりも、地元の小さな工務店の方が安価な場合もあります。
  • 作業範囲:ベースボード交換だけでなく、周囲のクロスや壁の補修が必要な場合、費用は高額になります。

概算費用としては、1メートルあたり3,000円~10,000円程度と想定されます。部屋の幅にもよりますが、数千円から数万円の費用がかかると考えておきましょう。正確な費用を知るためには、複数の業者に見積もりを依頼することが必要です。

積和不動産への連絡

積和不動産の賃貸マンションにお住まいとのことですので、まずは積和不動産の管理会社に連絡し、状況を説明することが大切です。 状況によっては、管理会社が指定する業者を紹介してくれる可能性があります。また、修繕方法や費用についても相談できます。 連絡する際には、溶けた部分の写真を添付すると、スムーズに状況を把握してもらえます。

業者選びのポイント

業者を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 見積もりの明瞭さ:費用内訳が明確に記載されているか確認しましょう。不明瞭な点があれば、質問して確認することが重要です。
  • 対応の迅速さ:迅速に対応してくれる業者を選ぶことで、生活への影響を最小限に抑えられます。
  • 経験と実績:賃貸マンションの修繕経験が豊富な業者を選ぶことが大切です。多くの実績を持つ業者であれば、より丁寧な作業を期待できます。
  • 口コミや評判:インターネット上の口コミや評判を確認することで、業者の信頼性を判断することができます。
  • 保証:作業内容に保証が付いているか確認しましょう。万が一、不具合が発生した場合でも安心です。

自分でできること:応急処置と予防

完全に修復するまでは難しいですが、状況が悪化しないよう、応急処置として、溶けた部分をテープなどで仮止めしておくことをお勧めします。ただし、これはあくまで一時的な処置であり、根本的な解決にはなりません。

また、今回の様な事故を防ぐためには、熱源をベースボードから離しておくことが重要です。アイロンやストーブなどの熱を発するものを近づけないよう注意しましょう。

まとめ

賃貸マンションのベースボードの補修は、専門業者に依頼するのが最善です。積和不動産の管理会社に連絡し、状況を説明し、適切な対応を相談しましょう。費用は損傷の程度や業者によって異なりますが、数千円から数万円程度を見込んでおきましょう。業者選びは慎重に行い、見積もり内容や保証などをしっかり確認することが大切です。

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