賃貸マンションの台所排水詰まり:ベテラン業者も困惑の謎を解く

台所の排水溝が詰まり業者に見てもらったところ、ワイヤーの先は縦管まで出るのにカメラは通らず水が溜まっている状態で、 ベテラン業者も不思議がっています。同業者の方ならどうやって詰まり解消しますか? 現在、賃貸マンションの二階に住んでいます。 一ヶ月前ぐらいから少しずつ台所の排水が悪くなり、10日前位に完全に詰まってしまいました。 自力でなんとかしようとしましたがどうにもならず、不動産屋に連絡し、 不動産屋と不動産屋の提携している業者が見にきて、次の手順で作業をしてくださいました。 ①、ワイヤーのような物を通していって、一回目は10メートルくらいの所で止まってしまう。 ②、先端にカメラのついた物を通してみたら、台所から3メートル位の所に何かが詰まっていて 真っ暗で水がはけていないため、それが何なのか判断できない。 ③、再度ワイヤーを通したら、今度は縦管(←こういう文字が合ってるかわかりませんが業者が話していた)に ワイヤーの先が出てきた。 ④、なのに、カメラは通らず、水がはけないで溜まったまま。 これにはベテランの業者さんも首をかしげるばかりで、 最悪の場合、床をはがして処置するようになるかもしれないとのことでした。 水がはけたら内容物がわかるかもしれないが、高圧洗浄もできないし、 台所から3メートルの部分をあけてみるしかない、となると、私は何も原因に思いあたりませんが、 相当な金額がかかるのではないかと心配です。 ちなみに階下の住人のかたには、幸い水漏れ等の被害は出ておらず、 私のシンクや台所の床下にも水漏れはしていませんが、洗い物を風呂場でしたりととにかく不便で 一日も早く解消したいのですが、業者も忙しいらしく次回来るのは三日後です。 後日、業者が不動産屋にあったマンションの図面を見て、床下に排水溝があり、 詰まり部分はだいたい洗濯機の排水パンの下からなら取れるかもしれない、ということです。 このような場合、台所のほうから詰まった物を除去できないのに、どうやって排水パンから取り除くのか疑問です。 それとも、詰まった排水溝のホースを切り取るのでしょうか? そこまで大がかりなことをやらないとだめなのでしょうか? できれば、このようなお仕事の経験のある方に詳しくご回答いただけると助かります。 よろしくお願いします。

状況の整理と専門家の見解

まず、ご状況を整理しましょう。賃貸マンション2階、台所排水が詰まり、ワイヤーは縦管まで到達するものの、カメラは3メートル地点で詰まりを発見、高圧洗浄も不可能な状態です。ベテラン業者も戸惑う状況で、床下からの作業の可能性も示唆されています。

これは、一般的な排水詰まりとは異なる、複雑な状況です。原因究明と解決には、専門的な知識と経験が必要です。単なる詰まりではなく、配管の構造的な問題や、異物混入による特殊な詰まりが考えられます。

考えられる原因と解決策

いくつかの可能性を検討し、それぞれに対応する解決策を提案します。

1. 配管の構造的な問題:

マンションの排水管は、複雑な経路で構成されていることが多く、図面と実際の配管が一致しない場合もあります。今回のケースでは、床下にも排水管が存在し、詰まりがその部分にある可能性が高いです。ワイヤーは曲がりくねった配管を通り抜けられるのに対し、カメラは柔軟性に欠けるため、詰まり部分を通過できないということが考えられます。

  • 解決策: 床下から排水管にアクセスし、詰まりを除去する必要があります。これは、専門業者に依頼する必要がありますが、床を剥がす必要がない可能性もあります。洗濯機パンの下からアクセスできるという業者の見解は、この可能性を示唆しています。具体的な作業方法は、詰まりの位置と種類によって異なりますが、特殊な工具を用いて詰まりを取り除く、または配管の一部を交換する必要があるかもしれません。

2. 異物混入による特殊な詰まり:

ワイヤーは通過できるのにカメラが通過できないということは、詰まりが固く、粘性のある物質である可能性があります。例えば、油脂の固まりや、異物の凝集などが考えられます。

  • 解決策: 排水管内部を直接確認し、詰まりの種類を特定する必要があります。そのためには、床下からのアクセスが最も効果的です。詰まりの性質に応じて、適切な除去方法を選択します。例えば、固まった油脂であれば、高圧洗浄機を使用したり、特殊な溶剤を使用したりする必要があるかもしれません。また、異物が詰まっている場合は、それを取り除くための工具を使用する必要があります。

3. 配管の破損:

配管に亀裂や破損があり、そこに異物が詰まっている可能性も考えられます。この場合、配管の修理または交換が必要になります。

  • 解決策: 床下からの調査で、配管の損傷がないか確認する必要があります。損傷が見つかった場合は、専門業者に修理または交換を依頼する必要があります。この場合、費用は高額になる可能性があります。

具体的なアドバイス

三日後の業者訪問までに、以下の準備をしておきましょう。

* マンションの排水管図面を確認する: 不動産会社に図面のコピーを依頼し、詰まり箇所の位置を正確に把握しましょう。
* 詰まりの状況を詳細に記録する: 写真や動画を撮影し、業者に状況を正確に伝えられるようにしましょう。
* 複数の業者に見積もりを依頼する: 複数の業者に見積もりを依頼することで、費用や作業内容を比較検討できます。
* 賃貸契約を確認する: 賃貸契約書に排水管修理に関する記述がないか確認し、修理費用負担について確認しておきましょう。

専門家の視点

排水管の詰まりは、放置すると深刻な被害につながる可能性があります。早期解決が重要です。今回のケースのように、原因が特定しにくい場合は、経験豊富な専門業者に相談することが不可欠です。安易なDIYはかえって状況を悪化させる可能性があるため、専門家の判断を仰ぐことをお勧めします。

まとめ

今回のケースは、一般的な排水詰まりとは異なる複雑な状況です。床下からの作業が必要となる可能性が高く、専門業者に依頼することが最善策です。複数の業者に見積もりを依頼し、費用や作業内容を比較検討することで、最適な解決策を選択できます。早期解決を目指し、迅速な対応を心がけましょう。

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