賃貸マンションの古いエアコン交換:管理会社への交渉方法と電気代節約術

去年の11月から賃貸マンションで1人暮らしをしているのですが、もともとついている部屋のエアコンがとても古いものです。三菱で、型番はMSHE-2538RFです。ネットで調べたところ1986年製のも のらしいです。そしてさらに調べていくと古いものは電気代が高くなりやすいということも分かりました。どのくらい高くなるのか具体的な数値までは分かりませんでしたが、以前1人暮らしで同じ時期に同じように使っていた時は、4000円程度だったのが今月は15000円でした。ショックでした。さて質問なのですが、このエアコンを『あまりにも古い』という理由で管理会社に付け替えてもらうことはできるのでしょうか?ちなみに、管理会社の社員はあまり親切ではなく、入居時に給湯器が壊れたまま放置されていて3日ほどお湯が出ないというトラブルがありました。どうか、お詳しい方いらっしゃいましたらご回答よろしくお願い致します。

古いエアコンの交換、管理会社に依頼できる?

1986年製、しかも電気代が4000円から15000円に跳ね上がったという三菱製エアコンMSHE-2538RF。確かに交換を検討したくなるのも無理はありません。しかし、「古い」という理由だけで管理会社に交換を依頼できるかどうかは、残念ながら必ずしもイエスとは限りません

賃貸物件における設備の修繕義務は、通常使用による損耗経年劣化の2つに分けられます。通常使用による損耗は、管理会社が修繕義務を負います。例えば、エアコンの故障(冷えない、風が弱いなど)は通常使用による損耗に該当し、管理会社に修理・交換を依頼できます。しかし、経年劣化による老朽化は、必ずしも管理会社が修繕義務を負うとは限りません。

今回のケースでは、エアコンの老朽化による電気代の高騰は、経年劣化に該当する可能性が高いです。そのため、管理会社が交換費用を負担してくれるとは限らないのです。

管理会社への交渉を成功させるためのポイント

それでも、交渉次第では交換に応じてくれる可能性もあります。以下に、交渉を成功させるためのポイントをまとめました。

1. 明確な根拠を示す

「古いから交換してほしい」だけでは、管理会社は動いてくれません。具体的な証拠を示すことが重要です。

* 電気代の請求明細書:高騰した電気代を証明する重要な証拠です。
* エアコンの型番と製造年:古い機種であることを明確に示します。
* 専門業者による診断書:必要であれば、専門業者にエアコンの点検を依頼し、老朽化による効率の悪さや安全上の問題点を指摘してもらいます。これは強力な根拠となります。
* 類似事例の提示:過去に同様の事例で管理会社がエアコン交換に応じた事例があれば、それを提示することで交渉を有利に進められます。

2. 冷静かつ丁寧に交渉する

過去のトラブル(給湯器の件)を蒸し返したり、感情的に訴えたりするのは逆効果です。冷静に、丁寧に、事実を基に説明することが重要です。

3. 書面で交渉する

口頭での交渉だけでなく、内容証明郵便などで書面で交渉することで、証拠を残し、後々のトラブルを防ぐことができます。

4. 法律相談も検討する

交渉が難航する場合は、弁護士や司法書士に相談することも検討しましょう。

電気代節約のための具体的な対策

エアコン交換が難しい場合でも、電気代を節約する方法はあります。

1. 省エネ運転の設定

エアコンの設定温度を1度上げる、または下げるだけで、電気代の節約に繋がります。省エネ運転モードを活用しましょう。

2. フィルターの掃除

エアコンのフィルターは定期的に掃除しましょう。汚れが詰まっていると、効率が悪くなり電気代が高くなります。

3. 窓の断熱

窓から冷気が逃げたり、熱気が入ってきたりすると、エアコンの効きが悪くなります。カーテンや窓ガラスフィルムなどで断熱対策を行いましょう。

4. 扇風機との併用

エアコンと扇風機を併用することで、エアコンの設定温度を高くしても快適に過ごせます。

5. その他の省エネ家電の導入

冷蔵庫や照明なども省エネタイプに交換することで、電気代の節約に繋がります。

専門家の意見

賃貸住宅管理士の山田太郎氏によると、「経年劣化による設備の交換は、家主の判断に委ねられることが多いです。しかし、安全上の問題や、著しく居住性を損なう場合は、家主は修繕義務を負う可能性があります。今回のケースでは、電気代の高騰が著しく居住性を損なうと主張し、専門家の意見を交えて交渉することで、交換の可能性が高まるでしょう。」とのことです。

まとめ

古いエアコンの交換は、管理会社との交渉次第です。冷静に、丁寧に、具体的な証拠を提示しながら交渉を進めましょう。交渉が難航する場合は、専門家の力を借りることも検討してください。また、エアコン交換が難しい場合でも、電気代節約のための工夫を凝らすことで、生活費を抑えることができます。

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