賃貸マンションの古いエアコン、暖まらない!交換してもらえる?専門家も解説

賃貸のマンションに住んでいます。新築時からの20年前のエアコンが付いています。コロナじゃなくて内田製作所です。コロナの前身ですね。 大きさも2.8kwあるんですが、部屋も10畳のLDKと広いです。試しに温度設定を28度にして暖房をつけました。温風は出るんですが、部屋が暖まりません。ずっと20度以下を指しています。 その事を管理会社にいいましたが、温風が出るなら壊れてないでしょと言われました。大手のマンション分譲会社が管理してるので、ケチではないです。設備が壊れてると、すぐに直してくれます。でも温風が出るなら故障とは言わないそうです。でも現実には暖まりません。今は石油ファンヒーターがあるので、いいですけど、夏はねえ。冷えないと熱中症です。やはり夏まで待つしか無いですか?普通今時自己所有の物件だって、エアコンくらい10年で変えますよね。昔ほど高くないし。

20年前のエアコン、暖まらないのはなぜ?原因と解決策

20年前のエアコンが暖まらないとのこと、ご心配ですね。管理会社からは「温風が出るなら故障ではない」と言われたとのことですが、温風が出ていても部屋が暖まらないということは、エアコンの能力不足や故障の可能性があります。 単に「温風が出ている」という事実だけで判断するのは不十分です。

考えられる原因

いくつか考えられる原因を挙げ、それぞれについて詳しく解説します。

  • 能力不足: 2.8kWのエアコンで10畳のLDKを暖めるのは、特に古い機種の場合、能力不足の可能性があります。 20年前のエアコンは現在の省エネ基準を満たしていない可能性が高く、暖房能力が低下していると考えられます。また、断熱性能の低い建物だと、さらに能力不足を感じやすくなります。
  • フィルターの汚れ: エアコン内部のフィルターが詰まっていると、空気の流れが悪くなり、暖房能力が低下します。定期的なフィルター清掃は必須です。ご自身で清掃できる場合は、取扱説明書を確認して清掃してみてください。
  • 熱交換器の汚れ: フィルターだけでなく、熱交換器(フィン)にもホコリや汚れが蓄積すると、熱交換効率が低下し、暖房能力が落ちます。これはご自身での清掃は困難なため、専門業者への依頼が必要です。特に20年も使用していれば、相当な汚れが蓄積している可能性が高いです。
  • 冷媒不足: 冷媒が不足すると、暖房能力が低下します。冷媒は専門業者しか補充できないため、点検を依頼する必要があります。
  • コンプレッサーの劣化: コンプレッサーはエアコンの心臓部です。長年の使用で劣化し、能力が低下している可能性があります。これは交換が必要となる可能性が高いです。
  • 室外機の故障: 室外機にも問題がある可能性があります。室外機のファンやコンプレッサーの故障が考えられます。

管理会社への対応と具体的な交渉方法

管理会社に「温風が出るから故障ではない」と言われたとのことですが、部屋が暖まらないという事実を明確に伝え、再度交渉する必要があります。

具体的な交渉ポイント

* 具体的な数値データを示す: エアコンの設定温度と実際の室温を記録し、その差を明確に示しましょう。「設定温度28度なのに、室温は20度以下です」と具体的に伝えることで、管理会社も状況を理解しやすくなります。
* 専門業者への点検依頼を要求する: 管理会社に、エアコンの点検を専門業者に依頼するよう強く要求しましょう。専門業者が原因を特定し、報告書を作成してもらうことで、管理会社も対応せざるを得なくなります。
* 賃貸借契約書を確認する: 賃貸借契約書に、設備の修繕に関する条項がないか確認しましょう。通常、設備の故障は大家または管理会社の責任で修繕されることが規定されています。
* 証拠写真を残す: エアコンの設定温度、室温、エアコンの状態などを写真や動画で記録しておきましょう。証拠として役立ちます。
* 書面でのやり取りを残す: 電話でのやり取りだけでなく、メールや書面でやり取りを行い、記録を残すようにしましょう。

エアコン交換の可能性と費用負担

20年も経過したエアコンは、交換を検討する時期かもしれません。

交換のメリット

* 省エネルギー効果: 最新のエアコンは省エネ性能が格段に向上しています。電気代を節約できます。
* 快適性の向上: 暖房能力、冷房能力が向上し、快適な室温を保てます。
* 故障リスクの軽減: 新しいエアコンは故障のリスクが低くなります。

費用負担について

エアコンの交換費用は、一般的に大家または管理会社の負担となるケースが多いです。しかし、故意による破損や、通常の使用を超える劣化の場合は、借主の負担となる可能性もあります。賃貸借契約書をよく確認し、管理会社と交渉しましょう。

専門家の意見

エアコン修理・交換を専門とする業者に話を聞きました。

「20年経過したエアコンは、部品の劣化や性能低下が著しい可能性があります。温風が出ていても、部屋が暖まらない場合は、冷媒不足、コンプレッサーの劣化、熱交換器の汚れなどが考えられます。まずは専門業者による点検が不可欠です。点検の結果、修理費用が高額になる場合は、交換を検討する方が経済的かもしれません。」

まとめ:具体的な行動ステップ

1. 室温と設定温度の記録: 具体的な数値データを集めましょう。
2. 写真・動画の撮影: エアコンの状態を記録しておきましょう。
3. 管理会社への書面での連絡: 専門業者による点検を要求しましょう。
4. 賃貸借契約書の確認: 修繕に関する条項を確認しましょう。
5. 専門業者への相談: 必要に応じて、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

夏場の冷房機能も心配とのことですが、暖房と同様に、能力不足や故障の可能性があります。早めの対応が重要です。

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