賃貸マンションの勾配天井にシーリングファンを取り付ける方法|大家さんとの交渉術と安全対策

賃貸マンション・勾配天井のシーリングファンの取り付けについて質問があります。角型引掛けシーリングについている現在の照明を,ローゼットタイプの配線器具に変更してもしようできますか?天井にシーリングファンライトをつけたいと考えています。取り付け場所は6畳のロフト付の部屋で,勾配天井です。照明の取り付け箇所を見たところ,引掛けシーリングというものに,吊り下げるタイプの照明器具がついていました。シーリングファンの専門店に問い合わせたところ,勾配天井用のシーリングファンが必要で,かつ,ローゼットタイプの配線器具に付け替える必要があると言われました。自己資金で配線を変えようと考えていますが,賃貸のマンションなので大家さんの許可をもらわないといけないのですが,その前に疑問点があり質問させていただきたいと思いました。1,ローゼットタイプの配線器具に,現在の照明は付けることはできますか?(賃貸の契約終了時に,原状回復の義務のため,もとに戻すことが必要だと思いました)2,シーリングファンが7キロぐらいあるのですが,天井は耐えられるでしょうか?今ついている照明が,明るさが調節できない(大家さんによると,調光器具を付けるとぐらぐらするとのこと)のと画像のように角型シーリングの一部が欠けていることを理由に大家さんに交渉してみたいと思っています。よろしくおねがいいたします。

1.ローゼットタイプ配線器具への照明取り付けについて

現在、角型引掛けシーリングに吊り下げタイプの照明器具が取り付けられているとのことですが、ローゼットタイプ配線器具への変更は可能です。重要なのは、元の角型引掛けシーリングとローゼットタイプの配線器具の互換性です。多くの場合、ローゼットタイプは角型引掛けシーリングと互換性があり、取り付け可能です。しかし、賃貸物件の場合、工事は専門業者に依頼し、作業前には必ず大家さんの許可を得ることが必須です。

ご質問の「ローゼットタイプの配線器具に、現在の照明は付けられるか?」については、原則として可能です。ローゼットタイプ配線器具には、引掛けシーリングに対応したタイプが多く、既存の照明器具を取り付けることができます。ただし、照明器具の重量や形状によっては取り付けられない場合もありますので、事前に照明器具の取扱説明書を確認するか、電気工事店に相談することをお勧めします。賃貸契約終了時の原状回復のため、元の角型引掛けシーリングに戻せるように、作業前には必ず現状の写真を撮影しておきましょう。

2.シーリングファンの耐荷重と天井の強度について

シーリングファンの重量が約7kgとのことですが、天井の耐荷重が不明なため、一概に耐えられるとは言えません。天井の耐荷重を確認するには、大家さんまたは管理会社に問い合わせることが最も確実です。建築図面があれば、そこから耐荷重を確認できる可能性もあります。もし、図面がない場合は、大家さんを通じて管理会社や建築会社に問い合わせる必要があります。

耐荷重が不明な場合、専門業者に天井の強度調査を依頼することをお勧めします。専門業者は、天井材の種類や状態を調査し、シーリングファンの取り付けが可能かどうか、安全に耐えられるかどうかを判断してくれます。これは、安全面を確保する上で非常に重要です。

仮に耐荷重が不足している場合でも、補強工事を行うことでシーリングファンの取り付けが可能になるケースもあります。しかし、補強工事は専門業者に依頼する必要があり、費用も発生します。大家さんとの交渉において、この点も考慮に入れておく必要があります。

3.大家さんへの交渉方法

大家さんへの交渉は、現状の照明器具の問題点とシーリングファン取り付けのメリットを明確に伝えることが重要です。具体的には、以下の点を強調しましょう。

  • 現在の照明器具の明るさ調整ができない点:調光機能付きの照明器具への交換を提案し、快適性の向上を訴えましょう。ただし、大家さんが調光器具の取り付けを懸念しているとのことですので、耐荷重に問題がないことを確認し、専門業者に依頼することを提案することで安心感を与えましょう。
  • 角型シーリングの一部が欠けている点:安全上の問題点を指摘し、交換の必要性を訴えましょう。これは、シーリングファン取り付けの正当性を高める材料となります。
  • シーリングファンによる室温調整効果:シーリングファンは、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすのに役立ちます。省エネ効果もアピールすることで、大家さんの理解を得やすくなります。特にロフト付きの部屋は、温度差が大きくなりやすいので、その点を強調しましょう。
  • 室内のデザイン性の向上:シーリングファンは、インテリアとしても魅力的なアイテムです。部屋の雰囲気を向上させる効果も訴えましょう。ブラウン系のシーリングファンを選べば、落ち着いた雰囲気を演出できます。

交渉時のポイント

  • 丁寧な言葉遣い礼儀正しい態度を心がけましょう。
  • 具体的な提案を提示しましょう。例えば、「○○電気工事店に依頼し、工事費用は自己負担します」など。
  • 書面で交渉内容をまとめ、大家さんに提出しましょう。
  • 交渉が難航する場合は、管理会社を介して交渉することも検討しましょう。

4.勾配天井へのシーリングファン取り付け

勾配天井へのシーリングファン取り付けは、通常のシーリングファンとは異なる専用の器具が必要です。勾配天井用のシーリングファンは、傾斜した天井にも対応できるよう設計されており、安全に設置できます。専門店に相談した通り、勾配天井用のシーリングファンを選ぶことが重要です。また、取り付けは専門業者に依頼することを強くお勧めします。不適切な取り付けは、落下事故につながる危険性があります。

5.専門家への相談

今回の件は、電気工事や天井の強度に関する専門知識が必要となります。電気工事店や建築士などに相談することで、安全かつ適切な方法を見つけることができます。専門家のアドバイスを参考に、大家さんとの交渉を進めていきましょう。

安全第一を考え、専門家の意見を聞きながら、慎重に進めていくことが大切です。大家さんとの良好な関係を維持しながら、快適な住空間を実現しましょう。

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