賃貸マンションの修繕費用負担:トイレの鍵と浴室の壁の修繕について

賃貸契約中(入居中)のアパート、マンションの部屋内の設備の修理・修繕の負担費用について教えてください。現在3年目です。トイレの鍵が壊れていて締まりません。浴室のシャワーヘッドのところの壁がはがれてきていて現在はテープでとめています。この二点の修繕・修理を大家さんまたは管理会社にお願いしたいんですが、これは私たち借主負担ですか?賃貸契約書には以下のように記載されています。乙は私たち借主、甲は大家さんまたは管理会社で貸主のことです。(契約期間中の修繕)第9条 甲は、本項第一号から第四号に掲げる修繕を除き、乙が本物件を使用するために必要な修繕を行わなければならない。この場合において、乙の故意又は過失により必要となった修繕に対する費用は、乙が負担しなければならない。一 畳の表替え、畳の取替え 二 障子紙・ふすま紙の張り替え 三 電球、蛍光灯、ヒューズの取替え 四 その他費用が軽微な修繕と記載されてます。なので、トイレのドアの鍵の故障や浴室のシャワーヘッド部分の壁のはがれは故意又は過失になるんでしょうか?詳しく教えてください。家賃交渉についても新たに質問しているのでよかったらそちらも見てください。居住地は北陸の富山県になります。宜しくお願いします。補足回答有難うございます!①トイレの鍵故障 鍵が回らなくて内部で引っかかっているような感じです通常の使い方しかしてないんですがこちら負担になりそうです②風呂場のシャワー壁 昨日主人に聞いたんですが主人が「壊してしまった」そうではがれてきたのではなく故意だと判明。この二点の修理代はいくらくらいかかるんでしょうか?怖いです;報告義務;大事な事教えて下さり有難うございます明日休日なので電話して確認してもらいます

賃貸物件の修繕費用負担に関する基本的なルール

賃貸住宅に住んでいる場合、修繕費用を誰が負担するかは、大きく分けて「借主負担」と「貸主負担」に分けられます。 契約書に明記されている内容が最も重要ですが、一般的には、建物の構造部分や設備の老朽化による故障などは貸主(大家さんまたは管理会社)の負担、借主の故意または過失による破損は借主の負担となります。 今回のケースでは、賃貸契約書の第9条に記載されている内容が判断基準となります。

トイレの鍵の故障:故意または過失の判断

ご質問のトイレの鍵が回らなくなった件ですが、契約書には「乙の故意又は過失により必要となった修繕に対する費用は、乙が負担しなければならない」とあります。通常の使い方をしていたにもかかわらず鍵が壊れた場合は、借主の故意または過失とはみなされにくいでしょう。 鍵の故障は経年劣化や自然故障の可能性が高く、貸主負担となる可能性が高いと考えられます。ただし、鍵を無理やりこじ開けようとしたり、不適切な使用方法をしていた場合は、借主負担となる可能性があります。

今回のケースでは、通常の使い方しかしていないとのことですので、貸主への相談は必要ですが、借主負担になる可能性は低いと思われます。

浴室のシャワーヘッド部分の壁のはがれ:故意または過失の判断

浴室のシャワーヘッド部分の壁のはがれについては、ご主人から「壊してしまった」という告白があったとのことです。これは明確に借主の故意による損傷と判断されます。そのため、この修理費用は借主負担となります。

故意かどうかは、状況証拠やご自身の説明によって判断されるため、正直に管理会社に報告することが重要です。隠蔽しようとすると、後々トラブルになる可能性があります。

修繕費用の目安と報告義務

トイレの鍵の修理費用は、鍵の種類や作業内容によって異なりますが、数千円から数万円程度が目安です。浴室の壁の修理費用は、はがれの程度や修理方法によって大きく変動します。数千円から数万円、場合によっては十数万円かかる可能性も考えられます。具体的な費用は、業者に見積もりを依頼する必要があります。

賃貸契約では、修繕が必要になった場合、速やかに貸主に報告する義務があります。これは、被害の拡大を防ぎ、適切な対応を迅速に行うためです。今回のケースのように、現状を把握し、速やかに管理会社に連絡することで、スムーズな対応につながります。連絡の際には、状況を写真や動画で記録しておくと、より正確な情報伝達に役立ちます。

専門家(不動産管理会社)の視点

富山県で不動産管理業務に携わる専門家によると、「賃貸契約書に記載されている内容が最優先されます。しかし、故意または過失の判断が難しいケースでは、双方の話し合いで解決することが多いです。写真や動画などの証拠を提示することで、スムーズな交渉につながります。また、修繕業者への依頼は、貸主側が行うケースと借主側が行うケースがあります。契約書に記載されている内容を確認し、指示に従ってください。」とのことです。

具体的なアドバイス

  • 管理会社に連絡する前に、現状を写真や動画で記録しましょう。これは、後々のトラブル防止に役立ちます。
  • 管理会社に連絡する際には、冷静に事実を伝えましょう。感情的になるのではなく、客観的な事実を伝えることが重要です。
  • 修理費用については、見積もりを依頼し、内容を確認しましょう。高額な費用を請求された場合は、交渉する余地もあります。
  • 契約書をよく読み、不明な点は管理会社に確認しましょう。契約書の内容を理解することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
  • 弁護士などの専門家に相談することも検討しましょう。どうしても解決できない場合は、専門家の力を借りるのも一つの方法です。

まとめ

賃貸物件の修繕費用負担は、契約書の内容と故意・過失の有無が判断基準となります。今回のケースでは、トイレの鍵の故障は貸主負担の可能性が高く、浴室の壁のはがれは借主負担となる可能性が高いです。しかし、状況によっては交渉の余地もあります。管理会社に連絡する前に、現状を記録し、冷静に事実を伝えることが重要です。不明な点は、管理会社や専門家に相談しましょう。

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