賃貸マンションの低周波音問題:原因と対策

騒音?について質問です。4階建の3階、賃貸に住んでいます。先週末くらいから、日夜関係なく部屋に低いボ-ッという感じの音が響きます。今日も帰宅して(7時半)間もなく、その音が急に響いて、未だ止まる気配はありません。ギターのベースのように、一定の音階だけがランダムな長さで響きます。失礼ですが、壁に耳をあてて聞いてみても、隣、上下の方々からではなく、窓を開けて探ってもどこからか解りません。自分の耳鳴りかと思い耳をふさいでも、やっぱり思い違いのようです。壁を伝って響いている感じで、静かな住宅街なので、余計にその音が気になり横になっていると、思い違いでも耳鳴りのように感じて気持ち悪いです。音の原因はなんでしょうか?対策としては、やはり不動産に相談するしかないでしょうか?原因が解らないのに、解決してもらえるのでしょうか?私の部屋だけではないと思うのですが、周りの方々は気にならないのでしょうか…何か思い当たる方、同じような経験をされた方々、回答をお願いします。補足冷蔵庫や電気関係は壁には接触しておりません。

低周波音による騒音トラブル:原因を特定する

賃貸マンションの3階で、低い「ボッ」という音が日夜響き、それが壁を伝って聞こえるとのこと。ご心配ですね。この症状は、低周波音による騒音トラブルの可能性が高いです。低周波音は、20Hz以下の低い周波数の音で、人間の耳には聞き取りにくく、身体に直接振動として伝わることが特徴です。そのため、音源特定が難しく、悩まれている方も多いのです。

低周波音の発生源になりうるもの

低周波音の発生源は多岐に渡ります。ご自宅の状況から考えられる可能性をいくつか挙げ、それぞれについて確認していきましょう。

  • 外部要因:
    • 大型車両の走行:大型トラックやバスなどの走行振動が、建物の構造を通じて伝わる場合があります。特に、道路に近い建物では可能性が高いです。
    • 工事現場の機械:近隣で土木工事や建築工事が行われている場合、建設機械から発生する低周波音が原因となる可能性があります。特に、杭打ち機などは低周波音を発生させやすいです。
    • 工場やプラント:工場やプラントから排出される機械の振動が、遠くまで伝わる場合があります。風向きや地形の影響も考慮する必要があります。
    • 変電所・送電線:変電所や送電線から発生する低周波音は、周辺住民に影響を与えることが知られています。
  • 内部要因:
    • 建物の構造:建物の構造自体が低周波音を共鳴・増幅させる場合があります。特に古い建物や、特定の周波数に共鳴しやすい構造の建物では問題となる可能性があります。
    • 給排水設備:給湯器や排水管からの振動が低周波音として聞こえる場合があります。特に、古い設備や劣化している設備では可能性が高まります。
    • 換気扇:大型の換気扇や空調設備が原因となることもあります。
    • エレベーター:エレベーターの機械室からの振動が低周波音として聞こえる可能性があります。特に、古いエレベーターでは可能性が高まります。

音源特定のためのステップバイステップガイド

まずは、ご自身でできる範囲で音源特定を試みましょう。

  1. 時間帯と状況の記録:音が発生する時間帯、状況(天候、近隣の状況など)を詳細に記録しましょう。これにより、音源特定のヒントが得られる可能性があります。
  2. 音の発生源の探索:窓を開けて、音の発生源を探してみましょう。近隣の建物や道路、工事現場などを注意深く観察します。スマートフォンアプリなどで騒音レベルを測定することも有効です。
  3. 建物内の調査:給湯器、排水管、換気扇など、振動を発生させやすい設備の近くで音を聞いてみましょう。振動を感じるか、音の大きさが変化するかを確認します。
  4. 近隣への聞き込み:同じような音を聞いていないか、近隣住民に聞いてみるのも有効です。もし、複数の人から同じような音が聞こえているという報告があれば、音源特定の大きな手がかりとなります。

低周波音問題への対策

音源特定ができたら、適切な対策を講じましょう。

不動産会社への相談

音源が建物内部にある場合、または外部要因でも管理会社が対応できる範囲であれば、不動産会社に相談することが重要です。

  • 相談時のポイント:音の発生状況、時間帯、発生頻度、ご自身の症状などを具体的に説明しましょう。記録したデータがあれば提示すると、よりスムーズに相談が進みます。
  • 期待できる対応:状況によっては、建物の修繕や設備の交換などの対応が期待できます。ただし、原因が特定できない場合は、対応が難しい場合もあります。

専門家への相談

不動産会社での解決が難しい場合、騒音測定や原因調査を行う専門家(騒音測定士、建築音響技術者など)に相談することを検討しましょう。専門家は、精密な測定機器を用いて音源を特定し、適切な対策を提案してくれます。費用はかかりますが、原因究明には非常に有効です。

その他の対策

専門家への依頼と並行して、以下の対策も検討しましょう。

  • 遮音対策:窓や壁に遮音材を取り付けることで、低周波音の侵入を軽減できます。ただし、低周波音は遮音しにくい性質があるため、効果は限定的かもしれません。
  • 防振対策:振動が伝わる経路を遮断することで、低周波音の影響を軽減できます。例えば、床や壁に防振マットなどを敷くことで、振動の伝達を抑制する効果が期待できます。
  • 生活環境の見直し:音に敏感になっている状態であれば、生活環境の見直しも重要です。リラックスできる環境づくり、睡眠の質の向上に努めましょう。

まとめ

賃貸マンションでの低周波音問題は、原因特定が難しく、解決に時間がかかる場合があります。しかし、諦めずに、段階的に対策を進めていくことが重要です。記録、調査、専門家への相談などを組み合わせることで、原因特定と解決に繋がる可能性が高まります。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)