賃貸マンションのロスナイ、カビ臭の原因と対策

ロスナイという機械なんですが、中がカビたりすることがあるものなのでしょうか?カビているとして、放っておいたらなにか問題があるでしょうか?先日新しく賃貸マンションを借りて引っ越したのですが、ロスナイという換気扇のような機械がついていました。ただ、この機械を動かすとカビのような臭いがしてくるんです。換気口は他に各部屋についているので動かす必要はないんですが、これって放置すると中でカビが発生するようなものなのでしょうか。いつから使っていないのかわからないし、たぶんカビていると思うので怖くて開けていません。当面動かさなければ特に問題なさそうなのですが、放っておくとこの機械の外までカビが広がったりすることもあるのでしょうか?

ロスナイとは?カビの発生リスクと放置による問題点

ロスナイとは、三菱電機が製造・販売する「ロスナイセントラル換気システム」のことです。 一般的に、住宅の室内の空気を外気と交換する換気システムとして設置されています。 換気扇とは異なり、複数の部屋の空気をまとめて効率的に換気する仕組みです。 しかし、湿気や埃が溜まりやすく、長期間使用しないとカビが発生する可能性があります。

ロスナイ内部のカビ発生は、決して珍しいことではありません。 特に、長期間使用せず放置されていた場合、内部に湿気がこもり、カビの繁殖に最適な環境が作られてしまいます。 カビ臭は、その顕著なサインです。 放置すると、以下の問題が発生する可能性があります。

放置による問題点

  • 健康被害: カビの胞子が空気中に拡散し、アレルギー症状(くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど)や呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。特に、小さなお子さんや高齢者、喘息などの呼吸器疾患のある方は注意が必要です。 カビの種類によっては、より深刻な健康被害につながる可能性もあります。
  • 機器の故障: カビがロスナイの内部部品を腐食させ、故障の原因となる可能性があります。修理費用が発生するだけでなく、換気システムが機能しなくなることで、室内の空気環境が悪化し、健康被害や結露などの問題につながる可能性があります。
  • 悪臭の発生: カビは独特の臭いを発するため、室内に不快な臭いが充満し、生活の質を著しく低下させます。 臭いの原因が特定できない場合、精神的なストレスにも繋がります。
  • 二次被害: カビがロスナイ内部から外部に広がる可能性は低いですが、長期間放置することで、カビが本体の外側にまで繁殖し、見た目も悪くなる可能性があります。また、カビの胞子が壁や天井に付着し、新たなカビの発生源となる可能性も否定できません。

ロスナイのカビ対策:清掃方法と予防策

カビ臭がするロスナイは、放置せずに早急に清掃する必要があります。 しかし、内部構造が複雑なため、ご自身で清掃するのは困難です。 専門業者への依頼が最も安全で確実な方法です。

専門業者への依頼

専門業者は、ロスナイ内部の分解清掃、抗菌処理など、適切な清掃とメンテナンスを行います。 費用は業者や作業内容によって異なりますが、数万円程度が相場です。 見積もりを複数社から取ることで、最適な業者を選択できます。 インターネット検索や口コミサイトなどを活用して、信頼できる業者を選びましょう。

自分でできること:予防策

専門業者に依頼する前に、ご自身でできる予防策として、以下の点に注意しましょう。

  • 定期的な換気: ロスナイを使用しない場合でも、窓を開けて定期的に換気を行い、室内の湿気を逃がすことが重要です。特に、浴室やキッチンなど湿気が発生しやすい場所の換気はこまめに行いましょう。
  • 除湿機の活用: 梅雨や夏の時期など、湿度の高い時期には、除湿機を使用することで室内の湿度をコントロールできます。適切な湿度管理はカビの発生を抑制する上で非常に重要です。
  • 空気清浄機の設置: 空気清浄機は、空気中のカビの胞子を吸着し、除去する効果があります。特に、アレルギー症状のある方は、空気清浄機の設置を検討しましょう。

まとめ:ロスナイのカビ対策は早めの行動が重要

ロスナイからカビ臭がする場合は、放置せずに早急に適切な対策を行うことが重要です。 ご自身での清掃が難しい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。 また、定期的な換気や除湿など、予防策を講じることで、カビの発生リスクを軽減できます。 快適な室内環境を保つためにも、ロスナイのメンテナンスを怠らないようにしましょう。

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