賃貸マンションのユニットバスの床鳴り:修理難易度と対処法

賃貸マンションのユニットバスの床なりなんですが、ビシビシと音が激しく、これは、修理するのは、大変なんですか? 不動産の人に言ったら、これはしょうがないと言わました。明日、申し込みをしようと思ってますが、どうしてもこの、床なりが気になります、簡単に修理が出来ないから、不動産屋はしょうがないと言ったのでしょうか?そんなに修理が難しいのですか?

ユニットバスの床鳴り:原因と修理の難易度

賃貸マンションのユニットバスで床鳴りが発生し、それが「ビシビシ」と激しい音であれば、居住者のストレスに繋がる大きな問題です。不動産会社が「しょうがない」と対応を渋る理由、そして修理の難易度について詳しく解説します。

床鳴りの原因

ユニットバスの床鳴りの原因は様々です。主な原因として考えられるのは以下の通りです。

  • 経年劣化:ユニットバスは長年の使用により、部材の劣化や変形が起こります。特に、床と壁、床と下地の間の接着剤が剥がれたり、防水層に亀裂が入ったりすることで、振動が伝わりやすくなり、床鳴りが発生します。
  • 施工不良:ユニットバスの設置工事自体に不備があった場合、床鳴りが発生する可能性があります。例えば、下地との接着が不十分であったり、適切な固定がなされていなかったりする場合です。
  • 荷重:ユニットバス内に重いものを置いたり、頻繁に大きな衝撃を与えたりすることで、床に負担がかかり、鳴りが発生することがあります。特に、浴槽に長時間入ったり、シャワーを強く浴び続けたりする際に発生しやすいです。
  • 水回り特有の問題:ユニットバスは常に湿気が高い環境にあるため、木材の腐食や金属の錆びなどが原因で床鳴りが発生することもあります。特に、排水口周辺の劣化は注意が必要です。

修理の難易度と費用

床鳴りの修理難易度は、原因によって大きく異なります。

  • 軽微な場合:ネジの緩みなど、簡単な調整で解決する場合もあります。この場合は、自分で対処できる可能性も高く、費用もほとんどかかりません。
  • 中等度の場合:接着剤の剥がれや、部分的な補修が必要な場合は、専門業者に依頼する必要があります。費用は数万円から十数万円程度になることが多いでしょう。
  • 重度の場合:ユニットバス全体の交換が必要になる場合もあります。これは最も高額な修理となり、数十万円から数百万円の費用がかかる可能性があります。特に、下地部分の補修が必要な場合は、費用が高額になる傾向があります。

不動産会社が「しょうがない」と言ったのは、おそらく重度な修理が必要だと判断し、費用対効果を考慮した結果でしょう。ユニットバスの交換は高額なため、賃貸物件ではオーナー側が費用負担を躊躇するケースが多いのです。

賃貸での対処法と交渉方法

床鳴りが気になる場合は、以下のような対処法を試してみましょう。

自分でできる対処法

  • 原因の特定:床鳴りが発生する場所を特定し、その周辺に何か重いものがないか確認します。重いものを移動させて改善する可能性があります。
  • マットやラグの使用:浴室マットやバスマットを敷くことで、床への衝撃を軽減し、鳴りを小さくすることができます。防音効果のあるマットを選ぶとさらに効果的です。
  • 防音対策:ユニットバスの床下に防音材を敷くことで、床鳴りを軽減できます。ただし、賃貸物件では、勝手に工事を行うことは禁止されている場合が多いので、必ず不動産会社に相談しましょう。

不動産会社への交渉

不動産会社に「しょうがない」と断られたとしても、諦める必要はありません。以下の点を踏まえて、改めて交渉してみましょう。

  • 具体的な状況を説明する:床鳴りの発生状況(場所、頻度、音の大きさなど)を具体的に説明し、それが日常生活に支障をきたしていることを伝えましょう。
  • 写真や動画を提示する:床鳴りの状況を写真や動画で撮影し、証拠として提示することで、より説得力が増します。動画では、床鳴りの音も録音しておきましょう。
  • 修理費用負担の提案:修理費用の一部を負担する提案をすることで、交渉がスムーズに進む可能性があります。例えば、軽微な修理であれば、費用を全額負担する提案をするのも有効です。
  • 他の物件への変更:どうしても床鳴りが解消されない場合は、他の物件への変更を検討しましょう。契約前に問題点を指摘することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
  • 専門家の意見を参考にする:必要であれば、建築士や不動産鑑定士などの専門家に相談し、修理の必要性や費用について客観的な意見を聞きましょう。専門家の意見を提示することで、不動産会社との交渉を有利に進めることができます。

専門家の視点

建築士の視点から見ると、ユニットバスの床鳴りは、経年劣化や施工不良が主な原因です。特に、下地処理が不十分な場合や、適切な防水処理がされていない場合は、床鳴りが発生しやすくなります。修理費用は、原因の特定や修理方法によって大きく異なりますが、軽微な場合は比較的安価で済む一方、ユニットバス全体の交換が必要となる場合は高額な費用がかかる可能性があります。

まとめ

賃貸マンションのユニットバスの床鳴りは、居住者の生活の質を大きく左右する問題です。まずは、自分でできる対処法を試み、それでも改善しない場合は、不動産会社と冷静に交渉することが重要です。専門家の意見を参考にしながら、適切な解決策を見つけるようにしましょう。

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