賃貸マンションのベランダ壁の穴:心配なコンクリート穴と対策

賃貸マンションに住んでいます。ベランダのコンクリートの壁(部屋側)にエアコンの室外機につながる管をとめてあったと思われる小さな穴が10ヵ所ほどあいていました。何か影響などはありますか? 今年の1月に引っ越しをしてきて1週間くらい前に気が付きました。目で見る限り今のところ穴以外に問題はなさそうですが、この穴がいつからあったものなのかはわかりません。(ちなみに築29年です。)雨が降れば壁まで濡れることまあります、この穴のせいでこの壁だけがもろくなっているなどありますか?管理会社に問い合わせたところ『部屋の中の壁にしみてるとかないですよね?写真だけ撮っておくので退去の際請求はありません』とのことで穴の対処はありませんでした。このままでも大丈夫なものなのですか?少なくても後5年はここに住みたいと思っています。 ご回答よろしくお願いしますm(__)m

賃貸マンションベランダ壁の小さな穴:現状とリスク

築29年の賃貸マンションで、ベランダのコンクリート壁に小さな穴が複数あるとのこと、ご心配ですね。管理会社からは現状維持で問題ないと判断されたようですが、ご自身の目で確認し、不安が残るのも当然です。 この穴がエアコン配管の固定に使われていた可能性が高いですが、長年の風雨や経年劣化によって、コンクリートの強度や防水性に影響が出ている可能性も否定できません。

穴の現状とリスク評価

まず、穴の状況を詳しく確認しましょう。

* **穴の大きさ、深さ、数:** 正確に計測し、写真に記録しておきましょう。
* **コンクリートの劣化状況:** 穴の周囲のコンクリートにひび割れや剥離、粉化などがないか注意深く観察します。
* **雨漏りの有無:** 雨天時に穴から水が浸入していないか、室内に雨漏りがないか確認します。壁の内側に湿気やカビの発生がないかもチェックしましょう。
* **周辺環境:** ベランダの防水層の状態も確認しましょう。防水層に劣化が見られる場合は、穴からの浸水リスクが高まります。

これらの情報を元に、リスクを評価します。穴が小さく、コンクリートの劣化も軽微であれば、すぐに危険な状態とは言い切れません。しかし、穴が大きく、コンクリートが著しく劣化している場合、雨水の浸入により、以下のようなリスクがあります。

* **コンクリートの腐食:** 雨水がコンクリート内部に浸透し、鉄筋を腐食させる可能性があります。鉄筋が腐食すると、コンクリートの強度が低下し、ひび割れや崩落につながる可能性があります。
* **カビや藻の発生:** 湿気がこもりやすい状態になると、カビや藻が発生しやすくなります。これは健康被害にもつながるため注意が必要です。
* **シロアリ被害:** 湿気が原因でシロアリが発生する可能性もあります。
* **断熱性の低下:** 穴によって壁の断熱性が低下し、冬場の冷気や夏場の暑気の侵入につながる可能性があります。

専門家の意見と具体的な対策

管理会社は現状維持を認めていますが、ご自身の不安を解消するために、専門家の意見を聞くことをお勧めします。

* **建築士または不動産管理会社への相談:** 専門家に状況を説明し、現状の危険性や今後の対策について相談しましょう。写真や動画などを提示することで、より正確な判断が得られます。
* **コンクリート補修業者への相談:** 穴の補修を検討する場合は、コンクリート補修業者に相談しましょう。業者によっては、穴の補修だけでなく、コンクリートの劣化状況の検査や防水処理なども行います。

具体的な対策としては以下の通りです。

* **穴の補修:** 小さな穴であれば、エポキシ樹脂系の補修材で埋めることができます。ホームセンターなどで手軽に購入できます。大きな穴やひび割れがある場合は、専門業者に依頼する方が安心です。
* **防水処理:** 穴の補修後、防水処理を行うことで、雨水の浸入を防ぎます。防水スプレーや防水塗料を使用するか、専門業者に防水工事を依頼しましょう。
* **定期的な点検:** 定期的にベランダの壁の状態をチェックし、劣化が見られたらすぐに対応しましょう。

5年後の安心のために:長期的な視点

少なくとも今後5年間住む予定とのことですので、長期的な視点も重要です。

長期的な対策

* **記録の保持:** 現状の写真や動画、専門家からの意見などを記録として残しておきましょう。退去時のトラブルを避けるためにも重要です。
* **定期的なメンテナンス:** 築年数の古いマンションでは、定期的なメンテナンスが不可欠です。管理会社に相談し、建物のメンテナンス計画を確認しましょう。
* **保険への加入:** 万が一、コンクリートの劣化が原因でトラブルが発生した場合に備え、適切な保険に加入することを検討しましょう。

まとめ:安心安全な賃貸生活のために

ベランダのコンクリート壁の小さな穴は、放置すると様々なリスクを伴う可能性があります。管理会社からの回答だけで安心せず、ご自身の目で状況を確認し、必要であれば専門家の意見を聞き、適切な対策を講じることをお勧めします。 小さな穴を放置しないことで、快適で安心安全な賃貸生活を送ることができるでしょう。

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