賃貸マンションのフローリング劣化問題:築9年、6年住んでからの対処法と引っ越し時の費用

賃貸マンションのメンテナンス 築9年数か月のマンションに入居し、入居時に壁紙は交換してもらえましたが、フローリングは相当汚い状態(劣化等)のまま交換してもらえませんでした。 その状態から住んで6年経つので、さらに床の劣化が進み、掃除してもちっともきれいになりません。 隣の部屋は10年数か月住んで引っ越ししたのですが、床は次の入居者が決まっていない時期に総張り替えしていました。 10年経ってから入ればよかったねー、とあとから冗談で言ったりしますが、なんだか複雑です。 これってうちが引越しするまでは、あと何年たとうが張り替えてもらうのは無理なんでしょうか? 汚い状態で我慢しても、引っ越すときには家賃や敷金の中から新しいフローリングにするお金は引かれるんでしょうか? わかる方、回答宜しくお願いします。

築年数とフローリングの張り替え:賃貸におけるオーナーの義務と現状

築9年の賃貸マンションで、入居時にフローリングの交換がなかったこと、そして6年経過して劣化が著しい状態であること、ご心配ですね。結論から言うと、現状ではオーナーにフローリングの張り替えを請求するのは難しい可能性が高いです。しかし、引っ越し時の費用負担についても詳しく見ていきましょう。

賃貸における修繕義務:一般的にオーナーが負担するのは?

賃貸住宅における修繕義務は、「通常の使用による損耗」と「経年劣化」を区別する必要があります。

* **通常の使用による損耗:** これは、入居者の使用によって生じた傷や汚れのことです。例えば、小さな傷やへこみ、生活汚れなどは、入居者自身の責任範囲となります。
* **経年劣化:** これは、時間の経過とともに自然に生じる劣化のことです。フローリングの変色や色あせ、摩耗などは経年劣化に該当する可能性が高いです。

一般的に、経年劣化による修繕は、オーナーの義務ではありません。ただし、「著しい劣化」や「居住に支障をきたす状態」であれば、オーナーに修繕を依頼できる可能性があります。 今回のケースでは、6年間の使用による劣化に加え、入居時からの汚れも問題となっているため、判断が複雑になります。

隣の部屋との比較:ケースバイケースの現実

隣の部屋が10年後にフローリングを張り替えられていたことは、オーナーの判断基準が一定ではないことを示唆しています。これは、空室期間を利用して修繕を行うというオーナー側の戦略による可能性が高いです。入居者がいない期間であれば、工事による迷惑も少なく、効率的に修繕を進められます。

専門家(不動産管理会社)の意見

不動産管理会社に相談することで、より具体的なアドバイスを得られます。彼らは、オーナーと入居者の間の交渉を円滑に進めるための専門知識を持っています。 「著しい劣化」を客観的に証明する証拠(写真や動画など)を準備して相談することで、より効果的です。

引っ越し時の費用負担:敷金精算と重要事項説明

引っ越し時に、フローリングの劣化を理由に費用が差し引かれるかどうかは、契約内容によって異なります。

敷金精算:重要事項説明書の確認

賃貸契約を結ぶ際に受け取った「重要事項説明」をよく確認しましょう。そこには、敷金の返還に関する規定が記載されています。 通常、「通常の使用の範囲を超える損耗」については、入居者負担となるケースが多いです。 しかし、「経年劣化」がどの程度まで認められるのかは、曖昧な部分も存在します。

交渉のポイント:証拠と丁寧な説明

フローリングの劣化が「通常の使用範囲を超える」と判断された場合、費用負担を請求される可能性があります。しかし、入居時の状態を写真や動画で記録していた場合、その証拠を提示することで、負担額を軽減できる可能性があります。 また、オーナーとの交渉においては、丁寧な説明と冷静な対応が重要です。感情的な言葉遣いは避け、客観的な事実を伝えましょう。

具体的な対策とアドバイス

現状を変えるためには、以下の対策が考えられます。

1. 写真や動画で現状を記録する

フローリングの劣化状況を写真や動画で記録し、証拠として残しておきましょう。特に、入居時の状態と比較できるような写真があると効果的です。

2. 不動産管理会社またはオーナーに相談する

現状を説明し、修繕の可能性について相談しましょう。写真や動画などの証拠を提示することで、より説得力が増します。

3. 弁護士などに相談する

交渉が難航する場合、弁護士などに相談することを検討しましょう。専門家の意見を参考に、適切な対応を取ることができます。

4. 引越し前に清掃を徹底する

引っ越し前に、フローリングをできる限りきれいに清掃しておきましょう。これは、敷金精算において有利に働く可能性があります。

まとめ:冷静な対応と証拠が重要

賃貸マンションのフローリング劣化問題は、入居者とオーナー双方の立場を理解した上で、冷静に対処することが重要です。 証拠となる写真や動画の確保、丁寧な説明、そして必要であれば専門家への相談を検討することで、より良い解決策を見つけることができるでしょう。 今回のケースでは、残念ながら、入居中に張り替えをしてもらえる可能性は低いですが、引っ越し時の費用負担を最小限に抑えるための努力は可能です。

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