賃貸マンションのフローリングにピアノを設置!防振・防カビ対策徹底ガイド

今度賃貸マンションの2階の角部屋に引っ越しが決まりました。現在リフォーム中で、すべての部屋がフローリングになります。その部屋へアップライトピアノを入れるのですが、防振対策とフローリングを痛めないようにする為にピアノの下に畳を置こうと考えています。そこで質問なのですが、フローリングの上に畳を敷いてさらにピアノを置いたら、フローリングにカビが生えたり結露したりする可能性はありませんか?またフローリングと畳の間に何か挟んだ方が良いでしょうか?もしカビが生える事が考えられるなら、畳ではなく他にどのような対策を取ったら良いですか?一度ピアノを置いてしまったら次に引っ越すまで動かせないので、畳を時々上げて乾燥させてあげる事はできません。

フローリングと畳、ピアノ設置による結露・カビ発生リスク

アップライトピアノをフローリングの上に畳を敷いて設置する場合、結露やカビの発生リスクについてご心配ですね。結論から言うと、適切な対策を施さなければ、カビや結露が発生する可能性はあります

ピアノは重量があり、特に湿度の高い環境では、畳とフローリングの間に湿気がこもりやすくなります。畳自体も吸湿性が高い素材です。常に湿った状態が続けば、フローリングにカビが発生する可能性があり、最悪の場合、床材の腐敗につながることも考えられます。また、ピアノの重量と室温・湿度によっては、畳とフローリングの間に結露が発生する可能性も否定できません。

フローリングと畳の間に挟むものと、防カビ・防湿対策

フローリングと畳の間に何か挟むことは、カビや結露対策に非常に有効です。おすすめは、通気性と吸湿性に優れた素材です。具体的には、以下のものが挙げられます。

  • 防湿シート: 市販されている防湿シートは、湿気を通さず、カビの発生を防ぐ効果があります。畳の下全体に敷くことで、フローリングへの湿気侵入を防ぎます。
  • 調湿シート: 防湿シートと異なり、湿気を吸収・放出する機能を持つシートです。湿度が高いときは湿気を吸収し、乾燥しているときは放出することで、常に快適な湿度を保つ効果があります。ピアノの設置環境によっては、防湿シートよりも調湿シートの方が効果的です。
  • すのこ: 通気性を確保するために、すのこを敷くのも有効です。ただし、すのこの素材によっては、ピアノの重量に耐えられない可能性があるので、しっかりとした頑丈なすのこを選ぶ必要があります。また、すのこ自体がカビやすい素材の場合は注意が必要です。

これらの素材を組み合わせることも可能です。例えば、防湿シートの上にすのこを敷き、その上に畳を置くことで、より効果的な防湿・通気対策ができます。

畳以外の防振・防音対策

畳を使用することに不安がある場合は、畳以外の防振・防音対策を検討しましょう。

  • 防振ゴム: ピアノ専用の防振ゴムを使用することで、振動を吸収し、床へのダメージを軽減できます。ピアノの脚の下に設置するだけで効果があります。
  • 防音マット: ピアノの設置面全体に防音マットを敷くことで、防振効果と防音効果を同時に得ることができます。厚みのあるマットを選ぶことで、より効果が高まります。
  • 防振ボード: 防振ゴムよりも高価ですが、より高い防振効果が期待できます。特にマンションの高層階など、振動が気になる場合は有効です。
  • 専門業者への依頼: ピアノの防振・防音対策は、専門業者に依頼することも可能です。専門業者は、最適な対策方法を提案し、施工まで行ってくれます。費用はかかりますが、確実な対策を求めるのであればおすすめです。

専門家の視点:ピアノ設置における注意点

ピアノ設置に関する専門家の意見として、以下の点を考慮することが重要です。

* **ピアノの重量と床の耐荷重:** アップライトピアノでも重量は相当あります。設置場所の床の耐荷重を確認し、問題がないことを確認しましょう。賃貸契約書や管理会社に確認することをお勧めします。
* **湿気対策の重要性:** 湿度が高いとカビや結露が発生しやすくなります。除湿機を使用したり、定期的に換気をしたりするなど、湿度管理を徹底しましょう。
* **防振対策の重要性:** ピアノの音や振動は、近隣住民に迷惑をかける可能性があります。防振対策をしっかり行い、トラブルを避けるようにしましょう。

具体的な対策と手順

1. **床の確認:** まず、フローリングの耐荷重を確認します。管理会社に確認するか、賃貸契約書を確認しましょう。
2. **防湿シートの敷設:** フローリング全体に防湿シートを敷きます。シートの端はしっかりと密着させ、隙間がないように注意しましょう。
3. **すのこ(または調湿シート)の設置:** 防湿シートの上に、すのこまたは調湿シートを設置します。通気性を確保するため、すのこを使用する場合は、隙間が空いているものを選びましょう。
4. **畳の設置:** すのこまたは調湿シートの上に畳を設置します。畳のサイズがピアノのサイズに合っているかを確認しましょう。
5. **ピアノの設置:** ピアノを慎重に設置します。ピアノの脚の下に防振ゴムを設置するのも効果的です。
6. **定期的な換気:** 定期的に部屋の換気をし、湿気をため込まないようにしましょう。除湿機を使用するのも効果的です。

まとめ

フローリングの上に畳を敷いてピアノを設置する場合、結露やカビの発生リスクを軽減するために、適切な防湿・通気対策が不可欠です。防湿シート、調湿シート、すのこなどを活用し、通気性を確保することで、カビや結露の発生リスクを大幅に低減できます。また、防振対策も忘れずに行い、近隣への配慮も忘れずに快適な音楽ライフを送りましょう。

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