賃貸マンションのクロス剥がれと結露問題:原因究明と解決策

新築で入って四年の賃貸鉄筋コンクリート造マンションに住んでいます。24時間換気システムがついてますので、常に稼働させ、湿気がたまらないようにどちらかといえば乾燥気味の家です。隣室との壁面上部梁の下くらいから、昨年よりクロスにシミがでてきて、先月、壁紙がはがれてきました。クロス下のコンパネも湿っていて、カビもでています。建築した、ゼネコンによると、私が室内で洗濯物を干してるから、換気システムを弱で利用していることによる結露が原因と。毎日洗濯物を部屋に干してるわけでもなく、換気システムも常に強で使えと指導があったわけでもなく、部屋の換気口はしめたこともなく、風呂場もカビることなく湿気には注意して、生活してるし、窓ガラスも結露したことないのに、隣室との壁面からだけ結露しますか?たかが四年で、ひどく加湿させたわけでもないのに、クロスがはがれるほどになりますか?友人の建築業者によれば外壁、上階ベランダの防水不良による壁に水分がしみてきているのではないかとのことです。入居者のせいにあくまでもしようとする建設会社がゆるせません!

賃貸マンションのクロス剥がれ:原因の可能性

ご自宅のクロス剥がれ、大変お困りのことと思います。建設会社の説明に納得できないお気持ちもよく分かります。 4年でクロスが剥がれるのは異常であり、入居者側の責任とするには無理があるケースが多いです。 原因を特定するために、いくつかの可能性を検討してみましょう。

1. 結露の可能性

建設会社が主張する結露の可能性は、確かにあります。しかし、24時間換気を常に稼働させているにも関わらず、特定の壁面のみで結露が発生し、クロスが剥がれるほどになるのは、通常考えにくいことです。 結露は、室内の湿気が壁面にぶつかり、温度差によって水滴となる現象です。 窓や外壁に結露が発生しやすいのは、外気温との温度差が大きいからです。しかし、隣室との壁面で結露が発生する場合は、壁内部に何らかの問題がある可能性が高いです。

2. 防水不良の可能性

友人の建築業者の指摘通り、外壁や上階ベランダの防水不良が原因である可能性が高いです。 雨漏りや湿気は、目に見えない部分から侵入することがあります。特に、隣室との境目となる壁面は、防水処理が不十分な場合、水分が浸透しやすくなります。 長期間にわたって水分が浸透すると、クロスが剥がれ、カビが発生する原因となります。 これは、窓ガラスに結露がないこととも矛盾しません。

3. その他の可能性

* 施工不良:壁内部の断熱材や下地材の施工不良により、結露が発生しやすくなっている可能性があります。
* 配管からの漏水:壁内部を通る給排水管からの漏水も考えられます。 微量の漏水でも、長期間にわたるとクロスに影響を与えます。
* 隣室からの漏水:隣室からの漏水も考えられます。 例えば、隣室の浴室やキッチンからの漏水などが原因となっている可能性があります。

問題解決のためのステップ

まずは、客観的な証拠を集めることが重要です。

1. 専門家による調査

信頼できる建築士や不動産鑑定士に依頼し、建物の状況を調査してもらいましょう。 専門家は、目視検査や測定器を用いて、原因を特定します。 調査結果を証拠として、建設会社との交渉に臨むことができます。 調査費用は、建設会社に請求できる可能性もあります。

2. 写真・動画の撮影

現状を記録するために、クロスのはがれやカビ、湿っている部分などを写真や動画で記録しておきましょう。 日付と時刻を記録しておくことも重要です。

3. 建設会社との交渉

専門家の調査結果を基に、建設会社と交渉を行いましょう。 建設会社が責任を認めない場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。 証拠が揃っていれば、裁判で勝訴する可能性も高くなります。

4. 保険の活用

火災保険や家財保険に加入している場合は、保険金請求できる可能性があります。 保険会社に状況を説明し、保険金の請求手続きを進めましょう。

具体的なアドバイス

* 証拠の確保:写真、動画、専門家の調査報告書などを保管しましょう。
* 記録の保持:建設会社とのやり取り(メール、手紙など)を全て記録しておきましょう。
* 冷静な対応:感情的な対応は避け、冷静に事実を伝えましょう。
* 専門家の活用:弁護士や建築士などの専門家の力を借りましょう。

事例紹介

類似の事例として、外壁の防水不良により、マンションの複数戸でクロス剥がれが発生した事例があります。 この事例では、裁判の結果、建設会社が修繕費用を負担することになりました。 このような事例は、あなたの交渉にも役立つでしょう。

専門家の視点

建築士の視点から見ると、4年でクロスが剥がれるのは異常です。 原因を特定するために、建物の構造や施工状況を詳しく調べる必要があります。 特に、隣室との境目となる壁面は、防水処理が重要です。 防水処理が不十分な場合、雨水や湿気が浸透し、クロスが剥がれる原因となります。 建設会社は、適切な調査を行い、原因を特定し、修繕を行う責任があります。

まとめ

賃貸マンションのクロス剥がれは、入居者の責任とは限りません。 防水不良や施工不良など、建設会社側の責任である可能性が高いです。 専門家による調査を行い、証拠を揃えて、建設会社と交渉を進めましょう。 必要であれば、弁護士に相談することも検討してください。 冷静な対応と、適切な証拠の確保が、問題解決への鍵となります。 諦めずに、権利を主張しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)