賃貸マンションのクロス・畳の張り替えは可能?15年住み続けたお部屋のリフォーム相談

賃貸マンションのクロスの張り替え・畳替えはできますか? 賃貸住宅に15年程住んでいます。 入居時はクロスは新品ではなかったものの 汚れはあまり気になりませんでしたが、15年経過するとだいぶ汚れてしまっています。 一部屋には黒カビが生えてしまっており、以前仲介業者へ張り替えを申し出たところ 断られてしまいました。 カビの生えた部屋(北西向)で暮すのはとても健康的に不安があります。 退去時でしか張り替えはしてもらえないのでしょうか?(一部屋だけでも直したいのですが・・・) 別の和室の畳もだいぶ痛んでいます。 詳しい方がいらっしゃいましたら教えて下さい。よろしくお願いします。

賃貸におけるクロス・畳の張り替え:可能性と現実

15年も住み続けられた賃貸マンション、思い出がたくさん詰まっていることと思います。しかし、経年劣化によるクロスの汚れやカビ、畳の痛みは、生活の質を大きく下げてしまう原因となります。特に、カビの発生は健康面への影響も懸念されますので、早急な対応が望ましいでしょう。

結論から言うと、賃貸マンションにおいて、クロスや畳の張り替えは必ずしも認められるとは限りません。 多くの賃貸契約では、原状回復義務を借主が負うことが明記されています。つまり、退去時の状態を「入居時と同等」に戻す責任が借主にあるのです。そのため、大家さんや管理会社によっては、クロスや畳の張り替えを退去時まで待たせるケースが多いのです。

しかし、諦める必要はありません。 状況によっては、借主負担でリフォームできる可能性があります。 以下、具体的な対応策と、成功へのポイントを解説します。

カビ対策:健康と安心のために

北西向きの部屋で発生した黒カビは、湿気と日照不足が原因と考えられます。放置すると、健康被害(アレルギー、呼吸器疾患など)につながる可能性があります。まずは、カビの除去と原因究明が重要です。

カビ除去方法

* 換気:こまめな換気は必須です。窓を開け放ち、空気の循環を良くしましょう。除湿機を使用するのも効果的です。
* 清掃:カビが生えた箇所を、市販のカビ取り剤で丁寧に清掃します。 使用する際は、必ず換気を十分に行い、ゴム手袋やマスクを着用して、肌への刺激を防ぎましょう。 清掃後、完全に乾燥させることが重要です。
* 乾燥対策:湿気がたまりやすい場所には、除湿剤や除湿シートを置いて、湿度をコントロールしましょう。 クローゼットや押し入れなども定期的に換気し、乾燥状態を保ちましょう。

大家さんへの交渉:張り替えの可能性を探る

カビの発生は、居住者の健康に関わる重大な問題です。 大家さんや管理会社に、現状の写真やカビの発生状況を説明し、張り替えの許可を求める交渉をしてみましょう。

交渉のポイントは、以下の通りです。

* 丁寧な説明:冷静に、現状と健康への不安を丁寧に説明しましょう。感情的になることは避け、客観的な事実を伝えましょう。
* 具体的な提案:単に「張り替えを希望します」ではなく、「このカビ取り剤を使用し、清掃しましたが改善されませんでした。そのため、張り替えをお願いしたいです」といった具体的な提案をすることで、相手も理解しやすくなります。
* 費用負担:費用負担についても明確にしましょう。借主負担を前提に、見積もりを取って提示することで、交渉がスムーズに進む可能性があります。
* 専門家の意見:必要であれば、専門業者(ハウスクリーニング業者や建築士)に相談し、現状の報告書や改善策の提案書を作成してもらい、交渉材料として活用しましょう。

畳の張り替え:和室の雰囲気を蘇らせる

畳の痛みについても、同様に大家さんや管理会社に相談してみましょう。 畳の痛み具合を写真で示し、修理または張り替えの必要性を訴えましょう。 こちらも、費用負担について明確に提示することが重要です。

クロス・畳張り替えの費用相場

クロスと畳の張り替え費用は、部屋の広さや使用する材料によって大きく異なります。 目安として、以下のような費用相場を参考にしましょう。

* クロス張り替え:6畳間で約3~5万円(材料費込み)
* 畳表替え:6畳間で約3~5万円(材料費込み)
* 畳新調:6畳間で約8~12万円(材料費込み)

退去時の原状回復:トラブルを防ぐために

クロスや畳の張り替えが認められなかった場合でも、退去時には原状回復義務を負うことを忘れないようにしましょう。 退去前に、現状を写真やビデオで記録しておき、トラブルを防ぎましょう。 また、契約書に記載されている原状回復に関する規定をしっかり確認し、大家さんや管理会社と事前に確認しておくことが重要です。

専門家への相談:安心できる解決策を

どうしても解決できない場合は、不動産専門家や弁護士に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、より適切な解決策を見つけることができるでしょう。

まとめ: proactiveな対応で快適な住まいを

賃貸マンションであっても、居住者の健康と快適な生活を守るために、積極的に大家さんや管理会社とコミュニケーションを取り、問題解決に臨むことが重要です。 上記を参考に、粘り強く交渉を行い、快適な住まいを手に入れましょう。

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