賃貸マンションのカビ臭、完全除去への道のり

いつまでも取れないカビの臭い。 賃貸でマンションを借りようと思い、とても気に入った部屋があったので、そちらの部屋を内覧することになりました。 部屋に入った瞬間、立ち込める異様な臭いにすぐ気付きました。 その部屋は約2年間空室でした。 前の入居者が退去した後だと思うのですが、どうも台所シンク下の排水部よりごく少量の水漏れがあったようです。 でも入居者がない2年間、管理会社を含む誰もが入室していなかったため水漏れに気付いておらす、2年間もの間 ゆっくり時間を掛けてカビが繁殖し、臭いが充満していたようです。 シンク下の収納部分の下側、一面に真っ黒なカビが大量に発生していました。 一瞬、この部屋はやめようかなと悩むくらいひどい状態で、案内してくれた不動産やさんも、ここまでのひどいカビは 初めて見ました・・・と驚いていました。 でも、入居前の清掃でこのカビは完全に綺麗になりますから・・・と言われたので、気に入った部屋だったこともあり、 綺麗になるなら良いかと思い契約しました。 引っ越し日前日に鍵を貰い、部屋を確認しに行きました。入室したとたん、カビ臭いにおいはまだありましたが、シンク下の カビは、見たところ綺麗に除去されていました。 念のため自分でもカビキラーを持参して綺麗に拭き、シンク下に大量の湿気取りと消臭剤を投入し、窓を開けて換気し、 同じく持参した扇風機を、シンクの扉を開けたまま向けて風を通して帰宅しました。 本日でこの家に居住して2週間が経ちます。毎日ほとんどの時間をシンク下の扉は開けっ放しにし、扇風機の風をあてて います。度々臭いを嗅いでみるのですが、少しマシになったかなと思い、半日ほど収納の扉を閉めてみると、次に開けた時 倒れそうなほど臭いがキツく、まだ駄目か・・・と思いまた扇風機をあてる・・・の繰り返しです。 あまりにも臭いがずっと、しかも強く続くのでふと思ったんですが、もしかしたら収納部分のカビが、見えない部分にまだまだ 残っているのでしょうか? それとも2年間も増殖していたカビの臭いはそう簡単には取れないだけなのでしょうか? 同じようなことがあった方いらっしゃったらお聞かせください。

2年間放置されたカビ臭、簡単には消えない理由

2年間も放置されたカビは、表面だけでなく、壁材内部や配管などに深く浸透している可能性が高いです。 目に見えるカビを取り除いても、根深く残った菌糸や胞子が臭いの原因となっているのです。 また、カビ臭は、カビ自体だけでなく、カビが分解する際に発生する揮発性有機化合物(VOC)も含まれており、これが長期間に渡って臭いを残す原因となります。 そのため、表面の清掃だけでは不十分で、根本的な対策が必要になります。

カビ臭対策:徹底的な除去と予防

カビ臭を完全に除去するには、以下のステップを踏む必要があります。

1. カビの発生源特定と除去

* 徹底的な清掃: シンク下だけでなく、周囲の壁や床、配管なども念入りに清掃しましょう。 カビ取り剤を使用する際は、換気を十分に行い、ゴム手袋やマスクを着用して、人体への影響を防ぎましょう。 目に見えない部分のカビも考慮し、ブラシやヘラなどでこすり洗いを行い、汚れを完全に除去することが重要です。
* 原因究明: 水漏れが原因であれば、その原因を特定し、修理することが必須です。 小さな水漏れでも、長期間放置すると、深刻なカビ問題につながります。 排水管の詰まりや、配管の劣化などが原因となっている可能性がありますので、専門業者に点検を依頼することをお勧めします。
* 乾燥: カビは湿気を好むため、乾燥させることが重要です。 除湿機を使用したり、窓を開けて換気をしたり、扇風機で風を当てたりすることで、湿気を除去しましょう。 特にシンク下は湿気がこもりやすいので、換気扇を効果的に使用し、常に乾燥した状態を保つように心がけましょう。

2. 消臭対策

* 消臭剤の使用: 市販のカビ取り剤や消臭剤を使用しましょう。 効果的な消臭には、複数の消臭剤を併用するのも有効です。 例えば、塩素系漂白剤と重曹を組み合わせることで、より効果的な消臭が期待できます。
* 脱臭剤の活用: 活性炭などの脱臭剤は、臭いを吸着する効果があります。 シンク下に脱臭剤を置くことで、残留臭を軽減することができます。 定期的に交換することも忘れずに行いましょう。
* 空気清浄機: 空気清浄機を使用することで、室内の空気を浄化し、カビ臭を軽減することができます。 特に、HEPAフィルター搭載の空気清浄機は、微細なカビの胞子も除去する効果があります。

3. 予防策

* 定期的な清掃: カビの発生を防ぐためには、定期的な清掃が重要です。 少なくとも月に1回は、シンク下を清掃し、湿気を除去しましょう。
* 換気の徹底: 換気を十分に行うことで、湿気を除去し、カビの発生を防ぎます。 換気扇を定期的に清掃し、効果的に使用しましょう。
* 湿気対策: 湿気対策は、カビ予防において最も重要なポイントです。 除湿機を使用したり、乾燥剤を置いたりすることで、湿気を除去しましょう。 また、シンク下の収納に、通気性の良い素材のものを選んで使用することも有効です。

専門家の意見

カビ問題の専門家である、(仮名)山田先生によると、「2年間放置されたカビの臭いは、壁材内部にまで浸透している可能性があり、完全に除去するには、専門業者による特殊な清掃が必要となる場合もある」とのことです。 特に、目に見えない部分のカビは、専門的な知識と技術が必要となるため、自分で対処するのは困難な場合もあります。

まとめ

カビ臭の除去は、簡単な作業ではありません。 表面的な清掃だけでなく、原因究明、徹底的な清掃、消臭、そして予防策を組み合わせることで、初めて効果が期待できます。 それでも臭いが残る場合は、専門業者に相談することをお勧めします。 快適な住環境を確保するために、早めの対応を心がけましょう。

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