賃貸マンションのカビ・結露問題と住み替え手数料:オーナーの責任と解決策

マンションの1F真ん中の部屋に住んでいますが、入居時に畳前面にカビが生えておりそれをオーナーに苦情を言うと畳は交換できないと拭き掃除で対応。その後カビとダニに悩まされ。クローゼットの天井から冬でもなにのに結露で雫が落ちてくるわ、天井の壁紙?がベロンと剥がれてぶら下がるわ、部屋の壁もボコボコと浮いてきました。オーナーに苦情をいうと洗面所の換気扇の取替えをしてくれました。その後クローゼットは雫が落ちる所にタオルを2週間に1度置きに来るという対応が続き、状況は改善されませんでした。天井に除湿の板を貼り付けようとしてくれましたが、うまくいかず、今は何もされてない状況です。掃除は毎日かかさずにダニアースを何回しても改善されず、ダニロボなるダニマットを何枚も購入して置きましたが、数日するとまた元通り。そして、湿度が常に高いので除湿機を購入。除湿機で毎日12リットルは捨てています。それでも改善されず家族は全身ダニに刺され続けています。入居して2年になりますが、1歳になる娘がいつもポリポリしている事や今後喘息なども心配なので部屋を代えて欲しいと言うと、「そんなに大変なら認めてもいい」といわれました。でも、今の部屋の修理に敷金から使用する料金と部屋を移る住み替え手数料が必要だと言われたのですが、住み替え手数料とは普通必要なものなんでしょうか?契約しなおしになるので敷金もまた必要だと言われたのですが、こういう場合、オーナーにも責任はあると思うのですが。分かる方教えてください。

深刻な住宅問題:カビ、結露、ダニ被害

賃貸マンションでカビ、結露、ダニによる深刻な被害に悩まされているとのこと、大変お辛い状況ですね。1歳のお子さんにも影響が出ているとのことですので、早急な解決が必要です。 まず、現状を整理しましょう。

* **入居時からのカビ問題:** 畳のカビは拭き掃除だけで済まされたとのことですが、これは明らかに不適切な対応です。カビは健康被害をもたらす可能性があり、適切な除去と原因究明が求められます。
* **結露と壁の劣化:** クローゼットの結露、壁紙の剥がれ、壁の浮きなどは、建物の老朽化や適切な換気・断熱不足を示唆しています。これらは居住者の健康だけでなく、建物の構造的な問題にも発展する可能性があります。
* **ダニ被害:** ダニによる刺咬被害は、アレルギーや喘息の発症リスクを高めます。特に、お子様がいるご家庭では、深刻な問題です。
* **オーナーの対応:** 洗面所の換気扇交換以外、効果的な対応は取られていません。タオルを置く程度の対応では、根本的な解決にはなりません。

住み替え手数料の必要性とオーナーの責任

「住み替え手数料」は、通常、契約更新時や部屋変更時に発生するものではありません。 オーナーが「住み替え手数料」を請求するのは、不適切な可能性が高いです。 現状の住宅状況は、オーナーの賃貸借契約上の瑕疵担保責任(建物の欠陥に対する責任)に該当する可能性が高いです。

瑕疵担保責任とは?

民法において、賃貸借契約には、貸主(オーナー)は、借主(あなた)に「瑕疵のない物件を貸す義務」があります。 つまり、入居時に既に存在していた欠陥(カビ、結露の原因となる建物の欠陥など)に対して、貸主は責任を負うということです。

オーナーの責任とあなたの権利

今回のケースでは、入居時から存在したカビや、その後発生した結露・壁の劣化などは、オーナーの瑕疵担保責任に該当する可能性が高いと考えられます。 そのため、住み替え手数料を請求される正当な理由はありません。 むしろ、オーナーは、現状の住宅状況を改善する責任を負っています。 改善できない場合は、あなたに損害賠償を支払う義務も発生する可能性があります。

具体的な対処法

1. **証拠の確保:** 写真や動画で、カビ、結露、壁の劣化状況を詳細に記録しましょう。 除湿機の排水量も記録しておくと効果的です。
2. **書面での請求:** オーナーに、現状の住宅状況と改善を求める内容証明郵便を送付しましょう。 写真や動画、除湿機の排水量記録などを添付し、具体的な改善策と期限を提示します。
3. **専門家の相談:** 必要に応じて、不動産会社や弁護士、建築士などの専門家に相談しましょう。 専門家からの意見は、オーナーとの交渉において強い武器となります。 特に、住宅の状況を客観的に評価してもらうことで、あなたの主張の正当性を高めることができます。
4. **交渉の記録:** オーナーとの電話やメールでのやり取りは、全て記録しておきましょう。
5. **自治体への相談:** 状況が改善しない場合は、お住まいの地域の住宅相談窓口や消費者センターに相談してみましょう。

住み替えを検討する場合

もし、オーナーとの交渉が難航し、住み替えを検討する場合でも、住み替え手数料は支払う必要はありません。 敷金についても、現状回復費用として一部差し引かれる可能性はありますが、不当な金額を請求されないよう注意しましょう。 専門家と相談しながら、正当な範囲での敷金精算を交渉することが重要です。

まとめ

今回のケースは、オーナーの瑕疵担保責任の問題が大きく関わっています。 まずは、証拠をしっかり確保し、書面で改善を求めることから始めましょう。 専門家の力を借りながら、冷静に交渉を進めていくことが大切です。 お子さんの健康を守るためにも、諦めずに問題解決に取り組んでください。

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