賃貸マンションのエアコンからダニのような虫が発生!原因と対策、交換の可能性について

賃貸マンションの部屋に備え付けのエアコンを使っていたのですが、スイッチを入れると風の吹き出し口からダニのような虫が大量に出てきて使えません。入居して三年目です。 一年目は恐らく気付かないまま使用し、二年目に気付き管理会社に頼みクリーニングをしてもらいました。すると半年で再び虫が出てくるようになって気持ち悪くて冬は使いませんでした。 夏は流石に暑さできついのでエアコンを使いたいのですが、クリーニングしても直ぐに虫が沸くようなら意味がないですし、管理会社に言えば新しい物と交換して貰えますでしょうか? ちなみに現在部屋にあるのは十年以上前の古いタイプのエアコンです。

エアコンから虫が出る原因

エアコンからダニのような虫が出てくる原因は、主に以下の3点です。

  • エアコン内部の汚れ:長期間使用したエアコン内部には、ホコリやカビ、ダニの死骸などが蓄積されます。これらの有機物は、ダニやゴキブリなどの害虫の格好の餌となり、繁殖の温床となります。特に、古いタイプのエアコンは、構造上汚れが溜まりやすく、清掃が困難な場合もあります。
  • 排水経路の詰まり:エアコンの排水経路が詰まると、排水が滞留し、カビや細菌が繁殖しやすくなります。これにより、虫が発生する可能性が高まります。排水経路の詰まりは、エアコンの故障や不適切な設置にも繋がることがあります。
  • 外部からの侵入:建物の構造上の問題や、窓や壁の隙間から虫がエアコン内部に侵入することもあります。特に、古いマンションの場合、建物の劣化によって隙間が生じている可能性があります。

古いエアコンはリスクが高い

質問にあるように、十年以上前の古いタイプのエアコンは、これらの問題が起こりやすい傾向があります。古いエアコンは、フィルターの目が粗かったり、内部構造が複雑で清掃が困難な場合が多く、汚れが蓄積されやすいのです。また、部品の劣化によって、排水経路が詰まりやすくなっている可能性もあります。

管理会社への対応と交換の可能性

クリーニング後もすぐに虫が発生する状況は、管理会社に改めて相談する必要があります。賃貸物件におけるエアコンは、通常、家主または管理会社の責任で維持管理されるべき設備です。そのため、虫の発生が深刻な状況であれば、修理または交換を請求できる可能性が高いです。

管理会社への相談方法

管理会社への相談は、以下の点を明確にして行いましょう。

  • 発生している虫の種類と量:写真や動画を撮っておくと、状況説明が容易になります。
  • これまでの経緯:クリーニングを行った日時や、その後の状況を詳細に伝えましょう。
  • 具体的な要望:エアコンの修理、クリーニング、または交換を明確に伝えましょう。
  • 証拠の提示:写真や動画、過去の修理記録などを提示することで、主張の信憑性を高めることができます。

交換の可能性を高めるポイント

管理会社がエアコンの交換に応じてくれる可能性を高めるためには、以下の点を意識しましょう。

  • 健康被害への懸念を伝える:ダニや虫によるアレルギーや健康被害のリスクを訴えることで、管理会社の対応を促すことができます。
  • 法的根拠を理解する:賃貸借契約書や、借家人保護に関する法律などを確認し、家主の責任範囲を把握しておきましょう。必要であれば、弁護士や専門機関に相談することも検討しましょう。
  • 丁寧なコミュニケーション:感情的にならず、冷静に状況を説明し、具体的な解決策を提案しましょう。

自分でできる対策

管理会社への対応と並行して、自分でできる対策もいくつかあります。ただし、これらの対策はあくまで補助的なものであり、根本的な解決には繋がりません。

  • 定期的な清掃:フィルターの清掃はこまめに行いましょう。市販のエアコンクリーナーを使用するのも有効です。ただし、内部の清掃は専門業者に依頼することをお勧めします。
  • 防虫対策:エアコンの周囲に防虫剤を置くなど、虫の侵入を防ぐ対策を講じましょう。ただし、エアコン内部への直接的な使用は避けてください。
  • 専門業者への依頼:自分で清掃できない場合は、エアコンクリーニングの専門業者に依頼しましょう。専門業者であれば、内部の汚れを徹底的に除去し、虫の発生を防ぐことができます。

専門家の意見

一般社団法人日本建築設備メンテナンス協会の専門家によると、「古いエアコンは内部構造が複雑で、清掃が困難なため、虫の発生リスクが高い。定期的な専門業者による清掃が不可欠であり、それでも改善しない場合は、交換を検討すべき」とのことです。

まとめ

エアコンから虫が発生する問題は、放置すると健康被害にも繋がるため、早急な対応が必要です。まずは管理会社に状況を伝え、修理または交換を依頼しましょう。その上で、自分でできる対策も行いながら、快適な住環境を取り戻してください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)