賃貸マンションで壁の色を変えることは可能?壁紙の張り替えや塗装について徹底解説

賃貸マンションで、元の壁紙をはがし、壁に色を塗ったり新たに壁紙を貼ったりすることは可能なのでしょうか?以前安野モヨコさんのエッセイに「退去するときに現状復帰すれば、壁紙を張り替えたりしても大丈夫」ということが書いてありました。もとから外国のお部屋のように壁の色を変えたりすることに興味があって、この度引越しをすることになったので、もし可能なら壁のカラーリングに挑戦してみたいと思ってます。仲介業者の方や大家さんは、お部屋を汚したりということにすごく過敏になってらっしゃると思うので、なかなか面と向かって聞きづらくて…その方面にお詳しい方、経験者の方、どうかご回答よろしくお願い致します!

賃貸マンションでの壁のDIY:可能?不可能?

賃貸マンションで壁の色を変える、つまり壁紙を張り替えたり、塗装したりすることは、原則として禁止されています。安野モヨコさんのエッセイにあるように、「現状復帰」を条件に許可されるケースもありますが、これはあくまで例外であり、必ずしも認められるとは限りません。大家さんや管理会社によって判断基準が異なるため、事前に確認することが非常に重要です。

現状復帰とは?

現状復帰とは、退去時に部屋を元の状態に戻すことを意味します。具体的には、入居時の状態と同じ壁紙、塗装の状態に戻す必要があります。そのため、DIYで壁紙を張り替えたり、塗装したりする場合は、必ず事前に大家さんや管理会社に許可を得て、作業内容や使用する材料、そして退去時の現状復帰方法について合意する必要があります。

賃貸で壁の色を変えるためのステップ

壁の色を変えたいと考えている方は、以下のステップで進めていきましょう。

1. 賃貸契約書の確認

まず、賃貸契約書をよく読んでください。契約書にDIYに関する規定がないか、または禁止事項として記載されていないかを確認しましょう。多くの場合、原状回復義務に関する条項が記載されています。

2.大家さんまたは管理会社への相談

契約書に記載がない場合でも、必ず大家さんまたは管理会社に相談しましょう。直接話すのが難しい場合は、メールや手紙で相談することも可能です。相談する際には、以下の点を明確に伝えましょう。

  • 変更したい箇所の具体的な場所
  • 使用する材料(壁紙の種類、塗料の種類など)
  • 施工方法
  • 現状復帰の方法(元の状態に戻すための具体的な手順)
  • 作業期間

写真や図面などを添えると、より理解が得やすくなります。

3. 許可を得る

大家さんや管理会社から許可を得ることができれば、作業に取り掛かれます。許可を得た内容と異なる作業は絶対にしないようにしましょう。

4. 作業の実施

許可を得てから作業を開始しましょう。DIYに自信がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

5. 現状復帰

退去時には、必ず現状復帰を行いましょう。これは、トラブルを防ぐために非常に重要です。現状復帰が不十分だと、敷金が戻ってこない可能性があります。

壁の色を変える際の注意点

壁の色を変える際には、以下の点に注意しましょう。

1. 材料選び

賃貸住宅では、剥がせる壁紙水性塗料を使用するのがおすすめです。これらは、比較的簡単に剥がしたり、落とすことができるため、現状復帰が容易です。

2. 施工方法

DIYに自信がない場合は、専門業者に依頼しましょう。専門業者であれば、綺麗に仕上げてくれるだけでなく、万が一のトラブルにも対応してくれます。

3. 写真撮影

作業前と作業後の状態を写真で記録しておきましょう。これは、退去時の現状復帰の際に役立ちます。

4. 記録の保管

大家さんや管理会社とのやり取り、許可を得た内容、作業記録などをきちんと保管しておきましょう。これは、トラブル発生時の証拠となります。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、賃貸マンションであっても、壁の色を変えることで、空間の印象を大きく変えることができます。例えば、ベージュ系の壁紙は、どんなインテリアにも合わせやすく、落ち着いた雰囲気を演出します。一方、アクセントクロスとして、より鮮やかな色を取り入れることで、個性を出すことも可能です。ただし、賃貸住宅でのDIYは、必ず大家さんや管理会社との合意を得ることが前提です。

まとめ:希望の色で理想の空間を

賃貸マンションでも、事前に大家さんや管理会社に許可を得ることで、壁の色を変えることは可能です。ただし、現状復帰を必ず行う必要があることを理解し、契約内容や手順をしっかりと確認することが重要です。 希望の色で理想の空間を実現するためには、丁寧なコミュニケーションと準備が不可欠です。 そして、もしDIYに不安がある場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

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