賃貸マンションでの喫煙問題と近隣トラブルへの対処法

この4月に転勤で引っ越してきました。賃貸マンションを借り(社宅扱い)、住んでいます。このマンションに引っ越してきた当日、手土産を持って隣の方にご挨拶に行きました。普通に挨拶を交わし、少し話をして帰ろうとした時・・・「タバコは吸われますか?」と引きとめられまして、「はい。吸いますが・・・」とお答えしたら、「ベランダでは吸わないでいただきたいんですが・・・母もいて、具合もあまり・・・」とおっしゃったので、「分かりました。換気扇のところで吸うようにしますので」と答えてその後は、換気扇のあるキッチンで空気清浄器も合わせて使っています。我が家は喫煙者が3人います。今日、オーナーの方から電話が入り、今・・・タバコと異臭がすると苦情が入っていますので気を付けて下さい。との事でした。タバコに関しては、その時は3時間ほど吸っておらず、異臭にいたっては心当たりがなかったのでよろしかったら、今異臭がしてるとの事なので確認に来てほしいと頼みました。すると、時間がないのでと断られ、集合住宅ですのでお宅が気を付けて下さいと言われました。結論から言うと、うちがタバコをやめれば済むことなんでしょうが、今現状、急には難しいです。ベランダはもちろんダメですが、換気扇で外に排出もしてはいけない・・・普通に考えてうちが間違っているのでしょうか・・・よろしくお願いします。捕捉に追加が出来なかったため、もう一度このような形で追加させていただきました。回答のなかに「タバコ以外の他の臭いは?」とのご意見がありましたが、臭いに関しては、ゴミもベランダには置きませんし、しいて言うなら、朝亡くなった家族のためにお線香を一度だけつけております。(3本・・宗教上)昨日、早速換気扇は弱でつけることはありますが、(料理など)空気清浄器の12畳以上用とタバコ専用の消臭剤、換気扇用の消臭剤を設置し、灰皿も皿型のではなくきちんと密閉出来るものに変えました。こんな問題ではないと、お叱りを受けそうですが・・・昨日から、隣に気を遣いすぎて気持ちが滅入り気味です。テレビの音・足音・・・こんな問題になったのは、初めてでして相談させていただきました。補足このマンションはペット禁止ですが、喫煙に関しては何も規定はありません。オートロックマンションで、世帯もかなりあります。駐車場は自動シャッターでそこには「タバコの吸い殻の放置はいけません」と契約書に書いてあります。ベランダも周りに高い建物はなくオーナーさんの家が木々生い茂って建っています。私の住んでいる階は2階で1階に住居はありません。道路から奥に続く建物の構造です。苦情を言われたお宅は道路側の角部屋で奥隣が私達で、その隣が小さなお子さんがいるご家族です。皆さん窓を開けてらっしゃるので、子供さんの声や、音などはしていますが、集合住宅ゆえにあることなので気にも留めたことはなかったのですが。(このご家族からは苦情は来ていないとの事です。)タバコはルールを守っていても、許されざる問題なのでしょうか・・・

賃貸マンションにおける喫煙トラブル:原因と解決策

今回のケースは、賃貸マンションにおける喫煙トラブルの典型例と言えるでしょう。 ご近隣への配慮が不足していたわけではありませんが、結果として苦情につながってしまったという点で、非常に悩ましい状況です。 問題解決のためには、まず原因を特定し、具体的な対策を講じる必要があります。

タバコ臭の原因究明

  • 換気扇の使用状況:換気扇は、キッチンでのタバコ臭の排出に有効ですが、常に弱風運転では十分な換気ができない可能性があります。特に、喫煙本数が多い場合、換気扇の能力を超えてしまう可能性があります。
  • 空気清浄機の性能:空気清浄機は、室内空気の浄化に役立ちますが、タバコ臭のような強い臭いに対しては、機種やフィルターの性能によって効果に差が出ます。12畳用とありますが、キッチンとリビングが繋がっているなど、実際の使用空間が広い場合は、能力不足の可能性も考えられます。
  • 消臭剤の効果:消臭剤は、一時的に臭いを抑える効果はありますが、根本的な解決策ではありません。また、消臭剤の種類によっては、他の臭いと混ざってかえって不快な臭いになる可能性もあります。
  • タバコの煙の拡散:タバコの煙は、空気の流れによってマンション全体に広がる可能性があります。特に、風向きや気圧の変化によって、予想外の場所に煙が流れてしまうことがあります。
  • 建物の構造:今回のマンションは、道路から奥に続く構造とのこと。風向きによっては、煙が隣室に流れやすい構造かもしれません。

具体的な解決策

  • 喫煙場所の変更:換気扇での喫煙は、必ずしも効果的とは言えません。可能であれば、ベランダ以外の、より換気の良い場所を探すことを検討しましょう。例えば、窓を開けられる部屋があれば、窓を開けて喫煙することも有効です。ただし、近隣への配慮は必須です。
  • 換気方法の改善:換気扇を常に強運転にする、窓を開けて換気を徹底するなど、より強力な換気システムを導入することを検討しましょう。換気扇のフィルター清掃も定期的に行いましょう。
  • 空気清浄機の強化:より高性能な空気清浄機、もしくは複数台の空気清浄機を使用することを検討しましょう。タバコ臭に特化したフィルターを使用するのも効果的です。また、空気清浄機の設置場所も重要です。喫煙場所の近くに設置するなど、効果的な配置を検討しましょう。
  • 消臭対策の強化:タバコ臭に特化した消臭剤を使用する、定期的に部屋の清掃を行うなど、消臭対策を強化しましょう。オゾン脱臭機なども効果的です。
  • 喫煙時間の調整:喫煙時間を短くする、喫煙本数を減らすなど、喫煙量を減らす努力も必要です。禁煙を検討することも一つの選択肢です。
  • 近隣への配慮:定期的に近隣住民に挨拶し、状況を説明し、理解を求める努力をしましょう。苦情を言われた隣人の方には、直接謝罪し、今後の対策について話し合うことが重要です。状況によっては、小さなプレゼントなど、誠意を示すことも有効です。
  • 管理会社への相談:管理会社に状況を説明し、アドバイスを求めるのも有効です。マンションの規約を確認し、喫煙に関する規定がないか確認しましょう。場合によっては、管理会社が仲介に入り、近隣住民との話し合いを進めてくれる可能性があります。

専門家の視点:マンション管理士からのアドバイス

マンション管理士の視点から見ると、今回のケースは、建物の構造や風向き、そして喫煙者の数など、複数の要因が重なって発生したトラブルと言えます。 管理規約に喫煙に関する規定がないとはいえ、集合住宅では、近隣住民への配慮が非常に重要です。

ポイント: 喫煙は個人の権利ですが、その権利行使が近隣住民に迷惑をかける場合は、権利を制限する必要があることを理解しましょう。

管理規約の確認と改善

管理規約に喫煙に関する規定がない場合は、管理組合に提案し、規約の改定を検討するのも一つの方法です。 例えば、喫煙場所の指定、喫煙時間帯の制限、消臭対策の義務付けなど、具体的なルールを設けることで、同様のトラブルを予防できます。

まとめ:近隣トラブルを未然に防ぐために

賃貸マンションでの喫煙トラブルは、当事者だけでなく、マンション全体の雰囲気を悪くする可能性があります。 今回のケースを教訓に、以下のような点に注意することで、近隣トラブルを未然に防ぎましょう。

  • 入居前に近隣への配慮を徹底する:挨拶回りを行い、喫煙の有無や時間帯などを事前に伝えることで、トラブルを回避できる可能性があります。
  • 喫煙マナーを徹底する:吸い殻のポイ捨てをしない、換気をしっかり行うなど、基本的な喫煙マナーを遵守しましょう。
  • 近隣住民とのコミュニケーションを大切にする:定期的に挨拶をする、困ったことがあれば相談するなど、良好な関係を築く努力をしましょう。
  • 管理規約を遵守する:管理規約に喫煙に関する規定があれば、必ず遵守しましょう。

今回のケースは、残念ながら、既にトラブルが発生してしまっていますが、誠意を持って対応することで、事態の改善が期待できます。 近隣住民との良好な関係を築き、快適なマンションライフを送るために、積極的に行動を起こしましょう。

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