賃貸マンションでの事務所利用と騒音問題への対処法

賃貸マンションの一室を業務用~事務所として使用することについて。 今現在、10年程賃貸マンションに住んでいます。 以前は空室も少なく比較的うまっていたのですが、近年は空き室も目立ち、私が住んでいる階などは3室も空いています。 数ヶ月前に同じ階に引っ越してきた方がいました。ですが住居用に使用している様子無く、明らかに事務所として使用しています。人の出入りも激しく、夕方になると大量の荷物の集荷に業者が来て、廊下を大きな音を立て、とてもうるさいです。 先日、主人が我慢できなくなったようで、住人と運送業者に強い口調で苦情を言ったら、作業時に多少気を使っているらしく前よりはマシになりました。 私の推測では、その住人は管理会社及び家主に内緒で事務所として使用しているようなのですが、何ともいえません。 もしくは入居率が悪いとは言え、管理会社及び家主が既存の住民の承諾も無しに、住居用賃貸マンションの部屋を事務所用に貸せるのでしょうか? やはり、多少静かにされようが、日中に会社として使用してる人と住居用に使用してる人とでは、人の動きやサイクルも違い、違和感は否めません。私としてはできれば「退去」して欲しいのですが…. 自分達で直接住人に苦情を入れる前に間に管理会社を入れるべきだったのかもしれませんが、数日中に管理会社に苦情を言おうと思っています。それに伴い、何か良い策をお教えください。宜しくお願いします。

賃貸マンションでの事務所利用に関する法律とルール

賃貸マンションで事務所として利用する場合、賃貸契約書に「事務所利用可」と明記されているか、または管理会社・家主から事前に承諾を得ている必要があります。 契約書に明記がないにも関わらず、事務所として使用している場合は、契約違反となります。 管理会社や家主が、既存の住民の承諾を得ずに事務所利用を許可することは、原則としてできません。 これは、他の居住者の生活環境への影響を考慮する必要があるためです。 居住者の静穏な生活を確保することは、管理会社・家主の重要な義務です。

契約書を確認しましょう

まず、ご自身の賃貸契約書を確認しましょう。「用途」の欄に「住居専用」と記載されている場合は、事務所利用は契約違反となります。 もし「事務所利用可」と記載されていたとしても、具体的な条件(営業時間、騒音レベルなど)が記載されているか確認しましょう。

管理会社への連絡が重要です

ご自身が直接住人に苦情を言ったことは、状況を悪化させる可能性もあったため、まずは管理会社に連絡することが最善策です。 管理会社は、賃貸物件の管理責任者であり、このような問題に対処する義務があります。

管理会社への連絡方法と具体的な対応策

管理会社への連絡は、電話やメールだけでなく、書面で残せる方法がおすすめです。 具体的には、内容証明郵便で苦情を申し立てることをお勧めします。 内容証明郵便は、送付内容が確実に相手方に届いたことを証明できるため、証拠として有効です。

内容証明郵便の作成ポイント

* 日付:いつ発生した問題なのかを明確に記載します。
* 事実関係:騒音問題の具体的な状況(時間帯、頻度、内容など)を詳細に記述します。 可能な限り客観的な事実を記載し、感情的な表現は避けましょう。 例:「午後6時頃から1時間程度、大きな荷物の搬入・搬出による騒音が発生する」など。
* 証拠:騒音の証拠として、録音データや写真、動画などを添付すると効果的です。
* 要求事項:騒音の改善、または住人の退去を要求します。 具体的な改善策を提案することも有効です。 例:「騒音の発生を午後7時以降に制限する」「搬入・搬出作業は静かに実施する」など。
* 連絡先:ご自身の氏名、住所、電話番号、メールアドレスを明記します。

管理会社への連絡後の対応

管理会社から連絡があった後も、状況を記録し続けることが重要です。 騒音の発生日時、内容、対応状況などを記録しておきましょう。 もし、管理会社が適切な対応を取らない場合は、次のステップに進みましょう。

更なる対応策:弁護士への相談

管理会社が適切な対応を取らない場合、弁護士に相談することを検討しましょう。 弁護士は、法律的な観点からアドバイスを行い、必要であれば裁判を起こすことも可能です。 弁護士費用はかかりますが、騒音問題の解決に繋がる可能性が高いです。

インテリアと騒音対策:防音対策

騒音問題に悩まされている間は、インテリアでも防音対策を検討してみましょう。 カーテンやラグなどのインテリアアイテムは、ある程度の防音効果があります。 厚手のカーテンや、防音効果のあるラグを選ぶことで、騒音を軽減できる可能性があります。

防音カーテン

遮光カーテンの中でも、防音効果の高いカーテンを選びましょう。 生地が厚く、密度が高いものがおすすめです。

防音ラグ

厚みのあるラグや、防音素材を使用したラグを選ぶことで、床からの騒音を軽減できます。 特に、マンションの場合は、床からの騒音が多いので、効果的です。

その他の防音対策

* 窓に防音フィルムを貼る
* 壁に吸音材を取り付ける

これらの対策は、騒音を完全に消すことはできませんが、ある程度軽減する効果が期待できます。 インテリアと合わせて、快適な空間づくりを目指しましょう。

まとめ

賃貸マンションでの事務所利用に関する問題が発生した場合は、まず管理会社に連絡し、状況を説明することが重要です。 内容証明郵便で連絡することで、証拠を残すことができます。 管理会社が適切な対応を取らない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。 騒音問題に悩まされている間は、インテリアによる防音対策も有効な手段です。 適切な対応を取ることで、快適な生活を取り戻せるよう願っています。

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