賃貸トラブル!漏水による部屋移動と清掃費用請求への対処法

賃貸アパートに住んでいるのですが、先日漏水が有り、不動産屋に連絡した所、 「修理するにも位置が悪く、かなりの金額となりそうなので至急隣の部屋に移ってくれ」 と言われ、その週末に急いで引越しを済ませました。 急な引越しの為掃除等まで手が回らなかったのはあるのですが、その旨を連絡した所、 「こちらの都合で移動してもらうのでゴミだけ処分してもらえば良い」 との回答でした。 引越して一月程経つのですが、不動産屋から 「水道の修理をしたところ、部屋が余りに汚れているので、清掃代を払うか、元の部屋に戻ってくれ」 といった内容の手紙がきました。 もう住居変更の手続きなんかは全て済ませている上に、また引越しともなると手間もかかります。 かといって掃除もできないような期間で引越しさせて、四年程住んだ部屋が汚いと言われても… 確かに綺麗に使っているとは言えない状態でしたが。 これはこちらに非があるのでしょうか? 長文駄文申し訳ありませんがアドバイスをお願いします。

漏水による部屋移動と清掃費用請求:賃貸借契約上の責任

突然の漏水による部屋移動、そしてその後清掃費用請求という事態に直面し、戸惑っていることと思います。まずは、この状況における賃貸借契約上の責任について整理しましょう。

重要なのは、漏水は家主(不動産会社)の責任範囲である点です。 賃貸物件の修繕義務は、家主側にあります(民法606条)。漏水は明らかに修繕が必要な事態であり、家主は適切な対応を取る義務を負っています。今回のケースでは、家主はあなたの部屋を緊急的に修繕する必要があったため、隣の部屋への一時的な移動を依頼したと解釈できます。

しかし、家主が「ゴミだけ処分してもらえば良い」と述べたにも関わらず、その後清掃費用を請求するのは、契約内容との整合性に欠ける可能性があります。 緊急時の移動を依頼する際に、清掃について具体的な合意がなされていなかった場合、家主側の主張は弱まります。

家主の対応の妥当性:緊急性と合意の有無

家主の対応の妥当性を判断する上で、以下の点を検討する必要があります。

1. 緊急性の有無

漏水の状況が本当に緊急を要するものであったのか、家主側の説明に不自然な点はないかを確認しましょう。写真や動画などの証拠があれば、状況を客観的に判断する上で役立ちます。

2. 合意内容の確認

隣の部屋への移動を依頼された際、口頭または書面でどのような合意がなされたのかを明確にしましょう。 「ゴミだけ処分してもらえば良い」という発言は、清掃義務について家主側が免責することを示唆している可能性があります。 もし、具体的な合意内容が記録されていない場合は、家主側が一方的に清掃費用を請求することは難しいでしょう。

具体的な対処法:証拠集めと交渉

現状を打開するためには、以下の具体的なステップを踏むことをお勧めします。

1. 証拠の収集

* 漏水発生時の写真・動画:漏水の状況、緊急性を示す証拠となります。
* 家主とのやり取りの記録:メール、LINE、手紙など、家主とのやり取りを全て保存しておきましょう。特に「ゴミだけ処分してもらえば良い」という発言の記録は重要です。
* 賃貸借契約書:契約書に、緊急時の対応や清掃に関する条項がないか確認しましょう。
* 引越し時の状況写真:部屋の汚れ具合を客観的に示す証拠となります。

2. 家主との交渉

収集した証拠を元に、家主と冷静に交渉を行いましょう。「緊急時の移動を依頼された際に、清掃については合意がなかった」ことを明確に伝え、清掃費用請求の撤回を求めましょう。 交渉の際には、穏やかな態度を保ち、感情的な言葉は避けましょう。

3. 第三者機関への相談

交渉がうまくいかない場合は、以下の機関に相談することを検討しましょう。

* 消費者センター:賃貸トラブルに関する相談を受け付けています。
* 弁護士:法的観点からのアドバイスを受けられます。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、あなたの権利を客観的に判断してもらい、適切な対応策を立てることができます。特に、家主との交渉が難航する場合や、法的措置を検討する場合には、弁護士の助言が不可欠です。弁護士費用はかかりますが、不当な請求を回避し、精神的な負担を軽減する上で有効な手段となります。

インテリアと賃貸:今後の対策

今回のトラブルを教訓に、今後の賃貸生活におけるインテリアと清掃について、いくつか対策を立てておきましょう。

* 定期的な清掃:こまめな清掃を心がけることで、トラブル発生時の負担を軽減できます。
* 写真・動画による記録:入居時と退去時の部屋の状態を写真や動画で記録することで、トラブル発生時の証拠として活用できます。
* 賃貸借契約書の確認:契約書の内容をしっかり理解し、不明な点は家主へ質問しましょう。
* ホームクリーニングサービスの利用:退去時の清掃をプロに依頼することで、トラブルを回避できます。退去時の清掃費用は、契約書で確認しましょう。

まとめ

漏水による部屋移動と清掃費用請求の問題は、家主とテナント双方の責任と合意に基づいて解決する必要があります。証拠をしっかり集め、冷静に交渉することで、解決への道筋が見えてくるはずです。必要に応じて、消費者センターや弁護士に相談することを検討しましょう。

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