【困ってます!】賃貸管理会社との退去時のトラブルについて はじめまして。ご覧いただいてありがとうございます。 不動産(賃貸)のトラブルについてお力をお借りできればと思い 相談させていただきました。よろしくお願いします。 状況としましては、半年前から私の母がひとり暮らしをするために 賃貸契約をした部屋で蟻が大量に発生しました。 (食べ物などは出しっぱなしではありません) 発生した場所は液晶テレビの中で画面をつけると蟻が画面の中で大量に うごめいており、驚いた母が管理会社に連絡し、その不動産会社(管理会社も兼) の社長がすぐに来宅しました。 また近くに次女夫婦が住んでおりますので2人もすぐに駆けつけました。 その際、不動産会社社長がこのまま母にこの蟻が大量発生した部屋で寝るよう言 ったので、次女(私の妹)が『噛みつかれたりしたらどうするんですか?』と問うと 『そうしたら治療費は出してやる』と威圧的な物言いをするので言い争いになりました。 結果的にはどこから蟻が入っているのか分からないので安心して住むことが 難しい旨を伝えると敷金2か月、礼金1か月、当日付までの家賃で残りは日割りで 返却するのでというので退去する方向で話がつきました。 後日、改めてそこを建築した業者・テレビメーカー技術者・その不動産会社社長の甥・ 母と妹夫婦立ち合いの元、同建物内の空き部屋に保管してあったTVを確認しました。 (ボイスレコーダー持参で) その際にその空き部屋内の壁にも蟻がいたところを全員が確認いたしました。 蟻が繁殖しているTVはビニール袋で何重にも密封されており、 その空き部屋での蟻は外部より侵入したと思われます。 またトラブル初日は突然だったため録音できていなかったので、今回は録音をしながら 不動産会社社長の甥に確認のため『敷金2か月、礼金1か月、家賃の日割り返却 していただけるんですよね?』と尋ねると『はい』という返事も録音をしました。 その後引っ越しをし、不動産会社へ鍵の返却と退去の手続きを済ませると、 先方は覚書を用意しており、そこに次のように母の字で記載するよう言われました。 【覚書内容】 『①急な引っ越しのため引っ越し日までの家賃免除②TV代の請求はしない ③敷金2、礼金1か月の返却と日割り家賃の返却をお願いします。 ○○○○子(母)㊞』 以上、必要な手続きも全て完了し、あとは家賃の引き落とし口座への返却代金の入金を 待つだけでしたが先日、不動産会社社長から『敷金2か月しか返却しない』と言われました。 『約束が違う!』というと『裁判でもなんでもどうぞ』と開き直られました。 覚書は公的な効力はないそうです。またこちらが2回目の立会いの時ボイスレコーダーを 使用していたのは先方も了承済みです。 そこで皆様に良い知恵をお貸しいただきたいのですが この要求は飲まなくてはならないのでしょうか? トラブル当日、不動産会社のほうから上記を返却するので退去してもらいたいと 持ちかけられ、入居後半年しかたっていないのに、すべて返却するからというので 退去を決めたのに・・・。 現在母はすぐ新しい部屋が決まらなかった為、長女(私)の家に一時的に 仮住まいをしております。 ひとり暮らしと同時に家具も家電も新しいのを買ったのですが、 我が家にも置き場所がないためにリサイクル屋にほとんどただ同然で引き取ってもらい、 さらに自分たちのお金で再度引っ越し業者を頼みました。 こちらとしては家賃を払い、ただ普通に生活したかっただけでしたのに、TVを失い、 更に家賃etcと返すからと騙され、本来ならしなくてもよい引っ越しをし、 結局は返さないと言われるなんて腑に落ちません。 消費者センターや市の建築指導課などに相談することも考えております。 そのことで何かアドバイスがあれば、また違う方法があるようでしたら 教えていただけたらうれしいです。 裁判(少額訴訟も含め)も視野にいれたほうがいいでしょうか? 長文になりましたが最後までお付き合いをくださりありがとうございました。 アドバイスどうぞよろしくお願いいたします。補足お答えいただいた方本当にありがとうございます! 頂いた回答内にもございましたが覚書についてお答えしようと思います。 その不動産業者に書かされたものを、改めて確認したところ やはり【覚書】で、【確約書】ではありませんでした。 その覚書を書く時にも、日割り家賃のことをとぼけていました。 『敷金2、礼金1を返却ってことでいいですね?』というので 『日割り家賃分も返却してくださるっておっしゃいましたよ』っていうと 『じゃあ、その事もその覚書に書いといてよ!』と怒った口調で言われました。 そんな感じだったのでこの【覚書】が不動産業者との‘確約’と こちらはとらえておりました。 ですのでそれが【覚書】であったということに気を留めることが出来なかった 事を悔やんでいます。 引き続きアドバイスいただけたらと思います。 よろしくお願いします。
賃貸トラブル発生!状況整理と法的観点
まず、状況を整理しましょう。ご母堂が居住していた賃貸物件で大量の蟻が発生し、居住に支障をきたしたことが発端です。不動産会社社長は当初、敷金2ヶ月、礼金1ヶ月、日割り家賃を返還するとして退去を促しました。しかし、退去後、不動産会社は敷金2ヶ月分しか返還しないと言い出しました。 重要なのは、最初の合意が口頭で行われた点、そして「覚書」の内容が当初の合意と異なる点です。 覚書は法的拘束力を持つ契約書ではありません。しかし、ボイスレコーダーによる録音データは、不動産会社側の当初の約束を裏付ける重要な証拠となり得ます。
法的根拠:賃貸借契約と民法
このケースは、民法上の賃貸借契約に関連するトラブルです。賃貸借契約では、借主は賃料の支払いを、家主(不動産会社)は物件の平和な占有を保障する義務を負います。 蟻の大量発生は、家主の物件管理義務違反に当たる可能性があります。 家主は、居住に適さない状態を放置する責任を負います。この責任に基づき、借主は損害賠償請求を行うことができます。
解決策:具体的なステップ
現状を踏まえ、以下のステップで解決を目指しましょう。
1. 証拠の整理と明確化
* ボイスレコーダーの録音データ:これは最も重要な証拠です。日付、時間、発言内容を明確に確認し、証拠として保存しましょう。
* 写真・動画:蟻の大量発生状況、テレビ内部の様子、空き部屋の蟻の状況などを記録した写真や動画があれば、証拠として有効です。
* 覚書:「覚書」は法的拘束力はありませんが、不動産会社側の当初の主張と食い違う点を示す証拠として活用できます。
* 賃貸契約書:契約内容を確認し、契約違反に該当する部分がないか確認しましょう。
* 引っ越し費用領収書:不当な退去を余儀なくされたことによる損害として、引っ越し費用を請求する際に必要です。
* リサイクル費用領収書:家具家電のリサイクル費用も損害として請求できます。
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2. 消費者センター・弁護士への相談
* 消費者センター:まずは消費者センターに相談しましょう。専門家からアドバイスを受け、解決策を検討できます。彼らは紛争解決のプロセスを熟知しており、適切な対応方法を案内してくれます。
* 弁護士:消費者センターのアドバイスを踏まえ、必要に応じて弁護士に相談しましょう。弁護士は法的観点から状況を分析し、適切な法的措置を提案してくれます。裁判を視野に入れた場合、弁護士のサポートは不可欠です。
3. 内容証明郵便による請求
弁護士に相談の上、内容証明郵便で、敷金、礼金、日割り家賃、引っ越し費用、リサイクル費用などの損害賠償を請求しましょう。内容証明郵便は、証拠として非常に有効です。
4. 裁判
交渉がまとまらない場合は、裁判を検討しましょう。少額訴訟が利用できる可能性があります。弁護士に相談し、勝訴の可能性や費用などを考慮して判断しましょう。ボイスレコーダーの録音データ、写真、動画、賃貸契約書、領収書などは、裁判で重要な証拠となります。
専門家の視点:弁護士からのアドバイス
弁護士に相談することで、以下のメリットがあります。
* 法的根拠に基づいた対応:専門家の視点から、法的根拠に基づいた適切な対応策を提案してもらえます。
* 交渉力:弁護士は交渉のプロです。不動産会社との交渉を有利に進めることができます。
* 裁判対応:裁判になった場合、弁護士が代理人として対応します。
まとめ:諦めずに権利を主張しましょう
今回のケースは、不動産会社側の不誠実な対応が疑われます。しかし、諦めずに権利を主張することが重要です。証拠をしっかりと整理し、消費者センターや弁護士に相談することで、解決への道筋が見えてきます。 重要なのは、冷静に状況を整理し、適切な手順を踏んで対応することです。