賃貸トラブル解決ガイド:床下浸水と高額請求への対処法

賃貸トラブルについてです。至急お願いします。息子が東京の大学入学より1階1LDKに5年間住んでいて今年の4月に退去しました。1か月たって電話があり請求書が送られてきました。電話で‘‘床下全体が水びたしで 畳の下の土台も腐っていて修理に70万かかり その一部を払ってくれとの事。請求書を見ると80万近くでその内の28万近くの請求の金額になっており敷金と一か月の家賃入金済みから数日分差し引きした分を充当して最終17万の請求でした。初めての一人暮らしで 隣の部屋の方に1回だけ部屋の前で会った時に もう少し静かにしてね。と注意されただけで、それ以来気を付けているし 怒鳴り込まれた事もないし、4個ある鍵も 本人と親としか使っておらず 残り2個は入居以来下駄箱の上に置きっぱなしで1年に1回は行っている私も見てるのに 大家曰く最近は静かになったけど、それまではうちの息子がいない間に勝手に来てシェアハウス状態で勝手に来てドンチャン騒ぎしてたと思い込み だから酒も床に垂れ流ししていたと言って聞き耳がありません。もちろん息子に確認して それは今は2階の人との事。立ち合いも私がしており、畳の上には入居以来カーペット その上の電気カーペットも引いており畳も日焼け無しで新品に近い状態でなんとも無かったし もちろんカーペットにも濡れたしみ一つ無いのに 一年以上も床下が水びたしで床の土台の板まで腐っているなんて 素人の私でもあり得ないことは解ります。排水管ではないのかと言っても あんたの息子がだらしないからと一方的にまくしたてられます。ネットに退去後のその物件が写真掲載されており 温水便座便器に・エアコンは新しいく その他畳・クロス・ふすまなど色々新しくなってました。ちょうど替えた物の金額が請求の金額近くになるのではと想像が付きます。住んでた時の部屋の写真はありますが退去時の写真はありません。どうやって証明すればいいか?最悪弁護士に相談も考えていますが、そうなると時間も費用も不安でなりません。どうすればよいでしょうか?アドバイスお願いします。

高額な修繕請求への対応:冷静な対応と証拠集めが重要

ご子息の賃貸物件退去後、高額な修繕費用請求を受け、困惑されているとのこと、大変お辛い状況ですね。70万円の修繕費のうち、28万円を請求され、敷金と家賃を差し引いた17万円の支払いを求められているとのことですが、その根拠に疑問を持たれるのは当然です。 床下浸水による土台腐食という説明に対し、ご自身で畳やカーペットに異常がないことを確認されているにも関わらず、大家さんの一方的な主張に納得できない状況とのこと。このケースでは、冷静な対応と、証拠集めが非常に重要になります。

1. 証拠の収集と整理

まず、ご自身が既に気づかれているように、証拠集めが最優先です。 大家さんの主張を覆す証拠となるものを出来る限り集めましょう。

  • 入居時の写真:物件の状態を記録した写真があれば、現状との比較が可能です。特に床や壁、畳の状態を写した写真があれば有効です。
  • 定期的な写真(あれば):入居期間中に撮影した写真があれば、状態の変化を証明するのに役立ちます。例えば、カーペットの状態などを写した写真があれば、浸水による汚れがないことを示せます。
  • 退去時の写真(なくても大丈夫!):退去時の写真がないことがネックですが、必ずしも必要ではありません。入居時の状態と、大家さんの主張との矛盾点を指摘することで、大家さんの主張の信憑性を問うことができます。
  • 修繕箇所の詳細:請求書に記載されている修繕内容を詳細に確認しましょう。具体的にどのような箇所が修繕されたのか、その費用内訳が明記されているかを確認します。不明な点があれば、大家さんに詳細な説明を求めましょう。
  • 近隣住民への証言:もし可能であれば、近隣住民の方への聞き込みも検討しましょう。騒音問題や、物件の状況について情報を得られる可能性があります。ただし、証言はあくまで参考資料として扱い、法的証拠としては弱いことを理解しておきましょう。
  • 賃貸契約書:契約書の内容をよく確認しましょう。修繕費用負担に関する規定が記載されている可能性があります。また、敷金精算に関する条項も確認してください。

2. 大家さんとの交渉

証拠を集め終えたら、大家さんと改めて交渉してみましょう。 その際、以下の点を意識しましょう。

  • 冷静かつ丁寧に:感情的にならず、事実を淡々と伝えましょう。証拠を提示しながら、大家さんの主張の矛盾点を指摘します。
  • 具体的な質問:「床下浸水の原因は何ですか?」「いつから浸水していたのですか?」「修繕費用内訳の詳細を教えてください」など、具体的な質問を投げかけ、曖昧な回答を許さないようにしましょう。
  • 書面でのやり取り:電話でのやり取りだけでなく、内容証明郵便などで書面でのやり取りを行うことをお勧めします。これにより、証拠を残すことができます。
  • 交渉の記録:交渉の内容を記録しておきましょう。日付、時間、場所、参加者、交渉内容などをメモしておきます。

3. 専門家への相談

大家さんとの交渉がうまくいかない場合、専門家への相談を検討しましょう。

  • 弁護士:弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを受けることができます。法的措置を取る必要があれば、弁護士が代理人として対応してくれます。
  • 不動産会社:入居時に仲介した不動産会社があれば、相談してみましょう。不動産会社は賃貸トラブルの解決に経験があります。
  • 消費者センター:消費者センターは、消費者トラブルに関する相談に対応しています。無料で相談できますので、まずは相談してみることをお勧めします。

専門家の視点:退去時の状況と修繕費用の妥当性

このケースでは、大家さんの主張と、ご子息の生活状況、そして退去後の物件の写真に矛盾点が見られます。 専門家(弁護士や不動産鑑定士)であれば、以下の点を指摘する可能性が高いでしょう。

* **床下浸水の原因究明の不足:** 大家さんは「ご子息の不注意」を原因としていますが、具体的な証拠を示せていません。排水管の老朽化や、建物の構造的な問題が原因である可能性も否定できません。
* **修繕費用の高額さ:** 退去後の物件写真から、リフォームが行われていることがわかります。 修繕費用が、リフォーム費用と混同されている可能性があります。
* **退去時の立会いの重要性:** 退去時の立会いが行われず、現状の写真がないことが不利に働いています。しかし、入居時の状態と、大家さんの主張との矛盾点を指摘することで、その主張の信憑性を問うことができます。

具体的なアドバイス:弁護士相談の前にできること

弁護士への相談は、費用と時間がかかるため、まずは以下のステップを試みましょう。

1. **証拠を整理し、詳細なリストを作成する。** 写真、契約書、やり取りの記録などを整理し、日付や内容を明確に記載したリストを作成します。
2. **大家さんに内容証明郵便で、請求内容の根拠と詳細な説明を求める。** 冷静に、具体的な質問を記載し、回答期限を設けましょう。
3. **不動産会社に相談する。** 仲介業者であれば、トラブル解決の経験があり、大家さんとの交渉を支援してくれる可能性があります。
4. **消費者センターに相談する。** 無料相談で、法的アドバイスや交渉のサポートを受けることができます。

弁護士に相談する前に、これらのステップを踏むことで、状況を整理し、交渉の余地を探ることができます。 弁護士への相談は、最終手段として残しておきましょう。

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