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劣悪な賃貸物件で起こるトラブル:カビ、結露、設備故障
一年半住まわれた賃貸物件で、カビ、結露、そして家電製品の故障など、多くの問題を抱えているとのこと、大変お辛い状況だとお察しします。 賃貸物件における居住者の権利と、大家・不動産会社の責任について、詳しく解説していきます。
1. カビと結露による健康被害
壁面にカビが生え、結露が酷く、お子様は頭痛を訴えられているとのこと。これは深刻な問題です。カビは健康に悪影響を与える可能性があります。アレルギー症状の悪化、気管支炎、喘息などを引き起こす可能性があり、特に小さなお子さんにとっては危険です。結露も同様に、カビの発生を促進し、健康被害につながります。
専門家(医師や建築士)の意見を参考にすることで、より客観的な判断が可能です。写真や動画で証拠を記録し、必要に応じて専門家の診断書を取得しましょう。
2. 家電製品の故障と責任の所在
テレビ、レンジ、電話と、一年で複数の家電製品が故障しているとのこと。これは、建物の老朽化や電気系統の問題が原因の可能性があります。大家または不動産会社に修理または交換を請求できる可能性があります。賃貸借契約書をよく確認し、設備の修繕義務について確認しましょう。
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3. 退去時のクリーニングと日割り計算
退去時のクリーニング費用を全額負担するよう求められているとのことですが、通常の使用範囲を超える損耗や汚れでない限り、大家側が負担すべきです。今回のカビや結露は、明らかに建物の問題が原因です。この点を強く主張する必要があります。
また、入居時は日割り計算で賃料を支払ったのに、退去時は日割り計算されないのは不公平です。賃貸借契約書を確認し、契約内容に沿って交渉しましょう。
具体的な解決策と対応手順
まず、冷静に証拠を集めましょう。
1. 証拠の収集
* 写真・動画撮影:カビ、結露、故障した家電製品、室温などを記録しましょう。日付と時刻を記録しておくことが重要です。
* 修理依頼記録:大家や不動産会社への修理依頼の履歴(メール、電話記録など)を保存しましょう。
* 医師の診断書(必要に応じて):お子様の頭痛など、健康被害を受けている場合は、医師の診断書を取得しましょう。
* 賃貸借契約書:契約内容を確認し、権利と義務を確認しましょう。
2. 不動産会社・大家への連絡
証拠を揃えた上で、不動産会社または大家に改めて状況を説明し、以下の点を要求しましょう。
* 現状回復費用の一部負担:カビや結露は建物の問題が原因であることを主張し、現状回復費用の一部負担を要求しましょう。
* 故障した家電製品の修理または交換:建物の問題が原因で故障したと主張し、修理または交換を要求しましょう。
* 退去時の日割り計算:契約書に基づき、日割り計算での賃料精算を要求しましょう。
* 最終月の賃料減額:劣悪な住環境を考慮し、最終月の賃料減額を交渉しましょう。
3. それでも解決しない場合
* 消費者センターへの相談:消費者センターに相談し、法的アドバイスを受けましょう。
* 弁護士への相談:問題が解決しない場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。
専門家の視点:弁護士からのアドバイス
弁護士に相談することで、あなたの権利を適切に主張するためのサポートを受けることができます。弁護士は、賃貸借契約書の内容を詳細に分析し、適切な解決策を提案してくれます。また、必要であれば、大家や不動産会社との交渉、訴訟手続きなどの法的措置をサポートします。
まとめ:あなたの権利を主張しましょう
今回のケースは、明らかに大家・不動産会社の責任が問われる状況です。決して諦めずに、あなたの権利を主張しましょう。証拠をしっかり集め、冷静に交渉することで、問題解決への道が開けるはずです。 必要に応じて専門家の力を借り、安心して生活できる環境を取り戻してください。