賃貸トラブル相談:大家・管理会社への苦情は非常識?グレーな対応への対処法

私は現在賃貸アパートに家族3名(妻・子)で居住しています。今年の1月に1回目の更新をしたので、居住して1年が経過しました。なお、当アパートは、全部で4室で、その内2室は大家の家族が居住しています。これまで、管理会社、大家それぞれに不誠実な対応を幾度も受けています。管理会社:おとり広告をされました。管理会社に連絡したところ「他のところでもやっているから問題ない」とのこと。しかし、公的機関に確認したところ、おとり広告にあたるので、即刻削除させましたが、上記言動については何の連絡もありません。更新時に、火災保険の手続きをお願いしたのですが、管理会社のミスで、約1ヵ月間、加入していないことが判明しました。しかも、管理会社がこのミスを把握してから私に伝達するまで、電話をすればすぐに済むところ、約2週間も放置されました。この件について問い合わせたところ、修正ペンで修正された謝罪文1枚で済ませ、直接謝罪する義務はないとのことでした。大家:住人に何の断りもなく、アパート南側にフェンスをたてました。南側には、コインパーキングがあるので、駐車場利用者の目を遮るつもりなのでしょうが、明らかに陽の当たりが契約時より悪くなりました。また、フェンスと部屋との間に人一人が入れるくらいのスペースがあり、泥棒にとっては、絶好の隠れ場となっています。大家に対して、前もって居住者に連絡してほしい旨伝えたところ、「そんな義務はない。こちらはよかれと思ってやっているんだから、文句を言うなんて筋違い」とのことでした。隣室(大家の家族)から犬の鳴き声がするので、大家に連絡したところ、「私の家で飼っている犬を娘に預けている。これは大家の権限でやっているから、苦情は申しつけない。こんなことで文句言うの、あんた変な人だね」とのことでした。これに関しては呆れて何も言う気にはなりませんでした。上記のようなことが続いているのですが、このようなことは通常あってもおかしくないことでしょうか?通常は黙認して、我慢すべきことなのでしょうか?あまりにも不誠実な対応が続くので、これが常識なのかとすら思ってしまいます。また、大家、管理会社に対して、こちら側がとれる対応策がありましたら、併せてご教授したいと思います。長文駄文で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

賃貸トラブルは決して「普通」ではありません!

ご質問にあるような大家や管理会社の対応は、決して「普通」ではありません。おとり広告、火災保険の未加入、一方的なフェンス設置、近隣からの騒音問題…いずれも、賃貸借契約における重要な問題であり、我慢すべきことではありません。 「頭のおかしい人」と思われることを心配される気持ちも理解できますが、不当な扱いを受け、権利を侵害されている状況を放置することは、むしろ不利になります。

問題点と具体的な対応策

ご質問の内容を整理し、それぞれの問題点と具体的な対応策を提案します。

1. 管理会社のおとり広告

* 問題点: 不正な広告によって、入居者を騙している可能性があります。これは宅地建物取引業法違反に該当する可能性があります。
* 対応策:

  • 証拠を確保: おとり広告の証拠となるスクリーンショットやURLを保存しておきましょう。
  • 国土交通省の消費者ホットラインに相談: おとり広告に関する相談窓口です。具体的な状況を説明し、アドバイスを受けましょう。
  • 弁護士に相談: 必要に応じて、弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。損害賠償請求も可能です。

2. 管理会社の火災保険加入ミスと対応の遅延

* 問題点: 管理会社の重大なミスにより、万一の火災に備えられていない期間がありました。謝罪も不十分です。
* 対応策:

  • 書面での抗議: 管理会社に、書面で厳重に抗議しましょう。ミスに対する責任と再発防止策を求めましょう。
  • 損害賠償請求: 万が一、火災が発生していた場合の損害を考慮し、損害賠償請求を検討しましょう。
  • 消費者センターへの相談: 管理会社の対応に納得できない場合は、消費者センターに相談しましょう。

3. 大家による一方的なフェンス設置

* 問題点: 契約内容に反する可能性があり、居住者の生活環境を著しく悪化させています。プライバシーも侵害されています。
* 対応策:

  • 契約書を確認: 契約書に、フェンス設置に関する条項がないか確認しましょう。
  • 写真・動画撮影: フェンス設置による日照条件の変化、防犯上の問題点を写真や動画で記録しましょう。
  • 書面での抗議: 大家に、書面でフェンス撤去または改善を求めましょう。日照権やプライバシー権の侵害を主張しましょう。
  • 弁護士に相談: 必要に応じて、弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。

4. 隣室からの犬の鳴き声

* 問題点: 騒音による日常生活への支障です。大家の家族からの騒音であるため、対応が難しいケースです。
* 対応策:

  • 騒音記録: 騒音の発生日時、時間などを記録しましょう。録音も有効です。
  • 大家への再交渉: 騒音問題について、改めて大家と話し合い、解決策を探りましょう。具体的な対策(犬の鳴き声抑制策など)を提案しましょう。
  • 自治体への相談: 騒音問題が解決しない場合は、自治体(区役所や市役所)の環境衛生課などに相談しましょう。

専門家の意見:弁護士からのアドバイス

このようなケースでは、弁護士に相談することで、法的根拠に基づいた対応が可能になります。弁護士は、契約書の内容、関連法規に基づき、適切なアドバイスとサポートを提供してくれます。特に、おとり広告やフェンス設置については、法的措置も視野に入れた対応が必要です。

まとめ:あなたの権利を守りましょう

賃貸トラブルは、我慢するべきことではありません。あなたの権利を主張することは、決して非常識ではありません。 証拠をしっかりと集め、適切な対応を取ることで、より良い住環境を取り戻すことができます。 今回のケースのように、複数の問題が重なっている場合は、弁護士への相談を検討することを強くお勧めします。 諦めずに、積極的に行動を起こすことが大切です。

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