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賃貸キッチン排水溝のボコボコ音と悪臭の原因
ご質問の状況から、排水管の通気不良が原因と考えられます。大家さんにも水道業者にも相談済みとのことですが、建物全体の排水管清掃だけでは解決しないケースがあります。ボコボコ音は、上階からの排水によって排水管内の圧力が変化し、空気の移動によって発生する「通気音」です。悪臭は、排水管内の汚れや滞留した水によるものです。
具体的には、以下の可能性が考えられます。
- 排水管の勾配不足:排水管の勾配が不足していると、水が流れにくくなり、空気が滞留しやすくなります。これにより、通気音が発生しやすくなります。
- 通気管の詰まりや劣化:建物の排水管には、通気管が接続されています。この通気管が詰まったり、劣化したりすると、適切に通気ができなくなり、ボコボコ音や悪臭が発生します。
- 排水管の接続不良:排水管の接続部分に隙間があると、そこから空気が入り込み、ボコボコ音が発生します。
- サイホン現象:排水管内の圧力変化によって、トラップの水が吸い込まれ、悪臭が発生する可能性があります。これは、排水管の通気性が悪い場合に起こりやすくなります。
自分でできる改善策と大家さんへの対応
残念ながら、排水管の勾配不足や通気管の詰まりなどは、入居者自身では解決できないことが多いです。しかし、以下の対策を試みることで、状況を改善できる可能性があります。
1. 排水口の掃除を徹底する
- 市販の排水管洗浄剤を使用する:定期的に使用することは重要ですが、効果がなければ、別の種類の洗浄剤を試してみましょう。泡状タイプやジェルタイプなど、様々な種類があるので、状況に合わせて選んでください。
- 排水口のゴミ受けをこまめに清掃する:ゴミ受けに髪の毛や油汚れなどが詰まっていると、排水の流れが悪くなり、ボコボコ音が発生しやすくなります。毎日清掃することを心がけましょう。
- 重曹と酢を使った洗浄:重曹と酢を混ぜて排水口に流し込むと、油汚れを分解する効果があります。その後、熱湯を流すと効果的です。
2. 排水口のフタの確認
排水溝のフタが空気に押されて外れるとのことですので、フタの形状や設置状態を確認し、しっかりと固定されているか確認しましょう。必要であれば、ホームセンターなどで、より密閉性の高いフタを購入し交換することも検討できます。
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3. 大家さんへの再相談
自分でできる対策を試しても改善しない場合は、大家さんに再度相談することが重要です。
- 状況を具体的に説明する:ボコボコ音の大きさ、発生頻度、悪臭の程度などを具体的に説明しましょう。動画や音声で記録しておくと、状況を伝える上で役立ちます。
- 専門業者への依頼を依頼する:大家さんに、排水管の専門業者に点検・修理を依頼するよう強く求めましょう。建物の老朽化や排水管の構造的な問題が原因である可能性もあります。
- 書面での記録を残す:相談内容や大家さんの回答を記録しておきましょう。トラブルになった際に証拠として役立ちます。
専門家の視点:排水管の通気不良
排水管の通気不良は、快適な生活を大きく阻害する問題です。特に、赤ちゃんが生まれるという状況では、騒音や悪臭は避けたいものです。専門業者に依頼することで、以下のメリットがあります。
- 原因の特定:専門業者は、排水管の内部をカメラで検査し、詰まりや劣化、接続不良などの原因を特定することができます。
- 適切な修理方法の提案:原因に応じて、適切な修理方法を提案してくれます。例えば、通気管の清掃や交換、排水管の勾配調整などが必要になる場合があります。
- 迅速な対応:専門業者は、迅速に対応してくれるため、騒音や悪臭によるストレスを軽減できます。
まとめ
賃貸住宅での排水溝のボコボコ音と悪臭は、快適な生活を脅かす深刻な問題です。まずは、自分でできる範囲の清掃や確認を行い、それでも改善しない場合は、大家さんに専門業者への依頼を強く求めることが重要です。8月に赤ちゃんが生まれるとのことですので、早めの対応を心掛け、快適な環境で出産・育児ができるよう願っています。