賃貸アパートへの火災報知器設置:費用を抑えつつ安全に設置する方法

これから火災報知器の取り付けが義務付けられるのにあたって相談したいのですが。よろしくお願いします。現在、六棟あるアパートの中、一つの部屋に住んでます。二階屋で一階には台所、風呂があり、二階には寝室二部屋があります。そこで質問なのですが。火災報知器は自分で取り付けてもいいのでしょうか?この部屋では何台取り付ければいいのでしょうか?取り付け作業には資格は必要なのでしょうか?お願いします。補足アパートは賃貸です。ホームセンターで火災報知器が売っていたので自分で買って取り付けして、領収書と現金を引きかえして頂こうと思いました。大家さんには承諾済みです。安上がりにもなりますし、頼むと工賃も負担だと思ったので。不動産屋が関係するなら無理かもしれませんが。お願いします。

賃貸アパートにおける火災報知器設置の疑問点

賃貸アパートにお住まいの方にとって、火災報知器の設置は重要な課題です。特に、設置義務化に伴い、費用や作業方法、必要な資格など、多くの疑問が湧くことでしょう。本記事では、これらの疑問点を解消し、安全かつ経済的に火災報知器を設置する方法を解説します。

火災報知器のDIY設置:可能?

結論から言うと、賃貸アパートにおいて、火災報知器のDIY設置は可能です。ただし、いくつかの条件と注意点があります。

大家さんの承諾

まず、大家さんの承諾を得ることが必須です。賃貸物件の場合、勝手に設備を増設することは禁止されている場合が多いです。事前に大家さんに相談し、承諾を得てから作業を進めましょう。今回のケースでは既に承諾を得ているとのことですので、問題ありません。

設置場所と台数

設置場所と台数は、消防法令に基づいて決定されます。一般的に、寝室、台所、廊下などに設置が求められます。質問者様のアパートの場合、二階建てで寝室が2部屋、一階に台所と浴室があるとのことですので、最低でも寝室2部屋と台所に1台ずつ、計3台の設置が推奨されます。浴室は、湿気の影響を受けやすいので、専用の防湿型火災報知器を選ぶ必要があります。設置場所については、天井付近が一般的ですが、設置場所の高さや種類によっては壁面への設置も可能です。設置マニュアルをよく確認し、適切な場所を選びましょう。

資格の必要性

火災報知器の設置自体に特別な資格は必要ありません。しかし、電気工事士などの資格を持つ方が作業を行う方が安全です。特に、配線工事が必要な場合や、不適切な設置によって火災リスクを高める可能性があるためです。DIYで設置する場合は、ホームセンターなどで販売されている説明書を丁寧に読み、正しく設置しましょう。

火災報知器の選び方と設置方法

ホームセンターでは様々な種類の火災報知器が販売されています。選び方のポイントは以下の通りです。

種類

* 熱式:一定の温度以上に温度が上昇すると作動するタイプ。キッチンなど、熱源に近い場所に適しています。
* 煙式:煙を感知して作動するタイプ。寝室など、煙の発生が早い場所に適しています。
* 光電式:煙の量を感知して作動するタイプ。煙の発生初期に感知する能力が高いです。
* イオン化式:空気中のイオンの変化を感知して作動するタイプ。燃焼初期の小さな火災にも反応しやすいです。

質問者様のケースでは、寝室には煙式または光電式、台所には熱式が適しています。

設置方法

1. 設置場所の確認:消防法令に基づき、適切な場所を選びます。
2. 火災報知器の取り付け:付属のネジや両面テープでしっかりと固定します。
3. テスト:設置後、テストボタンを押して正常に作動することを確認します。
4. 定期点検:定期的にテストを行い、電池交換など必要なメンテナンスを行います。

設置マニュアルを必ず確認し、正しく設置しましょう。

費用を抑えるための工夫

火災報知器の設置費用を抑えるためには、以下の点に注意しましょう。

自分で設置する

専門業者に依頼するよりも、自分で設置することで工賃を節約できます。ただし、安全に設置できるスキルと知識が必要です。

価格比較

ホームセンターやインターネット通販などで、価格を比較して最も安いものを選びましょう。

補助金制度の活用

自治体によっては、火災報知器の設置費用に対する補助金制度が設けられている場合があります。お住まいの自治体のホームページなどで確認してみましょう。

専門家への相談

DIYに不安がある場合、または複雑な設置が必要な場合は、電気工事士などの専門業者に相談することをお勧めします。専門業者であれば、安全で適切な設置方法を提案してくれます。

まとめ

賃貸アパートへの火災報知器設置は、DIYでも可能ですが、大家さんの承諾、設置場所、種類、安全な設置方法など、注意すべき点が多くあります。費用を抑えつつ安全に設置するためには、事前に情報を集め、適切な準備を行うことが重要です。不安な場合は、専門家への相談も検討しましょう。安全な住環境を確保するために、適切な火災報知器の設置を心がけましょう。

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