賃貸アパートのDIYトラブル!内装工事の勝手に変更を止める方法

私の父は、賃貸で借りてるアパートの室内を勝手に内装工事してしまいます。(父親は内装屋の社長です) 畳の部屋を床に張り替えてしまったり、壁にビスでプラスチックの植木鉢を貼り付けたり、壁に棚をビスや業務用ボンドで固定したり、とにかく、その非常識さに困ってます。やっちゃいけないんだよと言ってもプライドの高い人なんで16才の娘に注意されるのが嫌みたいで、逆ギレされます。こういった場合、どうすればやめてもらえますか?

賃貸における内装工事の禁止事項とトラブル発生時の対処法

お父様は内装屋社長というプロであるにも関わらず、賃貸物件で勝手に内装工事を行っているとのこと。これは非常に深刻な問題です。賃貸物件では、原則として借り主による内装工事は大家さんの許可が必要です。勝手に工事を行うことは、契約違反にあたり、退去時に原状回復費用を請求されるだけでなく、最悪の場合、契約解除となる可能性もあります。 お父様の行為は、単なるDIYの範囲を超えて、賃貸契約違反に該当する可能性が高いです。

賃貸物件におけるDIYのルール

賃貸物件でDIYを行う際には、以下の点を必ず確認しましょう。

  • 賃貸契約書を確認する:契約書には、内装工事に関する規定が記載されている場合があります。特に、許可が必要な工事や禁止されている工事について明確に記述されていることが多いです。契約書をよく読み、制限事項を確認しましょう。
  • 大家さんへの相談:どんな小さな工事であっても、事前に大家さん(または管理会社)に相談し、許可を得ることが重要です。許可を得ずに工事を行うと、トラブルに発展する可能性があります。
  • 工事内容の制限:許可が下りたとしても、工事の内容には制限があります。例えば、壁に大きな穴を開ける、床を剥がす、配管工事を行うなどは、原則として許可されません。小さな棚の取り付けなど、軽微な工事であっても、事前に相談が必要です。
  • 原状回復義務:賃貸借契約では、退去時に原状回復義務があります。これは、借り主が物件を借りた状態に戻す義務を指します。勝手に工事を行った場合は、退去時に工事部分の原状回復費用を負担しなければなりません。場合によっては、工事費用以上に高額な費用がかかる可能性もあります。

お父様の行為が及ぼすリスク

お父様の行為は、以下のリスクを伴います。

  • 高額な原状回復費用:畳の張り替え、壁へのビス穴、棚の固定跡などは、全て原状回復の対象となります。これらの修復には高額な費用がかかる可能性があります。
  • 契約解除:賃貸契約違反が重大な場合は、大家さんから契約解除を言い渡される可能性があります。そうなると、すぐに引っ越しをしなければならず、多大な迷惑がかかります。
  • 近隣トラブル:工事の音や振動によって、近隣住民に迷惑がかかる可能性があります。騒音トラブルに発展する可能性も否定できません。
  • 建物の損傷:専門家ではない人が工事を行うと、建物の構造に損傷を与える可能性があります。これは、大家さんとのトラブルだけでなく、安全上の問題にも繋がります。

お父様に工事の中止を促す方法

お父様に工事の中止を促すには、感情的な対立を避け、冷静かつ論理的に説明することが重要です。

1. 具体的な危険性と損失を説明する

感情的な言葉ではなく、具体的な数字や事実を提示することで、お父様の理解を促します。例えば、「この工事で、退去時に○○万円の原状回復費用がかかる可能性があります」と伝えましょう。また、契約解除のリスクについても明確に説明する必要があります。

2. 専門家の意見を提示する

弁護士や不動産会社などに相談し、専門家の意見を提示することで、お父様の説得力を高めることができます。専門家の意見は、感情に左右されない客観的な判断として、お父様にも受け入れられやすくなります。

3. 代替案を提案する

お父様のDIYの意欲を完全に否定するのではなく、賃貸物件でも可能な代替案を提案してみましょう。例えば、賃貸物件用の壁掛けフックや、置くだけで済む収納家具などを提案することで、お父様の不満を軽減できる可能性があります。

4. 家族会議を開く

家族会議を開き、問題点と解決策について話し合う場を設けましょう。他の家族の意見を聞くことで、お父様の考え方が変わる可能性があります。

5. それでも改善が見られない場合

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、大家さんや管理会社に相談してみましょう。大家さんは、賃貸物件の管理責任者として、お父様の行為を止めることができます。場合によっては、弁護士に相談することも検討しましょう。

インテリアを楽しむための代替案

お父様のDIYへの情熱を、賃貸物件でも安全に楽しめる方法に転換させることも重要です。

賃貸OKなインテリアアイテム

  • 賃貸OKのウォールステッカー:壁に貼って剥がせるタイプのウォールステッカーは、手軽に模様替えを楽しめます。様々なデザインがあるので、お父様の好みに合ったものを選べます。
  • 置くだけで使える収納家具:ビスやボンドを使わずに設置できる収納家具は、賃貸物件に最適です。様々なデザインとサイズがあるので、お部屋のレイアウトに合わせて選ぶことができます。
  • 手軽に模様替えできるラグやカーテン:ラグやカーテンは、比較的簡単に交換できるので、模様替えを楽しみたいお父様にはおすすめです。様々な色や素材があるので、お部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
  • 賃貸対応の棚:壁に穴を開けずに設置できる突っ張り棚や、自立式の棚など、賃貸物件でも使える棚があります。これらの棚を使えば、収納スペースを増やすことができます。

まとめ:冷静な対応と適切な解決策が重要

賃貸物件での無許可の工事は、様々なリスクを伴います。お父様との良好な関係を維持しつつ、冷静に問題に対処することが大切です。専門家の意見を参考にしながら、適切な解決策を見つけるようにしましょう。 今回のケースでは、お父様のプライドを傷つけずに、具体的な危険性と損失を丁寧に説明し、賃貸物件でも楽しめる代替案を提案することが、最も効果的な解決策となるでしょう。

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