賃貸アパートの雨漏りと管理会社とのトラブル解決ガイド

賃貸アパート・雨漏りについて、管理会社とトラブルになりました。賃貸における法律に詳しい方、どうか知恵をお貸しくださいませんか。今年2月中頃、東京の大雪で、当方が昨年8月より賃貸契約を結んで居住していたアパート(2階建の2階、角部屋)が雨漏りしました。その被害は*天井の半分弱が水浸しになって天井裏の埃が表面に浮き出し、真っ黒になった*その天井半分弱から漏れ出した雨水により、家財に不具合が出た*壁にも雨水が滴り、うっすらと汚れの筋ができた*カーテンレールをとめてある窓枠の木が弱り、カーテンレールがグラグラしている*床一面が水浸しになり、バスタオルでおさえたものの、階下にも浸水した(階下の方は今回関係ありません)*雨漏りの処置をおこなっていたために、仕事に遅れたというものです。正直酷い有様でした。それで管理会社にすぐに電話をしましたが、まったく連絡がつかず・・・朝の4時に雨漏りが始まって、結局管理会社に電話がつながったのは夕方5時。それでも、担当者不在で折り返し8時には電話するとのことでしたが、まったく連絡は来ません。こちらからかけても不在のまま、結局連絡が来たのは、雨漏りの日から翌々日の夜でした。それに対してまったく謝罪もなく、また雨漏りに関しても心配の言葉や謝りは一切ありません。受け応えも偉そうで、正直店子に対する口調ではないと感じました。この横柄な態度で、当方は穏便に済ませる気はなくなりました。ちなみにこの管理会社は不動産の知識が一切ないそうで、大家の親戚で輸入会社の傍ら行っているようです。当方が入入居した時点では、不動産に詳しい管理会社でしたが、雨漏り1か月前にその管理会社は解約され、その輸入会社に変更になりました。この雨漏りに関して結論的には「天井に関してはこちらの下請けの工務店がおこなうが、火災保険があるわけだからそれ以外は何もしない」とのことでした。しかし火災保険ではカバーならなかった家財はたくさんあります。雨漏りから約10日後、ワインを手土産に謝罪にいらっしゃって、一度これを受け入れました。それでも謝罪に来てくれたのだから・・・や、こんな家に住んだ私が不運だっただけだ、と思うようにしましたが、天井を張り替えて(4月中頃にして頂きました)、ワインで済ませようとしただけに見え、カバーされなかった修理費用や買い替えに追われ、即日対応もままならなかったことにまったく納得ができておらずしばらく悩みました。こちらとしては*火災保険でカバーできなかったものを負担してもらいたいのですが、向こうがノーと言い続ければ不可能なのでしょうか。

賃貸における雨漏りトラブル:管理会社との対応と解決策

東京の大雪による雨漏りで、賃貸アパートの居住者の方と管理会社との間でトラブルが発生したとのこと、大変お辛い状況だったと思います。 管理会社の対応の遅さや、謝罪の欠如、そして火災保険以外の補償を拒否されたことなど、多くの問題点が指摘できます。 この状況を改善し、適切な解決策を見つけるために、以下に具体的なステップと法的根拠を説明します。

1. 雨漏りの原因究明と証拠の確保

まず、雨漏りの原因を明確にする必要があります。 専門業者による調査を依頼し、雨漏りの原因と修理方法、そしてその費用を明確に記載した報告書を作成してもらいましょう。 これは、後の交渉において重要な証拠となります。

  • 写真・動画撮影:雨漏りの状況、被害を受けた家財、壁や天井の損傷を詳細に記録しましょう。日付と時刻を記録することも重要です。
  • 修理見積書の取得:複数の業者から見積もりを取り、比較することで、適正な修理費用を把握できます。
  • 管理会社との連絡記録:電話やメールのやり取りを全て記録しておきましょう。日付、時間、内容を正確に記録することが重要です。

2. 管理会社の責任と法的根拠

賃貸借契約において、家主(または管理会社)には、居住者の安全・安心を確保する義務があります。 今回の雨漏りは、建物の老朽化や管理不備による可能性が高く、管理会社には責任があります。 民法616条では、家主は「目的物の使用・収益に足りる状態に維持する義務」を負っています。 雨漏りは、この義務違反に該当する可能性が高いです。

3. 管理会社への交渉と内容証明郵便

まずは、管理会社に改めて内容証明郵便で、以下の点を伝えましょう。

  • 雨漏りの状況と被害内容の詳細
  • 専門業者による調査結果と修理費用
  • 火災保険でカバーされない家財の損害賠償請求
  • 管理会社の対応の遅延と不適切な対応に対する抗議
  • 損害賠償請求額と期限

内容証明郵便は、証拠として非常に有効です。 管理会社が依然として対応しない場合は、次のステップに進みましょう。

4. 弁護士への相談

管理会社との交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。 弁護士は、法律に基づいた適切なアドバイスと、法的措置(訴訟など)のサポートをしてくれます。 弁護士費用はかかりますが、適切な解決を得るためには有効な手段です。

5. 具体的な損害賠償請求の項目

損害賠償請求の項目としては、以下のものが考えられます。

  • 家財の修理費用または買い替え費用:写真や領収書などの証拠を提出しましょう。
  • 精神的苦痛に対する慰謝料:管理会社の対応の遅延や不適切な対応による精神的苦痛を主張できます。
  • 仕事への遅刻による損害:証明できる範囲で請求できます。
  • 引っ越し費用:居住に支障がある場合、引っ越し費用を請求できる可能性があります。

6. 専門家の視点:不動産管理士の意見

不動産管理士の視点から見ると、今回の管理会社の対応は極めて不適切です。 迅速な対応と丁寧な説明が求められる状況で、連絡が遅れ、謝罪もなく、責任転嫁をしている点は、プロとしての意識が欠如していると言わざるを得ません。 特に、賃貸借契約上、家主(または管理会社)には、居住者の安全・安心を確保する義務があり、その義務を果たせていない点が問題です。 弁護士への相談を強くお勧めします。

7. 解決への道筋と予防策

今回のトラブルを解決するためには、証拠をしっかり固め、管理会社との交渉、そして必要であれば弁護士を介した法的措置を検討する必要があります。 将来、このようなトラブルを避けるためには、賃貸契約を結ぶ際に、建物の状態をきちんと確認し、管理会社の対応について事前に確認することが大切です。 また、賃貸保険に加入することで、家財の損害をカバーできる可能性があります。

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