賃貸アパートの防音対策!ジョイントマットの選び方と設置に関するQ&A

今度木造の賃貸アパートに引っ越します。防音対策で、部屋じゅうにジョイントマットを敷き詰めたいのですが、ジョイントマットの上に洗濯機や冷蔵庫やベッドを置くのは良くないですか?ジョイントマットの耐重量について検索してもどこにも記載されていませんでした。経験のある方、ご回答宜しくお願い致します。

ジョイントマットと重量物:洗濯機、冷蔵庫、ベッドの設置について

木造賃貸への引っ越し、そして防音対策としてジョイントマットの全面敷設をご検討中とのこと、大変良いですね!生活音の軽減は快適な居住空間を確保する上で非常に重要です。しかし、ジョイントマットの上に洗濯機や冷蔵庫、ベッドといった重量物を置くことに関しては、いくつか注意すべき点があります。

まず、ジョイントマットの耐荷重は製品によって大きく異なります。 多くの製品に具体的な耐荷重が明記されていないのが現状です。これは、ジョイントマットの種類(素材、厚さ、構造など)によって耐荷重が大きく変わるため、一律の基準を設けるのが難しいからです。 そのため、購入前に必ず製品の仕様書や商品説明を詳細に確認することが不可欠です。 中には「耐荷重〇〇kg」と明記されているものもありますし、メーカーの問い合わせ窓口に直接確認することも可能です。

重量物設置時のリスクと対策

洗濯機や冷蔵庫、ベッドといった重量物をジョイントマットの上に直接置くと、以下のリスクがあります。

  • マットのへこみ、変形:特に厚みの薄いジョイントマットの場合、重量物の圧力によってへこみ、変形が生じる可能性があります。長期間使用すると、マットの形状が崩れ、防音効果も低下する可能性があります。
  • マットの破損:極端に重い物や、尖った脚を持つ家具を置くと、マットが破損する可能性があります。特に、安価な製品は強度が低い傾向にあるため注意が必要です。
  • 床への負担:ジョイントマットは床への負担を軽減する効果もありますが、重量物を直接置くと、マットを通して床に大きな圧力が加わり、床の傷みやへこみの原因となる可能性があります。特に、木造の賃貸アパートでは床への負担を軽減することが重要です。
  • 騒音の悪化:変形や破損したマットは、本来の防音効果を発揮できず、騒音問題を悪化させる可能性があります。

重量物設置のための対策

これらのリスクを軽減するためには、以下の対策を講じましょう。

  • 耐荷重の高いジョイントマットを選ぶ:厚みのある高品質なジョイントマットを選びましょう。製品仕様書で耐荷重を確認し、想定される重量を余裕を持って超える製品を選択することが重要です。素材もEVA樹脂や、より高耐久なPVC樹脂製を選ぶことをおすすめします。
  • 重量物を分散させる:洗濯機や冷蔵庫の脚の下に、耐荷重の高い板などを敷くことで、重量を分散させることができます。これにより、マットへの負担を軽減し、へこみや破損を防ぐ効果があります。ベッドの場合は、脚付きマットレスを使用するか、ベッドの脚の下に保護材を敷くことを検討しましょう。
  • 定期的な点検:マットの状態を定期的に確認し、へこみや変形、破損がないかを確認しましょう。異常が見つかった場合は、交換を検討してください。
  • 防音対策を複合的に行う:ジョイントマットだけでは防音効果に限界があります。カーペットやラグを併用したり、壁に防音シートを貼るなど、複数の防音対策を組み合わせることをおすすめします。防音カーテンなども効果的です。

ジョイントマット選びのポイント

ジョイントマットを選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

1. 厚さ

厚さは防音性能に大きく影響します。厚みのあるマットほど防音効果が高い傾向にあります。しかし、厚すぎるマットは、段差ができやすく、掃除がしにくくなる可能性があります。自分の生活スタイルや部屋の状況に合わせて適切な厚さを選びましょう。一般的には、1cm以上の厚さのものを選ぶのがおすすめです。

2. 素材

ジョイントマットの素材は、EVA樹脂、PVC樹脂、PE樹脂などがあります。それぞれの素材にはメリット・デメリットがあり、耐荷重や耐久性、防音性、価格などが異なります。

  • EVA樹脂:軽量で柔らかく、クッション性が高いのが特徴です。小さなお子さんやペットがいる家庭におすすめです。しかし、耐荷重は比較的低めです。
  • PVC樹脂:EVA樹脂よりも硬く、耐久性が高いのが特徴です。耐荷重も高く、重量物を置く場合にも適しています。ただし、価格はやや高めです。
  • PE樹脂:EVA樹脂とPVC樹脂の中間的な性質を持っています。価格も比較的安価です。

3. サイズと枚数

部屋の広さに合わせて適切なサイズと枚数のジョイントマットを選びましょう。事前に部屋の寸法を測り、必要な枚数を計算しておきましょう。

4. デザインとカラー

ジョイントマットは、部屋のインテリアに影響を与えるため、デザインとカラーにも気を配りましょう。部屋の雰囲気に合ったデザインとカラーを選ぶことが重要です。

専門家の意見:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの山田花子氏に、ジョイントマットの活用方法についてアドバイスをいただきました。

「ジョイントマットは、手軽に防音対策できる優れたアイテムですが、重量物を置く際には、必ず耐荷重を確認することが重要です。また、マットの素材や厚さ、設置方法などによって、防音効果も変わってきます。部屋全体のインテリアとの調和も考慮し、最適なジョイントマットを選び、快適な空間を演出しましょう。」

まとめ

ジョイントマットは、賃貸アパートでの防音対策に有効な手段ですが、重量物を置く際には注意が必要です。耐荷重の高い製品を選び、重量物を分散させる工夫をすることで、マットのへこみや破損、床への負担を軽減できます。 複数の防音対策を組み合わせることで、より効果的な防音を実現できるでしょう。 本記事を参考に、快適な住空間を実現してください。

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