賃貸アパートの設備トラブルと家賃滞納、強制退去に関するQ&A

初めての利用になります。皆様の多大なるご意見宜しくお願います。質問内容は賃貸アパート問題についてです。現在、私の姉が家賃30000円のアパートに約2年半ほど住んでおりますが、入居当初から設備の問題に悩んでいます。①玄関ドアノブ鍵穴の損傷②浴槽内の風呂を沸かす穴?の部品劣化(ボイラ異常はないが)③TVアンテナの調子が悪く、当時アナログで6局中3局しか映らない状態です。姉が言うには①②については不動産仲介業者に連絡した所、すぐ対応してもらえたようで解決はできましたが、③のTVアンテナ問題だけは3年近く経った今も仲介業者や大家も無視し続けています。流れとしては、姉が問合せし、お願いしても対応してもらえない為、私(兄弟です。)自身もお願いしてみました。だが仲介業者が大家へ電話確認した所、アパート外観のアンテナは依頼した電気業者から異常なしとの回答でした。そんな訳ないからこちらは困って問合わせてるのに異常なしっと言ってるでしょ!としまいには逆切れ。姉と両隣同士の部屋へも確認しましたが問題なく、どうやらこの部屋だけ電波が悪いようです。とりあえず自分でも電気屋を2社呼んでみました(金銭自己負担)が、揃って回答は元のアンテナか部屋まで配線が悪いとの事でした。それを仲業者に伝えても、依然平行線の回答だった為、姉と「あと2年すれば地上デジタル」に変わるし、そのタイミングまで待ってみようと、渋々3局しか映らない(うち一つはNHKなのに・・)テレビで我慢することにしました。そして今年7月地デジ完全移行を終えても結局状況は変わりませんでした。8月、久々に業者へ問合せをすれば「だからアパートは異常ないんだからクレームなら総務省に言え!」の始末。話になりません。自分もいい加減ヵっとなり、大家への連絡先をなんとか聞き出して、直接言った所「電気業者を部屋へ入れ確認してみます。と同時に滞納されている分をお支払願います」と冷静な対処。この時は姉は既に良心的な対処をしない業者や大家に不満を抱いていたので、意図的に今年6月から家賃滞納をしておりました。(私もそれを聞いて、生活には欠まかせないTVが見れない状況が続いて困っているのに、家賃を正規で支払続けているのは納得がいきませんでしたが。)そして10月になり、TVアンテナ工事終了で9割方は見れるようになったので支払いを来月分からしようと(数か月滞納分は話合うつもり)思っていた矢先に大家から強制退去の電話がありました。このような場合姉は、滞納した5ヶ月分の家賃を言われるがまましなければならないのでしょうか?今は退去を決断し、期日までの支払をしなければ先方は裁判するとの事ですが

賃貸トラブル:TVアンテナ不具合と家賃滞納、強制退去の法的観点

このケースは、賃貸借契約における重要事項である「修繕義務」と「家賃滞納」が絡み合った複雑な問題です。まず、重要なのは、TVアンテナの不具合が、居住に支障をきたす重大な瑕疵に当たるかどうかです。

重大な瑕疵とは?

重大な瑕疵とは、居住の用に供することができない、または著しく困難な状態を指します。今回のケースでは、テレビが見られないという状況は、日常生活に大きな影響を与えていると言えるでしょう。特に、アナログ放送終了後も問題が解決されなかった点、そして入居時から問題があった点を考慮すると、重大な瑕疵に該当する可能性が高いと考えられます。

大家・管理会社の修繕義務

賃貸借契約において、大家または管理会社には、建物の修繕義務があります。民法616条では、賃貸人が「借主の責めに帰すべき事由によらない建物の瑕疵」について修繕義務を負うと規定されています。今回のTVアンテナの不具合は、姉の責めに帰すべき事由ではありません。そのため、大家には修繕義務があったと言えます。

家賃滞納と相殺

姉は、TVアンテナの不具合を理由に家賃を滞納しました。民法420条の「債務不履行による損害賠償請求権」に基づき、家賃の一部を相殺できる可能性があります。ただし、これは、滞納期間や滞納額、そして不具合の重大性などを総合的に判断する必要があります。裁判になった場合、専門家(弁護士)のアドバイスが必要不可欠となります。

強制退去と裁判

大家から強制退去の通告を受けた場合、すぐに対応する必要はありません。まずは、弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。裁判になった場合、大家側は、滞納家賃の請求と同時に、違約金や損害賠償を請求してくる可能性があります。一方、姉側は、修繕義務違反による損害賠償請求や、滞納家賃の相殺を主張できます。

具体的なアドバイスと解決策

姉さんの状況を改善するために、以下のステップを踏むことをお勧めします。

1. 弁護士への相談

まず、弁護士に相談することが最優先です。弁護士は、状況を正確に判断し、適切な法的アドバイスを提供してくれます。弁護士費用はかかりますが、裁判になった場合の費用やリスクを考えると、弁護士に相談することは非常に重要です。

2. 証拠の収集

これまでのやり取り(メール、電話記録、修理業者からの見積書など)を全て保存しましょう。これらの証拠は、裁判になった場合に非常に重要になります。また、近隣住民からの証言も有効な証拠となる可能性があります。

3. 賃貸借契約書を確認

賃貸借契約書をよく確認し、修繕義務に関する条項を確認しましょう。契約書に具体的な記述があれば、交渉の際に有利になります。

4. 内容証明郵便の送付

弁護士のアドバイスに基づき、内容証明郵便で大家に、修繕義務違反と家賃滞納の理由を説明し、解決策を提示しましょう。内容証明郵便は、証拠として有効です。

5. 交渉

大家と直接交渉する際には、弁護士に同行してもらうことをお勧めします。弁護士の立会いがあれば、交渉がスムーズに進み、合意に至る可能性が高まります。

6. 裁判

交渉が不調に終わった場合は、裁判を検討する必要があります。裁判では、専門家の証言や証拠に基づいて、公平な判決が下されます。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士は、ケースバイケースでアドバイスしますが、一般的に以下の点を指摘するでしょう。

* 家賃滞納の正当性:TVアンテナの不具合が重大な瑕疵に当たるかどうか、そしてそのことが家賃滞納の正当性をどの程度裏付けるか。
* 損害賠償請求:TVアンテナの不具合によって被った損害(精神的苦痛を含む)について、大家に損害賠償を請求できるか。
* 強制退去の違法性:強制退去が正当な理由に基づいているかどうか。
* 交渉戦略:大家との交渉において、どのような戦略をとるべきか。

まとめ:冷静な対応と専門家の活用が重要

今回のケースは、賃貸トラブルと家賃滞納が複雑に絡み合った難しい問題です。感情的な対応ではなく、冷静に状況を把握し、弁護士などの専門家の力を借りながら解決を図ることが重要です。 早急に弁護士に相談し、適切なアドバイスを得て、今後の対応を決定しましょう。

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