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新築アパートにおける不具合と対応について
新築アパートに入居後、複数の不具合が発生しているとのこと、大変なご心配ですね。特に、他の住戸で大きな揺れが発生しているという事実は、建物の構造的な問題を疑わせる深刻な事態です。 あなたの部屋でも「ミシミシ音」「BS受信不良」「戸の傾き」「アース未結線」といった問題が発生しており、安心して生活できる状況ではないと感じるのも当然です。
1. 揺れの問題と建物の安全性
6戸中2戸で地震以外の揺れが発生しているという事実は、重大な瑕疵(かし)の可能性があります。これは、建物の構造上の欠陥や施工不良が原因である可能性が高いです。 特に、メゾネットタイプで建物が一体になっているため、他の住戸にも影響が及ぶ可能性があり、早急な調査と対応が必要です。
2. アナウンス不足と居住者の権利
改修工事が行われたにも関わらず、他の住戸へのアナウンスがなかったことは、管理会社・オーナー側の重大なミスです。居住者の安全と安心を確保する義務を怠っていると言えます。 この点について、明日抗議するのは正しい対応です。
3. 引っ越し費用請求の可能性
あなたの部屋の不具合は、他の住戸ほど深刻ではないかもしれませんが、複数の問題が重なっていることから、居住環境に影響を与えていることは間違いありません。 引っ越し費用を請求できるかどうかは、以下の要素によって判断されます。
- 契約内容:賃貸借契約書に、建物の瑕疵による損害賠償に関する条項があるかを確認しましょう。 契約書に明記されていれば、それに基づいて請求できます。
- 不具合の程度:あなたの部屋の不具合が、日常生活に著しい支障をきたす程度であるか、専門家の意見を参考に判断する必要があります。 写真や動画で証拠を記録しておきましょう。
- オーナー側の対応:オーナーが不具合の修繕に誠実に対応する意思を示すか、あるいは対応が遅延しているかによって、請求できる可能性が変わってきます。
- 因果関係:あなたの部屋の不具合と、他の住戸の揺れ問題に因果関係があるかどうかを立証する必要があります。 専門家による調査が必要になる可能性があります。
4. 具体的な行動計画
明日、管理会社またはオーナーに以下の点を伝えましょう。
- 他の住戸へのアナウンス不足への抗議
- あなたの部屋の不具合に関する報告と修繕要求
- 建物の構造的な問題に関する懸念と、専門家による調査を依頼
- 状況によっては、引っ越し費用負担の交渉
交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談することをお勧めします。 消費者センターへの相談も有効です。
5. 専門家の視点:建築士の意見
建築士の視点から見ると、新築マンションで複数の住戸で揺れが発生していることは、非常に深刻な問題です。基礎の沈下、床組の不具合、あるいは地震による影響以外の何らかの原因が考えられます。 専門家による精密な調査が必要であり、その結果に基づいて適切な補修工事が行われるべきです。 もし、調査の結果、建物の構造に重大な問題があると判断された場合は、居住者の安全確保のため、全面的な改修工事や建て替えも検討されるべきでしょう。
6. 証拠の確保
今後の交渉に備えて、以下の証拠をしっかりと確保しておきましょう。
- 賃貸借契約書
- 不具合の写真・動画
- 管理会社・オーナーとのやり取りの記録(メール、手紙など)
- 専門家からの意見書(必要に応じて)
まとめ:あなたの権利を主張しましょう
新築アパートでの不具合は、居住者の権利を侵害する可能性があります。 あなたの不安は当然であり、適切な対応を求める権利があります。 証拠をしっかり確保し、管理会社・オーナーと冷静に交渉を行いましょう。 必要であれば、専門家の力を借りることを検討してください。 あなたの安全と安心が確保されることを願っています。