賃貸アパートのタバコ臭と壁紙の黄ばみ:退去時の費用と対策

エイブルで借りている家賃38000円の1Kアパートを四年住んでいます。タバコを部屋で吸っていて壁紙が黄ばんでいます。出る時にたくさんお金取られる気がして怖いです。いくらくらい取られるのでしょうか?

賃貸物件の退去費用:タバコによる壁紙の黄ばみと費用

長年、タバコを吸い続けていると、壁紙にヤニが染み込み、黄ばんでしまうことは避けられません。特に、換気が不十分な1Kアパートでは、その傾向が強くなります。退去時のクリーニング費用は、通常、原状回復義務に基づき、借主が負担することになります。しかし、その費用は、黄ばみの程度によって大きく変動します。

4年間、タバコを吸い続けてきた状況から判断すると、壁紙の黄ばみは相当なものと推測されます。そのため、単なるクリーニングでは済まず、壁紙の張り替えが必要になる可能性が高いでしょう。

想定される費用

具体的な費用は、アパートの広さ、壁紙の種類、業者によって異なりますが、壁紙の張り替え費用は、1㎡あたり数千円から1万円程度と幅があります。1Kアパートの壁面積を仮に20㎡とすると、壁紙張り替え費用だけで2万円~20万円の費用が発生する可能性があります。

さらに、クロス(壁紙)の張り替えだけでなく、以下のような費用も発生する可能性があります。

  • クリーニング費用: 壁紙の黄ばみ以外にも、タバコのヤニによる汚れが床や天井、窓などに付着している可能性があります。これらに対するクリーニング費用も必要となるでしょう。
  • 消臭費用: タバコの臭いは、壁紙だけでなく、建材自体に染み込んでいる可能性があります。そのため、特殊な消臭作業が必要になるケースもあります。これは、オゾン脱臭や特殊な消臭剤を使用するなど、費用が高額になる可能性があります。
  • その他: 損傷箇所の修繕費用など、状況によっては追加費用が発生する可能性があります。

これらの費用を総合的に考慮すると、最悪の場合、数十万円の費用がかかる可能性も否定できません。

退去費用を抑えるための対策

退去費用を少しでも抑えるためには、以下の対策を講じることをお勧めします。

1. 早期に不動産会社に相談する

まずは、現状を正直に不動産会社に伝え、費用について相談することが重要です。早期に相談することで、費用を抑えるための交渉や、適切な対応策を検討できる可能性があります。

2. 自力での清掃・補修

可能な範囲で、自力で清掃や補修を行うことで、費用を削減できます。例えば、壁紙の黄ばみが軽度であれば、市販の洗剤やクリーナーで清掃を試みることも可能です。ただし、無理に清掃して壁紙を傷つけないように注意が必要です。

3. 専門業者への依頼

黄ばみが深刻な場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。専門業者であれば、適切な清掃方法や補修方法を提案してくれるため、費用を抑えつつ、効果的に汚れを除去できます。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

4. 退去時の立会いに参加する

退去時の立会いに必ず参加し、現状を確認してもらいましょう。費用に関する説明をしっかり受け、納得できない点があれば、交渉しましょう。写真や動画で証拠を残しておくことも有効です。

5. 賃貸契約書を確認する

賃貸契約書に、原状回復に関する条項が記載されているかを確認しましょう。契約書の内容によっては、借主の負担が軽減される可能性があります。

専門家の視点:不動産会社と弁護士の意見

不動産会社は、原状回復義務に基づき、適切な費用を請求します。しかし、過剰な請求をされるケースもあります。そのような場合は、弁護士に相談することで、適切な費用を判断してもらうことができます。

弁護士は、賃貸借契約に関する専門知識を有しており、過剰な請求に対して適切な対応策をアドバイスしてくれます。

具体的な事例

例えば、ある1Kアパートで、タバコによる壁紙の黄ばみが酷かったケースでは、壁紙の張り替え費用だけで10万円、クリーニング費用が3万円、消臭費用が2万円かかり、合計15万円の費用が発生しました。しかし、早期に不動産会社に相談し、自力でできる範囲の清掃を行ったことで、最終的な費用は12万円に抑えられました。

まとめ

タバコによる壁紙の黄ばみは、退去時に高額な費用が発生する可能性があります。費用を抑えるためには、早期に不動産会社に相談し、自力での清掃・補修、専門業者への依頼などを検討することが重要です。また、賃貸契約書をよく確認し、必要であれば弁護士に相談することも有効です。

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