賃貸アパートでの外壁工事トラブルと適切な対応

先日住んでいる賃貸アパートに外壁工事が入りました。「ご迷惑おかけしますが○日までの間は汚れる可能性があるので洗濯物を干すのはお控えください。何かございましたらこちらへ(電話番号)」といった主旨のプリントが事前に入れられていました。私も意識して洗濯物などは業者の入らない土日に済ますようにしました。が、ある日帰ってみるとベランダにおいておいたはずの段ボールや植木鉢がドアの前に積み重ねられていました。廊下が狭いので部屋のドアも開けることができず、いったん全部どかして部屋に入り、プリントにあった電話番号へ電話しました。すると「ベランダの塗り替えをしたので移動しました。明日には乾くと思うので戻して下さい」との事。「自分で戻すんですか?」と聞くと「そうです」といわれ、何度頼んでも戻しには来てくれず自分で室内を通して戻しました。そのあと部屋を大掃除。「居住スペースの工事ではない」とあったのですが、ベランダは居住スペースではなかったのでしょうか?さらに後日帰ってみるとベランダにある洗濯機の中が泥まみれになっていました。洗濯機カバーを動かした形跡もありました。(泥の手形がついていた)さすがに頭に来たので次の日工事をしていた業者に直接伝えると「気づかなかった、しょうがない、洗濯機を洗うから部屋に入れてくれ」といった主旨の事を言われ謝罪は全くなし。これはダメだと思い仲介業者に伝えると「大家さんご指名の業者なのでこちらからは何もできない」と言われ、大家さんは「仲介業者に全て任せている」と言われどうしていいかわからなくなりました。もう一度仲介業者に業者さんをかえてもらうか、仲介業者さんが立ち会いしてくれるなど対策をとってくれませんか?と頼んだのですが「それはちょっと」と繰り返すだけで話が全く進みません。その間にも帰ってみると網戸がなくなってたり、逆に戻ってきたと思ったら開かなくなっていたりして、毎日のように仲介業者に電話している状態でした。「もしかして私クレーマーって思われてるかも」と心配になり、知人男性に頼むとあっさり「申し訳ございません、すぐ対処いたします。」と謝罪していたのです。(女だからなめられていたのでしょうか?)その頃には工事は全て終了していましたが、、、後日大家さんが一人で謝りにきました。私は最初大家さんより「お金を払って仲介業者さんにお願いしている」といわれ、仲介業者さんも「何かあればまず私どもに」といっており、大手の会社だったので安心していたのですが、がっかりです。こういった場合どうしたらよかったのでしょうか?今後の参考までに皆さんのご意見お聞かせいただけたらと思います。

賃貸における外壁工事トラブル:発生状況と問題点

今回のケースでは、賃貸アパートの外壁工事において、業者の対応に大きな問題がありました。ベランダにある私物(段ボール、植木鉢)の移動、洗濯機への泥汚れ、網戸の損壊など、居住者の生活に直接影響を与える複数のトラブルが発生しています。特に問題視される点は以下の通りです。

  • 業者の無断移動と不十分な対応: ベランダの私物を勝手に移動し、しかも居住者自身に元の場所に戻させるよう指示した点は、明らかに不適切な対応です。謝罪もなく、責任転嫁の姿勢が見られます。
  • 洗濯機への損傷: 洗濯機内部への泥汚れは、業者の不注意によるものであり、重大な損害です。適切な謝罪と修理・清掃の対応が求められます。
  • 網戸の損壊: 網戸の消失や開閉不能といった状況も、業者の作業ミスが疑われます。これも適切な対応が必要です。
  • 仲介業者と大家の対応: 仲介業者は大家からの指示を理由に、積極的な対応を避けました。大家も責任を仲介業者に丸投げする姿勢を見せています。これは、賃貸契約における責任分担の観点から問題です。
  • 性差による対応の違い: 知人男性が介入することで、業者の対応が劇的に改善した点は、性差別的な対応の可能性を示唆しています。これは深刻な問題です。

賃貸トラブル発生時の適切な対応:具体的なステップ

このようなトラブルを回避し、適切に対処するためには、以下のステップを踏むことが重要です。

1. 事実関係の記録と証拠の確保

トラブル発生時には、まず事実関係を詳細に記録しましょう。日付、時間、状況、損害内容などを具体的にメモし、写真や動画で証拠を確保します。特に、損傷箇所の状況を記録しておくことは重要です。

2. 関係者への連絡と丁寧な説明

まずは、工事担当業者に直接連絡し、問題点を伝え、具体的な対応を求めます。その際、感情的にならず、冷静に事実を説明することが重要です。記録した証拠を提示しながら、具体的な改善策(修理、清掃、弁償など)を要求しましょう。

3. 仲介業者への連絡と状況報告

業者への連絡後、仲介業者にも状況を報告します。証拠となる写真や動画を添付し、具体的な対応を求めます。仲介業者が対応に消極的な場合は、書面で内容証明郵便を送付するなど、記録を残すことが重要です。

4. 大家への連絡

仲介業者と大家の対応が不十分な場合は、大家に直接連絡し、問題点を伝え、解決策を求めます。この際も、冷静に事実を説明し、証拠を提示することが重要です。

5. 必要に応じて専門家への相談

上記の方法で解決できない場合は、弁護士や不動産管理士などの専門家に相談することを検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応を取ることができます。

トラブル回避のための事前対策

トラブルを未然に防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

1. 契約内容の確認

賃貸契約書をよく読み、工事に関する規定を確認しましょう。工事の内容、期間、責任分担などが明確に記載されているか確認し、不明な点は事前に大家または仲介業者に確認します。

2. 事前の連絡と確認

工事開始前に、工事の内容、期間、作業範囲などについて、業者から詳細な説明を受けるようにしましょう。また、工事中に発生する可能性のある問題点についても、事前に確認しておきます。

3. 写真撮影による現状把握

工事開始前には、ベランダや室内の状況を写真に撮影しておきましょう。トラブル発生時に、現状と比較することで、損害の有無を明確にできます。

4. 記録の保持

工事に関する全ての連絡事項(メール、電話、手紙など)は、大切に保管しましょう。トラブル発生時に、証拠として活用できます。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、今回のケースは、業者の不注意による損害と、仲介業者・大家の不適切な対応が問題となっています。損害賠償請求を検討する際には、以下の点を考慮する必要があります。

* 損害の額の算定: 洗濯機の修理費用、清掃費用、精神的苦痛に対する慰謝料など、具体的な損害額を算定する必要があります。
* 証拠の収集: 写真、動画、メール、電話記録など、損害発生の状況を証明する証拠をしっかりと収集する必要があります。
* 法的根拠の確認: 賃貸借契約、民法などの規定に基づき、損害賠償請求の法的根拠を確認する必要があります。

まとめ:冷静な対応と記録が重要

賃貸アパートでの工事トラブルは、適切な対応を怠ると、大きなストレスと損害につながる可能性があります。今回のケースのように、性差別的な対応を受ける可能性も考慮し、冷静に事実を記録し、関係者へ適切に連絡することが重要です。解決が困難な場合は、専門家への相談を検討しましょう。

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