賃貸の壁の黄ばみ対策:コルクボード跡の汚れの原因と解決策

部屋の壁紙に黄ばみが出来てしまいました。賃貸の部屋で2年程壁にコルクボードを掛けていましたが、外してみると掛かっていた部分だけ写真のように黄ばんでいました。コルクボードの裏面は薄いベニヤ板のような素材です。もし日焼けでしたら変色が逆になると思われますし、窓からの光が届かない部分なので原因も分からず…他の方の質問を拝見して、●メラミンスポンジで擦る●カビキラーを薄めてトントンしてみるを試しましたが、一向に薄くなりません。この汚れは一体何が原因なのでしょうか?また、他に落ちる・目立たなくする方法はありますか?ご存知の方よろしくお願い致します。

コルクボード跡の黄ばみの原因究明

賃貸住宅で長期間コルクボードを貼っていた箇所に黄ばみが発生したとのこと。メラミンスポンジやカビキラーを試しても効果がないとのことですので、原因を詳しく見ていきましょう。日焼けではないと推測されている通り、窓からの直射日光が当たらない場所での黄ばみは、日焼け以外の原因が考えられます。

可能性として考えられるのは以下の3点です。

  • コルクボードの裏面材からの色移り:コルクボードの裏面材はベニヤ板のような素材とのことですが、このベニヤ板に含まれる成分や、接着剤などが壁紙に染み込んだ可能性があります。特に、安価なコルクボードの中には、木材の接着に劣悪な接着剤を使用しているものもあり、それが経年劣化によって変色し、壁紙に色移りするケースがあります。
  • コルクボードと壁紙の間に発生した湿気:コルクボードと壁紙の間に湿気がこもり、壁紙が変色した可能性も考えられます。特に、換気が悪い部屋や、結露しやすい部屋では、この可能性が高くなります。
  • 汚れの付着:コルクボードの裏面や、コルクボードと壁紙の間に、目に見えない汚れが付着し、それが黄ばみの原因となっている可能性も考えられます。

これらの原因を特定するには、コルクボードの裏面を詳しく観察したり、壁紙の素材を調べたりする必要があります。

黄ばみ対策:具体的な方法と注意点

残念ながら、メラミンスポンジやカビキラーでは効果がない場合、より強力な洗浄剤や、専門業者への依頼が必要になる可能性があります。以下に、具体的な対策方法と注意点をご紹介します。

1. より強力な洗剤を試す

メラミンスポンジやカビキラーでは効果がなかった場合、次のような洗剤を試してみるのも良いでしょう。

  • 中性洗剤:薄めた中性洗剤を柔らかい布に含ませ、優しく拭き取ります。強く擦ると壁紙を傷める可能性があるので注意が必要です。
  • マジックリンなどの研磨剤入りの洗剤:研磨剤入りの洗剤は、より強力な洗浄効果が期待できますが、壁紙を傷める可能性が高いので、目立たない場所で試してから使用しましょう。使用後は必ず水拭きをして、洗剤が残らないようにしてください。
  • 酸性洗剤:カビや汚れに効果的な酸性洗剤も選択肢の一つですが、壁紙の種類によっては変色や劣化を引き起こす可能性があります。必ず目立たない場所で試してから使用し、使用後は十分に水拭きしてください。

注意:洗剤を使用する際は、必ず換気を良くし、ゴム手袋を着用しましょう。目に入ったり、肌に付着しないように注意してください。

2. 専門業者に相談する

上記の洗剤を試しても効果がない場合は、壁紙のクリーニングを専門とする業者に相談することをおすすめします。専門業者は、壁紙の種類や汚れの状態に合わせた適切な洗浄方法を選択し、より効果的に黄ばみを落とすことができます。費用はかかりますが、自分で対処するよりも綺麗に仕上がり、賃貸契約終了時のトラブルを防ぐためにも有効な手段です。

3. 黄ばみを隠す方法

黄ばみを完全に落とすのが難しい場合、以下のような方法で黄ばみを目立たなくすることができます。

  • 壁紙の上から塗装する:壁紙の上から、同系色のペンキや壁紙用の塗料で塗装することで、黄ばみを隠すことができます。ただし、賃貸住宅の場合、退去時に元の状態に戻す必要があるため、大家さんへの確認が必要です。
  • ステッカーやポスターで隠す:黄ばんだ部分をステッカーやポスターで隠すのも一つの方法です。デザイン性の高いステッカーやポスターを選べば、インテリアの一部として活用することも可能です。
  • 家具やインテリアで隠す:ソファや棚などの家具、あるいは大きな絵画などを配置することで、黄ばんだ部分を視覚的に隠すことができます。

予防策:コルクボードを使用する際の注意点

今後、コルクボードを使用する際に黄ばみを防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

  • 高品質なコルクボードを選ぶ:安価なコルクボードは、接着剤の質が低い場合があり、色移りの原因となる可能性があります。高品質なコルクボードを選び、裏面材の素材にも注意しましょう。
  • 通気性を確保する:コルクボードと壁紙の間に湿気がこもらないように、通気性を確保することが重要です。コルクボードの裏面に、通気性の良い素材を挟むなど工夫してみましょう。
  • 定期的に清掃する:コルクボードの裏面や、コルクボードと壁紙の間の汚れを定期的に清掃することで、黄ばみを予防できます。
  • 防湿シートを使用する:コルクボードの裏側に防湿シートを貼ることで、湿気による黄ばみを防ぐことができます。

まとめ

賃貸住宅の壁の黄ばみは、様々な原因が考えられます。今回のケースでは、コルクボードの裏面材からの色移り、湿気、汚れの付着が考えられます。まずは、上記の対策を試してみて、それでも改善しない場合は専門業者に相談しましょう。また、今後の予防策として、高品質なコルクボードを選び、通気性を確保するなど、注意点を踏まえることで、黄ばみの発生を防ぐことができます。

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