賃貸の保証人になる前に知っておきたい!デメリットとリスク、断り方

先日主人が印鑑証明を貰いに行くと言うので理由を聞いたら、会社の人が賃貸に住んでいて家主か管理会社がかわるので保証人になって欲しいと言われたそうです。賃貸と言え保証人はちょっとと思い主人にもやめるように言いましたが本人は頼まれたら断れないのかあまり考えてないのか多分断らないと思います。金融はなんとなく分かりますが、賃貸の保証人のデメリットを教えてください。何かトラブルがありそうで不安です。以前は会社の別の上司が保証人になっていたそうです。よろしくお願いします。

賃貸保証人のリスクとデメリット

ご主人のお気持ち、よく分かります。頼まれたからと安易に引き受けてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。賃貸保証人は、借主(ご主人の同僚)が家賃滞納や部屋の破損など、契約違反をした場合に、代わりに家主や管理会社に損害を賠償する責任を負う立場です。 一見、簡単な手続きに見えるかもしれませんが、その責任は大きく、想像以上に深刻な事態を招く可能性があります。

具体的にどのようなデメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

1. 金銭的な負担

最も大きなリスクは、金銭的な負担です。借主が家賃を滞納した場合、保証人は滞納分を全額支払う義務を負います。 数ヶ月分の滞納であればまだしも、長期間にわたる滞納や、部屋の原状回復費用まで請求された場合、多額の費用を負担することになります。 これは、借主との関係性に関わらず発生する可能性があり、友人や親族であっても例外ではありません

2. 時間的な負担

家賃滞納だけでなく、借主が部屋を汚損・破損した場合、その修繕費用も保証人が負担するケースがあります。修繕工事の進捗状況を確認したり、家主や管理会社との交渉に時間を取られる可能性も考慮しなければなりません。 特に、借主との連絡が取れない場合、保証人として解決に向けて奔走する必要が出てきます。

3. 精神的な負担

金銭的な負担に加え、精神的な負担も無視できません。借主との関係が悪化したり、家主や管理会社との間でトラブルが発生したりする可能性があります。 長引く滞納問題や、借主との連絡が取れない状況に陥ると、強いストレスを感じ、日常生活に支障をきたす可能性も考えられます。

4. 信用情報への影響

保証人になった事実自体は信用情報に直接影響を与えることはありません。しかし、保証人として債務を負い、それが延滞した場合、あなたの信用情報に悪影響を及ぼす可能性があります。住宅ローンやクレジットカードの利用などに支障をきたす可能性もあるため、注意が必要です。

賃貸保証人を断る方法

保証人になってもらうことを頼まれた場合、断ることは決して失礼ではありません。むしろ、責任の重さを理解した上で断る方が、相手のためにもなります

断る際には、以下の点を踏まえるとスムーズに断れるでしょう。

* 丁寧な言葉遣いで、断る理由を明確に伝える。
* 具体的な理由を伝える(例:多額の債務を負うリスクがあるため、保証人になることができない)。
* 代替案を提案する(例:家賃保証会社を紹介する)。
* 謝罪の言葉を加える。

例えば、「○○さん、保証人のお話をいただきありがとうございます。大変恐縮ですが、私自身も経済的に余裕がないため、万が一の際に責任を負うことができないと判断しました。申し訳ございませんが、今回はお断りさせていただきます。家賃保証会社というサービスもありますので、そちらをご検討されてみてはいかがでしょうか?」といった具合です。

代替案:家賃保証会社

近年では、家賃保証会社を利用するケースが増えています。家賃保証会社は、借主の代わりに家賃や敷金などを保証してくれるサービスを提供しています。保証人探しに苦労する家主や管理会社にとっても、家賃保証会社は非常に便利で、利用するケースが増えています。

家賃保証会社を利用することで、保証人になるリスクを回避できます。また、家主や管理会社にとっても、保証人探しにかかる手間やリスクを軽減できるため、双方にとってメリットのあるシステムです。

まとめ:保証人になる前にしっかり考えよう

賃貸保証人は、想像以上に大きな責任を伴います。金銭的、時間的、精神的な負担を十分に理解した上で、慎重に判断することが重要です。 頼まれたからと安易に引き受けるのではなく、断る勇気を持つことも大切です。 家賃保証会社などの代替案も検討し、自分自身を守るための賢い選択をしましょう。 ご主人にも、今回の件をきっかけに、保証人になることの責任について改めて考えてもらう機会にしてみてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)