今木造1Kのアパート(3部屋並んでいるうちの真ん中)に住んでいます。
隣に新しく入居した方が夜中まで数人でしゃべったり音楽を大音響でかけたりして眠れず困っています。
以前も、同じような住人がいたのですが、大家さんに再三注意してもらった結果その住人は出ていきました。その後は良識的な方が入居してきて不快なことは全くありませんでしたが先日退去してしまい、新しい入居者でまた困っています。
今回も一度大家さんに相談しようと思っているのですが、それで改善されなかった場面、引っ越そうと思っています。(あまり何度も隣人の苦情ばかり言う入居者も大家さんに悪い気がするので)
ただ、引っ越してもまた同じようなことになったら…と、かなり慎重になってしまっています。私はちょっとした生活音もかなり不快に感じ、特に夜中はちょっとの物音や話し声で目覚めてそのままドキドキして眠れなくなってしまいます。たぶん私は音に対してとても神経質なんです…。(そんな自分をかえられれば一番いいのですが…)
そこで、物件選びのコツを教えていただけませんか。
木造→軽量鉄骨→鉄骨→鉄筋コンクリートという目安があると思いますが、実際、木造も軽量鉄骨も変わらないし、鉄筋コンでも古いと結局ダメとかいうことも聞きます。
例えば、建物の真ん中に玄関があって直接部屋どおしは隣合ってないようなアパートや、リビングどおしは隣合っていない(キッチンや風呂で隣合っている)建物、1フロア1戸とかはいかがですか。木造だと階下の住人の音も気になりますよね?(今のアパートは階下は大家さんの事務所で夜は不在なので階下の音の不快さはよくわかりません。)
長文失礼しました。
胃が痛くなるくらいかなり真剣に悩んでいます(泣)。よろしくお願いします。
Contents
騒音に悩まされる賃貸生活…その原因と解決策
騒音問題は、賃貸生活における深刻なストレス要因です。質問者様のように、何度も同じ問題に直面すると、精神的な負担は計り知れません。 現在の状況を打開し、静かな環境で暮らせる物件を見つけるために、具体的な対策を検討していきましょう。
騒音の種類と発生源を理解する
まず、騒音の種類を把握することが重要です。大きく分けて「空気伝搬音」と「固体伝搬音」があります。
* **空気伝搬音**: 話し声、テレビの音、音楽など、空気を伝わって伝わる音です。隣室からの騒音の多くはこれにあたります。
* **固体伝搬音**: 足音、物音など、床や壁などの建材を伝わって伝わる音です。階上からの騒音は、このタイプが多いです。
騒音源を特定することで、効果的な対策を講じやすくなります。
建物の構造と騒音の関係
木造、軽量鉄骨、鉄骨、鉄筋コンクリートと、建物の構造によって遮音性能は異なります。一般的には、鉄筋コンクリートが最も遮音性に優れていますが、築年数や建物の構造、施工方法によっても大きく変わるため、一概に「鉄筋コンクリートなら大丈夫」とは言えません。
* **木造**: 最も遮音性が低いと言われています。壁や床が薄い場合、隣室や階上からの音が伝わりやすいです。
* **軽量鉄骨**: 木造よりは遮音性が高いですが、鉄筋コンクリートと比べると劣ります。
* **鉄骨**: 軽量鉄骨よりは遮音性が高いですが、鉄筋コンクリートには劣ります。
* **鉄筋コンクリート**: 最も遮音性に優れていますが、古くなったり、施工が不適切だと効果が薄れる場合があります。
しかし、構造だけで判断するのは危険です。同じ鉄筋コンクリートでも、壁や床の厚さ、窓の種類、防音対策の有無によって遮音性能は大きく変わります。
物件選びのコツ:騒音対策に優れた物件を見つけるポイント
騒音に悩まされないためには、物件選びが非常に重要です。以下に、騒音対策に優れた物件を見つけるためのポイントをまとめました。
1. 建物の構造だけでなく、具体的な遮音性能を確認する
建物の構造だけでなく、壁や床の厚さ、窓の種類などを確認しましょう。可能であれば、実際に現地で生活音を想像してみるのも良い方法です。
2. 周辺環境の調査
物件周辺の環境も重要です。駅近や繁華街に近い物件は、騒音源が多い可能性があります。静かな住宅街を選ぶことをおすすめします。
3. 間取りの工夫
* **玄関の位置**: 玄関が建物の真ん中にあると、部屋同士が直接隣接していない場合があります。
* **部屋の配置**: リビング同士が隣接していない物件を選ぶと、生活音によるトラブルを軽減できます。キッチンや浴室を間に挟むことで、ある程度の遮音効果が期待できます。
* **1フロア1戸**: 他の住戸と完全に隔離されているため、騒音トラブルのリスクが低くなります。
4. 防音設備の有無
二重サッシ、防音ドア、防音カーペットなどの防音設備が備わっている物件は、騒音対策に優れています。
5. 築年数と管理状況
築年数が古い物件は、建材の劣化により遮音性能が低下している可能性があります。管理状況が良い物件は、定期的なメンテナンスが行われているため、遮音性能の維持に繋がります。
6. 大家さんとのコミュニケーション
大家さんとの良好なコミュニケーションも重要です。騒音問題が発生した場合、迅速に対応してくれる大家さんを選ぶことが大切です。事前に、騒音対策に関する考え方を聞いてみるのも良いでしょう。
専門家の意見:建築士の視点
建築士の視点から見ると、騒音対策は建物の設計段階から考慮すべき重要な要素です。壁や床の厚さ、建材の種類、窓の性能などを適切に設計することで、騒音レベルを大幅に低減できます。また、建物全体の配置や周辺環境も考慮する必要があります。
具体的な行動プラン
1. **物件探し**: 上記のポイントを踏まえ、複数の物件を見学し、比較検討しましょう。
2. **現地調査**: 実際に物件を訪れ、周辺の音環境を確認しましょう。日中だけでなく、夜間も訪れてみることをお勧めします。
3. **大家さんとの相談**: 気になる点があれば、大家さんに直接質問しましょう。
4. **契約前に確認**: 契約前に、騒音に関する事項を契約書に明記してもらうことをお勧めします。
まとめ:静かな住まいへの第一歩
騒音問題は、生活の質を大きく左右する深刻な問題です。しかし、適切な物件選びと対策を行うことで、静かで快適な住まいを実現できます。この記事で紹介したポイントを参考に、理想の住まいを見つけてください。 そして、もし現在の住まいで解決できない場合は、引っ越しを検討することも選択肢の一つです。 大切なのは、あなたの精神的な健康を第一に考えることです。