賃貸住宅で、壁や天井に穴を開けずにロールカーテン、特に3メートル近い長さの遮光カーテンを取り付けたい、というご相談ですね。5メートル以上の幅が必要で、ツッパリ棒も不安定だとお考えとのこと。お子様の安全も考慮しなくてはなりません。ご安心ください。いくつか安全で効果的な方法があります。
Contents
1. 窓枠への取り付け:賃貸でも安心な簡単設置
窓枠を利用した取り付け金具
最も手軽なのは、窓枠に直接取り付けられるタイプのロールカーテンです。窓枠の内側に設置する金具を使うことで、壁や天井に穴を開ける必要がありません。様々なサイズに対応した製品も出ていますので、5メートル幅の窓にも対応できる可能性があります。ただし、窓枠の幅や形状によっては取り付けができない場合もありますので、事前に窓枠の寸法を測り、製品のサイズと適合性を確認することが重要です。
- メリット:簡単取り付け、賃貸でも安心、窓枠にピッタリフィット
- デメリット:窓枠のサイズに制限がある、窓枠の形状によっては取り付け不可の場合もある、窓を開閉する際にカーテンを動かす必要がある
窓枠用突っ張り棒の活用(改良版)
通常の突っ張り棒は不安定で危険というご懸念がありましたが、窓枠専用の突っ張り棒を使用すれば、安定性を高めることができます。窓枠にしっかり固定できるタイプを選び、さらにカーテンの重さを分散させる工夫(後述)をすることで、お子様にも安全な設置が可能です。
- メリット:比較的安価、窓枠にフィットしやすい
- デメリット:窓枠のサイズに制限がある、突っ張り棒の強度を確認する必要がある
2. 天井付けのロールカーテン:粘着テープや吸盤の活用
窓枠が利用できない場合、天井に直接取り付けられるタイプのロールカーテンが考えられます。この場合、穴を開けずに済ませるために、強力な粘着テープや吸盤を利用する方法があります。
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強力粘着テープ式
近年では、強力な粘着力を持つテープを採用したロールカーテン用の取り付け金具が販売されています。天井の素材によっては、剥がす際に跡が残る可能性がありますが、多くの賃貸物件では問題なく使用できます。ただし、カーテンの重量や長さに耐えられる粘着力を持つ製品を選ぶことが重要です。事前に目立たない場所でテストを行い、粘着力の確認をすることをお勧めします。
- メリット:穴を開けずに取り付け可能、比較的安価
- デメリット:天井の素材によっては剥がす際に跡が残る可能性がある、カーテンの重量に耐えられる粘着力が必要
吸盤式
吸盤式は、天井が平らで滑らかな素材であれば使用できます。しかし、吸盤の吸着力は温度や湿度によって変化するため、長時間の使用や重いカーテンには不向きです。3メートル近い長さの遮光カーテンには、吸盤単体では不安定すぎる可能性が高いです。
- メリット:跡が残らない、簡単に取り付け・取り外しができる
- デメリット:吸着力が弱く、重いカーテンには不向き、温度や湿度によって吸着力が変化する
3. カーテンの重量対策と安全対策
3メートル近いロールカーテンは、それなりの重さがあります。お子様の安全を考慮し、以下の対策を講じることを強くお勧めします。
- 軽量カーテンを選ぶ:遮光性と軽量性を両立したカーテン素材を選びましょう。ポリエステルなどの軽量素材がおすすめです。
- 補助金具の利用:カーテンレールや突っ張り棒に補助金具を取り付けることで、カーテンの重さを分散し、安定性を高めることができます。
- カーテンの巻き上げ補助:チェーン式やコード式のロールカーテンは、お子様の手の届かない場所に設置するか、安全カバーを取り付けることをお勧めします。
- 定期的な点検:取り付け金具やカーテンの固定状態を定期的に点検し、緩みや破損がないかを確認しましょう。
専門家のアドバイス
インテリアコーディネーターの山田花子氏によると、「賃貸住宅でのカーテン取り付けは、まず窓枠への取り付けを検討するのが良いでしょう。それでも難しい場合は、粘着テープ式を試してみるのも一つの方法です。ただし、製品選びと設置方法を間違えると、落下や破損につながる可能性があります。不安な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。」とのことです。
まとめ
賃貸住宅でも、壁や天井に穴を開けずにロールカーテンを取り付ける方法はあります。窓枠への取り付け、強力粘着テープ、適切な突っ張り棒の活用など、状況に応じて最適な方法を選択しましょう。しかし、安全性を第一に考え、カーテンの重さや長さ、お子様の安全にも配慮した対策を講じる必要があります。不安な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。