お部屋の壁の上部についている長い板、気になりますよね!実は、それには種類があり、賃貸での扱いや名称も異なります。この記事では、その種類、名称、そして賃貸での扱い方について詳しく解説します。壁面装飾やインテリアのアクセントとして活用する方法もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、お部屋の模様替えにお役立てください。
Contents
壁の上部の長い板の種類と名称
質問にある「壁の上部についている長い板」は、大きく分けて「巾木(はばき)」と「モールディング」の2種類があります。それぞれの特徴と違いを見ていきましょう。
1. 巾木(はばき)
巾木は、床と壁の境目に設置される板のことです。主に、壁の汚れ防止や、床と壁の隙間を隠す目的で設置されています。素材は木材、プラスチック、塩ビなど様々です。色は、床の色や壁の色と調和するように選ばれることが多いです。賃貸物件では、巾木は壁の一部として扱われることが多く、釘などを打つことは基本的に禁止されています。傷をつけたり、破損させたりすると、退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。
賃貸で巾木に何かを付けたい場合、画鋲や粘着フックなど、跡が残りにくい方法を選ぶか、賃貸物件向けの壁面収納などを検討することをおすすめします。また、管理会社や大家さんに事前に確認することも非常に重要です。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
2. モールディング
モールディングは、巾木とは異なり、装飾性を重視した板です。壁や天井の縁取りに用いられ、インテリアのアクセントとして使われます。素材は、木材、石膏、発泡スチロールなどがあり、デザインも豊富です。巾木よりも装飾的な役割が強く、デザイン性が高いものが多く、部屋の雰囲気を大きく変える効果があります。最近では、DIYで手軽に取り付けられるモールディングも人気です。
賃貸の場合、モールディングの取り付けは、物件の状況や契約内容によって異なります。事前に大家さんや管理会社に確認することが必須です。仮に許可が下りたとしても、取り付け方法によっては壁に穴を開けたり、接着剤を使用したりする必要があるため、退去時の原状回復を考慮した取り付け方法を選ぶ必要があります。例えば、両面テープや粘着フックなど、跡が残りにくい方法を選ぶことが重要です。
賃貸での釘打ちについて
賃貸物件で壁に釘を打つことは、原則として禁止されています。契約書に明記されている場合もありますので、必ず確認しましょう。勝手に釘を打って、壁に穴を開けたり、クロスを傷つけたりすると、退去時に高額な修繕費用を請求される可能性があります。
どうしても壁に何かを飾りたい場合は、以下の方法を検討してみましょう。
- 画鋲:小さな穴であれば、目立たず、比較的簡単に修復できます。
- 粘着フック:跡が残りにくいタイプを選び、壁の材質に合ったものを選びましょう。使用前に目立たない場所でテストすることをおすすめします。
- マスキングテープ:軽いものを飾るのに適しています。剥がす際に壁の塗料が剥がれる可能性があるので、注意が必要です。
- 賃貸OKの壁面収納:突っ張り棒や棚など、賃貸でも使える壁面収納アイテムが豊富に販売されています。
- コマンドフック:跡が残りにくい粘着フックとして人気です。様々なサイズや形状があり、用途に合わせて選ぶことができます。
専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス
インテリアコーディネーターの山田先生に、賃貸での壁面装飾についてアドバイスをいただきました。
「賃貸物件で壁に何かを飾りたい場合は、まず大家さんや管理会社に確認することが大切です。許可を得た上で、壁に負担をかけない方法を選びましょう。最近では、賃貸でも使いやすいフックや棚など、様々なアイテムが販売されていますので、それらを活用することで、お部屋を素敵に演出できますよ。」
具体的な事例:賃貸でもおしゃれな壁面装飾
賃貸でもおしゃれな壁面装飾を実現した事例をご紹介します。
事例1:モールディング風の装飾でアクセントをプラス
賃貸でモールディングの取り付けが許可されない場合、モールディング風のシールや壁紙を使用することで、同様の効果を得ることができます。手軽に模様替えができ、賃貸でも安心です。様々なデザインや色が販売されているので、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。
事例2:賃貸OKの棚で収納とディスプレイを両立
賃貸でも使える突っ張り棒や棚を活用することで、収納スペースを増やしつつ、おしゃれなディスプレイも実現できます。棚板の色や素材を選ぶことで、お部屋全体の雰囲気を調整することも可能です。例えば、木製の棚板を使用することで、温かみのある空間を演出できます。
まとめ
壁の上部の長い板は、巾木とモールディングの2種類があります。賃貸物件では、釘を打つことは原則禁止されているため、壁に何かを飾りたい場合は、事前に大家さんや管理会社に確認し、跡が残りにくい方法を選びましょう。賃貸でもおしゃれな空間を実現するためのアイテムや工夫はたくさんありますので、ぜひこの記事を参考に、あなたのお部屋を素敵にアレンジしてください。