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貯水槽工事後の水道水の異臭:原因と安全性
貯水槽工事後、水道からゴムや焼けたプラスチックのような異臭がするとのこと、ご心配ですね。築30年の鉄骨造賃貸マンション、しかも幼児がおられるとのことですので、迅速な対応が重要です。
① ゴム臭・プラスチック臭の原因
工事中に使用された資材、特にゴムパッキンやプラスチック製の配管、清掃に使用された薬品などが原因として考えられます。工事の際に、これらの資材の一部が水道水に溶け込んだり、残留物が原因で臭いが発生している可能性が高いです。また、貯水槽内の配管が老朽化しており、工事によって劣化部分から異臭が発生しているケースも考えられます。
② 有害性について
ネットの情報だけでは判断できません。 「有害ではない」という情報がないからといって、安全とは言い切れません。 ゴムやプラスチックの種類によっては、人体に有害な物質が含まれている可能性があります。特に幼児は大人よりも健康への影響を受けやすいので、注意が必要です。
具体的な有害性の判断は専門家が必要です。 水道水のサンプルを採取し、専門機関に分析を依頼することを強くお勧めします。 水道局や公衆衛生研究所などに相談し、適切な検査方法や機関を紹介してもらうことができます。
③ 対策
* 水を十分に流す: すでに試されていると思いますが、しばらくの間、蛇口を全開にして水を流し続けましょう。 配管内の残留物を洗い流すことで、臭いが軽減する可能性があります。
* 活性炭フィルターの使用: 浄水器、特に活性炭フィルター付きの浄水器を使用すると、臭いの除去に効果がある場合があります。 特にシャワーヘッドに取り付けるタイプの浄水器は手軽に導入できます。
* 専門業者への連絡: 管理会社からの指示に従い、まずは工事を行った業者に連絡しましょう。 状況を説明し、原因究明と対策を依頼します。 業者によっては、再度配管の洗浄や、臭いの原因となっている資材の交換などを行ってくれる可能性があります。
* 水道局への相談: 工事後も臭いが改善しない場合は、水道局に相談しましょう。 水道水の安全性を確認してもらうことができます。
管理会社の対応について
管理費が0円だからといって、居住者の安全に関わる問題を放置するのは適切ではありません。管理会社は、居住者の安全と快適な生活環境を確保する責任があります。
管理会社の対応の是非
管理会社の「明日も匂うなら、直接業者に電話してみて下さい」という対応は、適切とは言えません。 管理会社は、まず、工事を行った業者に連絡し、状況を把握する責任があります。 居住者自身で業者に連絡させるのは、管理会社の責任放棄と言えるでしょう。 特に、幼児がおり、健康被害の懸念がある場合は、管理会社が積極的に問題解決に取り組むべきです。
具体的な対応策
* 再度管理会社に連絡する: 状況を詳しく説明し、管理会社に責任ある対応を求めましょう。 幼児がいること、健康への不安を強く訴えることが重要です。
* 書面での記録を残す: 電話でのやり取りだけでなく、メールや書面で連絡を取り、管理会社の対応を記録に残しましょう。 これは、後々のトラブル防止に役立ちます。
* 必要であれば、弁護士に相談する: 管理会社の対応が不適切で、問題が解決しない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。
まとめ:安全第一で対処を
水道水の異臭は、放置すると健康被害につながる可能性があります。 特に幼児がいる家庭では、迅速な対応が不可欠です。 まずは、専門業者や水道局に相談し、原因を特定し、適切な対策を講じましょう。 管理会社には、責任ある対応を求め、必要であれば、法的措置も検討する必要があるかもしれません。 安全を第一に考え、適切な行動をとることが重要です。