警戒心の強い子猫との暮らし方:安心できる環境づくりと信頼関係構築

もと野良の警戒心の強い猫を引き取りました。 生後三ヶ月の雌二匹です。 引き取って一週間。ゲージを用意し、時々解放しています。 ゲージに居るときは二匹とも手を舐めてくれたりしますが、部屋の中にいる時は近寄ると威嚇してきます。二匹のうち一匹は近寄っても逃げなくなり、なでるとゴロをふきます。威嚇もしなくなりました。しかし、人がいる時はじっと隠れてはいますが。。 もう一匹は常に場所を変えて、より見つかりにくい場所を引け腰で探し回ります。まだ威嚇もします。 やはり、初めはゲージに入れっぱなしにしておくべきでしょうか? 子猫なので、夜は遊びまわってますので、夜だけ解放とかにしたほうがよいのでしょうか? アドバイスを宜しくお願いします。

野良猫出身の子猫と安全な関係を築くためのステップ

野良猫出身の子猫は、人間への警戒心が強く、新しい環境への適応に時間がかかる場合があります。 一週間という期間はまだ短く、猫たちが完全に安心できる状態ではないことを理解することが大切です。ゲージに閉じ込めるか、自由にさせるか、どちらが良いか迷う気持ちもよく分かります。 大切なのは、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていくことです。

段階的なアプローチ:警戒心の強い猫への接し方

いきなり近づいたり、抱き上げたりせず、猫たちが安心できる距離を保つことが重要です。 以下のステップに従って、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。

  • 安全な空間の確保:ゲージは猫にとって安全な隠れ家です。 しかし、常にゲージの中に閉じ込めるのは、猫のストレスにつながる可能性があります。ゲージ内は快適な寝床、おもちゃ、フード、水などを用意し、安心できる場所として認識させましょう。ゲージの場所も、騒音や人の出入りが少ない静かな場所に設置しましょう。
  • 距離を保つ:部屋に解放する際は、猫たちが自由に動き回れるスペースを確保しましょう。 猫が自ら近づいてくるまで、無理に近づいたり、触ろうとしないでください。 猫があなたの存在に慣れてくるまで、少し離れた場所で静かに過ごしましょう。 猫があなたを「脅威」ではなく「安全な存在」と認識することが重要です。 例えば、猫が寝ている場所の近くに、静かに座って本を読んだり、テレビを見たりするのも効果的です。 あなたの存在に慣れてきたら、ゆっくりと距離を縮めていきましょう。
  • コミュニケーション:猫に話しかける際は、優しく穏やかな声で話しかけましょう。 猫は人間の言葉は理解できませんが、声のトーンで感情を理解します。 高い声や大きな声は、猫を怖がらせる可能性があります。 また、猫がリラックスしている時に、ゆっくりと手を差し伸べ、匂いを嗅がせてみましょう。 猫が嫌がらずに匂いを嗅いでくれたら、ゆっくりと撫でてみましょう。 しかし、猫が嫌がったらすぐに手を止めましょう。
  • ポジティブな強化:猫がゲージから出てきて、あなたに近づいてきたり、触らせてくれたりしたら、おやつを与えたり、優しく褒めてあげましょう。 これは、ポジティブな行動を強化し、猫があなたに近づいてくることを促す効果があります。 おやつは、少量ずつ、何度も与えるようにしましょう。 猫が満足するまで与える必要はありません。
  • 環境エンリッチメント:猫が退屈しないように、様々な工夫をしましょう。 猫が遊べるおもちゃ、爪とぎ、高い場所から見渡せるキャットタワーなどを用意すると、猫のストレス軽減につながります。 また、窓辺に猫がくつろげる場所を作るのも良いでしょう。 外を眺めることで、猫の好奇心を満たし、リラックス効果も期待できます。

もう一匹の子猫への対応

一匹の子猫が慣れてきたのに対し、もう一匹の子猫が警戒心を強く持っているのは、性格の違いや、過去の経験によるものかもしれません。 焦らず、上記の方法を継続し、特に安全な空間の確保と距離を保つことに注意を払いましょう。 無理強いせず、猫自身のペースで安心できるまで待ちましょう。

インテリアと猫の共存:安全で快適な空間づくり

猫が安心して暮らせる空間を作るためには、インテリアにも工夫が必要です。

猫にとって安全なインテリア選び

  • 猫が登れない家具:猫が登って転落する危険性のある家具は避けましょう。 特に高い場所にある家具は注意が必要です。
  • 猫が噛み砕けない素材:猫が噛み砕いてしまう可能性のある素材の家具や小物類は避けるべきです。 電気コードなども、猫が触れないように工夫しましょう。
  • 有毒植物の除去:猫にとって有毒な植物は、家の中に置かないようにしましょう。
  • 安全な遊び場:猫が安全に遊べるスペースを確保しましょう。 キャットタワーや、猫が自由に登ったり降りたりできる棚などを設置すると良いでしょう。

グレーインテリアと猫の相性

グレーは落ち着いた色で、猫がリラックスできる空間を作ります。 グレーのソファやカーペットは、猫の毛が目立ちにくいというメリットもあります。 ただし、猫が爪とぎをする可能性があるため、爪とぎ用のアイテムを用意し、家具への爪とぎを防ぐ対策も必要です。 グレーの壁や床に、猫が楽しめるおもちゃやキャットタワーを配置することで、遊びと休息の空間をうまく融合させることができます。

専門家のアドバイス

動物行動学の専門家によると、「猫は警戒心が強い生き物です。特に野良猫出身の猫は、人間を信頼するまでに時間がかかります。 焦らず、猫のペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていくことが大切です。 無理強いせず、猫が安心できるまで待つことが、良好な関係を築くための鍵となります。」とのことです。

まとめ

野良猫出身の子猫との生活は、時間と忍耐が必要です。 猫のペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。 安全な環境と適切なコミュニケーションを心がけることで、あなたと猫たちは幸せな時間を過ごすことができるでしょう。 インテリアにも工夫を加え、猫が安心して暮らせる空間づくりを心がけてください。

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