警官による職務質問と不法侵入、名誉毀損:損害賠償請求の可能性と対応

警官の職務質問による不法侵入、名誉毀損について損害賠償を請求できますでしょうか <質問> 1.違法な職務質問をしてきた警官を不法侵入で訴えることは出来ないでしょうか?(エビデンスなし) 2.警官を名誉毀損の損害賠償訴えることは出来ないでしょうか?(音声ファイルあり) 3.警官の不法行為による精神的障害をおった場合どのような損害賠償が考えられるでしょうか。 <状況> 私の婚約者を両親に紹介する大事な日でした。 職務質問:2012・7・28 AM4:00 熱帯夜で合ったため外で涼もうと実家の前タバコを吸っていたところ警官2名に職務質問を受けました。氏名、住所を答え実家を指差しここが「私の家です」と返答。 「もう質問なければ、眠いので帰りますねと」警官に告げ、静止されませんでしたのでそのまま門→庭→玄関→バルコニーに戻り、そこでタバコを吸っておりました。(制止がなかったため職務質問は終了と判断した) 不法侵入:2~3分後、バルコニーに出た私に気づいたのか警官が懐中電灯を照らしながら門→庭→婚約者の部屋の前→バルコニーまで侵入し再度職務質問を開始しました。(婚約者は突然の不審者の侵入におびえていたそうです) 頭に来た私は警官2名に違法性を伝え職務質問には協力できない旨を伝えたところ「後日調査します」と脅迫めいた捨て台詞を吐きながら立ち去ろうとしました。 頭にきた私はパトカーに乗り込んだ警官2名を静止し身分の証明として名前、警察手帳の提示及び所属を問いましたが。 「警察手帳の提示の必要はない」、「名前もいう必要はない」、「格好を見ればわかるだろう」などの理由で立ち去ろうとしたため、怪しいと思い110通報や、自ら警官2名を不法侵入の現行犯で逮捕を試みました。(刑事訴訟法214条による) 名誉毀損:終いにはスピーカーで「公務の妨害をしないでください」など朝4時に近所迷惑なレベルで5分に渡りマイクで叫び続けました(音声ファイルあり)。 騒音に気づいて起きてきた父親+私と警官2名とで口論になり結果、マイクで叫んだ兼に関しては警官に謝罪をうけ 後日、父親の元に謝罪の電話がありましたが、私は次の日から熱中症3日間とショッキングな出来事により精神を病み今も苦しんでいます。 <現在参考にしている知識など> ・警察官職務執行法 ・白川勝彦Webサイト http://liberal-shirakawa.net/idea/policestate.html ・国家公安委員会制度 ・千代丸健二 人権110 http://www.youtube.com/watch?v=b3HIohk

事件の概要と問題点

2012年7月28日午前4時、熱帯夜のため自宅前でタバコを吸っていたところ、警察官2名から職務質問を受けました。氏名と住所を告げ、職務質問が終了したと判断し自宅に戻ったところ、警察官が自宅敷地内に侵入し、再度職務質問を行いました。その後、大声でスピーカーを使用するなど、著しい威圧的な行動を取られ、名誉毀損にあたる発言もあったと主張されています。この事件は、警察官の職務執行の範囲、プライバシー権、不法侵入、名誉毀損、そして精神的苦痛に対する損害賠償請求の可能性といった複数の法的問題を含んでいます。

1. 不法侵入の訴追可能性

警察官の職務質問は、警察官職務執行法に基づいて行われます。しかし、この法律は、職務質問の範囲を明確に規定しており、私有地への無断侵入は原則として認められていません。質問者様のケースでは、最初の職務質問後、質問者が自宅に戻ったにも関わらず、警察官が門、庭、玄関、バルコニーと敷地内を移動し、再度職務質問を行ったことは、不法侵入に該当する可能性が高いです。

ただし、訴追のためには、不法侵入の事実を明確に証明する証拠が必要です。残念ながら、質問文からは具体的な証拠(例えば、防犯カメラの映像、目撃証言など)が確認できません。もし、証拠となる資料(写真、動画など)があれば、弁護士に相談し、訴訟の可能性を検討することをお勧めします。

2. 名誉毀損の損害賠償請求

警察官がスピーカーを使って大声で「公務の妨害をしないでください」と叫んだ行為は、名誉毀損に該当する可能性があります。特に、午前4時という時間帯で近隣住民に迷惑をかけるような行為は、社会的に許容される範囲を超えていると考えられます。音声ファイルがあることは、強力な証拠となります。

名誉毀損罪は、事実でないことを事実であるかのように公表し、他人の名誉を毀損した場合に成立します。質問者様のケースでは、警察官の発言が事実と異なる場合、または事実であっても、その発言の仕方や時間帯などを考慮すると、名誉毀損を構成する可能性が高いと言えるでしょう。

3. 精神的障害と損害賠償

警察官の不法行為によって精神的障害を負った場合、慰謝料や治療費などの損害賠償請求が可能です。精神的苦痛は、客観的に証明することが難しい場合がありますが、医師の診断書や治療記録、精神科医の意見書などを証拠として提出することで、損害賠償請求の根拠となります。

具体的には、以下の項目について損害賠償請求が考えられます。

  • 慰謝料:精神的苦痛に対する補償
  • 治療費:精神科治療にかかった費用
  • 休業損害:精神疾患により仕事ができなくなった場合の収入減

損害賠償額は、事件の状況、精神的苦痛の程度、治療期間などによって異なります。専門家である弁護士に相談し、適切な損害賠償額を算定してもらうことが重要です。

具体的なアドバイスと専門家への相談

今回のケースは、法的知識がないと対応が難しい複雑な問題です。まずは、信頼できる弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、証拠の収集、法的根拠の確認、損害賠償請求手続きなど、あらゆる面でサポートしてくれます。

弁護士への相談は、事件解決への第一歩となります。弁護士費用が心配な場合は、法律相談支援センターなどの無料相談を利用することも可能です。

専門家の視点:警察官の職務執行と市民の権利

警察官は、職務執行において法律に従って行動する義務があります。今回のケースでは、警察官の行動が警察官職務執行法に違反している可能性があり、市民のプライバシー権や人権を侵害している可能性があります。警察官の職務執行は、市民の権利とバランスを保つことが重要です。

もし、同様の事件に遭遇した場合、冷静に状況を把握し、証拠を確保することが大切です。そして、必要に応じて110番通報を行い、警察内部の監察機関にも通報することを検討しましょう。

まとめ

今回のケースは、警察官の職務執行における問題点、市民の権利保護の重要性を改めて示すものです。不法侵入、名誉毀損、精神的苦痛など、複数の法的問題が絡み合っているため、専門家である弁護士に相談し、適切な対応を取る必要があります。音声ファイルなどの証拠を有効活用し、冷静かつ毅然とした態度で、自身の権利を主張することが重要です。

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