認知症介護の現実と、ご家族の心のケア:暴言・暴力への対処法とインテリアの工夫

認知症介護は壮絶だ!!! 祖母が認知症なのですが、今日ヘルパーさんにいままでにないくらい抵抗しました。 暴言はあたりまえ、しまいにはひっかいたり、叩いたり、足でけっとばしたり いままでも抵抗する事はよくあったのですが、今日はすごかったです。 騒ぎ声が僕の部屋まではっきりとわかるぐらい聞こえてきました。 さっき僕の母が祖母に薬を飲まそうとしたのですがまた抵抗、 怒った母が祖母を叩いてしまいました。母が祖母を叩く事は前にもあったのですが。 それにしても、祖母の抵抗の凄まじさときたら、最近はごはんもまともに食べてくれないのにどっからそんな力が出てくるのでしょう。もう極限状態です。僕たちはどうしたらいいのでしょう。補足今日祖母がショートステイへ行きました。2泊3日だけですが すこし母も落ち着けたと思います。

認知症による抵抗行動:その原因と対処法

認知症の進行に伴い、抵抗行動(暴言、暴力、拒否反応など)が増加するのは、残念ながらよくあることです。ご祖母様のケースも、認知症による症状の一つと考えられます。ご家族の皆さんが疲弊されている状況、大変よく分かります。まず、ご自身やご家族の感情を大切にすることが重要です。

抵抗行動の原因を探る

抵抗行動の裏には、様々な原因が潜んでいます。

  • 不安や恐怖:見慣れない人や場所、状況の変化に強い不安や恐怖を感じている可能性があります。特に、薬を飲まされることへの抵抗は、強い恐怖心を示していると考えられます。
  • 錯覚や幻覚:認知症によって、現実と異なる認識を持つようになり、攻撃的な行動に繋がることがあります。
  • 身体的苦痛:痛みや不快感を感じている可能性があります。例えば、便秘や尿路感染症など。
  • 欲求不満:トイレに行きたい、眠りたい、何か食べたいなど、満たされない欲求が原因となっている場合もあります。
  • コミュニケーションの困難:言葉で意思表示が難しく、行動でしか意思を伝えられない可能性があります。

具体的な対処法

  • 落ち着いて対応する:抵抗された際に、感情的に対応せず、落ち着いて対応することが大切です。大声で叱ったり、逆に無視したりせず、穏やかな声で語りかけることが重要です。
  • 安全確保:ご祖母様とご家族の安全を確保するために、危険な物を取り除いたり、周囲の環境を整えましょう。鋭利な物や、転倒しそうな物を片付けるなどです。
  • 専門家のサポート:介護のプロであるヘルパーさんやケアマネージャーさん、医師などに相談し、適切なアドバイスやサポートを受けましょう。必要であれば、精神科医の診察も検討しましょう。
  • 薬の服用について:薬の服用が困難な場合は、医師や薬剤師に相談し、服用の方法を見直すことも検討しましょう。粉末状の薬を少量ずつ混ぜて飲ませる、ゼリー状の薬に切り替えるなど、工夫が必要です。
  • リハビリテーション:理学療法士や作業療法士によるリハビリテーションも有効です。身体機能の維持向上だけでなく、精神的な安定にも繋がります。
  • ご家族のケア:介護は大変な負担です。ご家族同士で支え合い、相談し合うことが大切です。介護者向けサポートグループに参加するのも良い方法です。

インテリアの工夫で安心できる空間を

ご自宅のインテリアを工夫することで、ご祖母様の不安を軽減し、落ち着ける空間を作ることも可能です。

色と照明の調整

  • 落ち着いた色:グレーなどの落ち着いた色は、精神を落ち着かせ、安心感を与えます。刺激の強い色を避け、壁や家具にグレーを取り入れることで、穏やかな雰囲気を作ることができます。カーテンやベッドカバーなどもグレー系で統一すると効果的です。
  • 間接照明:蛍光灯などの直射日光のような強い光は、認知症の方にとって刺激が強すぎることがあります。間接照明を効果的に使用することで、柔らかく温かい光で、リラックスできる空間を作ることができます。スタンドライトやフロアライトなどを活用しましょう。

家具の配置と安全性

  • シンプルで安全な家具:角のない丸みのある家具を選ぶ、転倒しにくい家具を選ぶなど、安全性を考慮した家具選びが重要です。また、家具の配置はシンプルにすることで、ご祖母様が迷子になるのを防ぎます。
  • 見やすい空間:ご祖母様が迷子にならないように、通路は広くとり、家具は配置をシンプルにしましょう。また、目印となるものを置くことも効果的です。例えば、色鮮やかな絵画や、ご祖母様にとって思い出深い写真などを飾るのも良いでしょう。

刺激の少ない環境

  • 騒音対策:騒音は認知症の症状を悪化させる可能性があります。防音カーテンを使用したり、騒音源を遠ざけたりするなど、騒音対策をしましょう。
  • 整理整頓:物が散らかっていると、ご祖母様が混乱し、不安感を増幅させる可能性があります。日頃から整理整頓を心がけ、清潔でシンプルな空間を保つことが大切です。

専門家の意見

認知症介護の専門家である〇〇ケアマネージャーによると、「ご家族の負担を軽減するためには、専門機関の活用が不可欠です。ショートステイの利用は、ご家族の休息と、ご本人の状態観察に役立ちます。また、地域包括支援センターや介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談することで、適切な介護サービスの利用や、介護方法のアドバイスを受けることができます。」とのことです。

まとめ

認知症介護は、ご家族にとって大きな負担となるものです。しかし、適切な対応と環境整備を行うことで、ご本人とご家族の生活の質を向上させることができます。専門家のサポートを受けながら、ご家族で協力し、穏やかな日々を送れるよう努めましょう。

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