認知症の自宅介護:63歳夫の介護、ホームヘルパーの手配と生活環境改善

認知症の自宅介護について詳しい方教えてください。年齢63歳でかなり認知症は進んでいます。家族や親しい人の名前はわかりますが、同じことを何度も繰り返し話したり物を隠したり外に出て家がわからなくなったり満腹感がわからなく一気に食べて吐いたり。今は奥さんが介護していますが夜中も眠れずやつれてみていられません。病院で認知症と言われ入院させましたが、何でも物を隠したりすると言うことで鉄格子の部屋に便宜と布団だけで奥さんが面会に行った際本人も辛そうで可哀想だったので即退院させました。でも実際、24時間介護は辛そうです。今は年金生活でお金も余裕はありませんが何とかしたいのですが、ホームヘルパーなど頼む手順はどうしたらよいでしょうか。アドバイスありましたら教えてください。宜しくお願いいたします。

63歳夫の認知症介護:現状と課題

ご質問拝見しました。63歳のご主人様の認知症介護、奥様お一人で抱え込まれて大変な状況だと拝察いたします。 同じことを繰り返したり、物を隠したり、徘徊したり、過食嘔吐といった症状は、認知症の進行に伴って見られる一般的な症状です。鉄格子のような部屋での入院は、ご本人にとってもご家族にとっても辛い経験だったことと思います。24時間介護は肉体的にも精神的にも負担が大きく、奥様の健康状態も心配です。 年金生活での経済的な不安も加わり、非常に厳しい状況にあると想像できます。しかし、ご安心ください。ご主人様と奥様にとってより良い生活を送るためのサポートは、必ずあります。

ホームヘルパーの手配:具体的な手順

ホームヘルパーの手配は、大きく分けて以下の手順で行います。

1. 介護保険サービスの利用申請

まず、ご主人の介護度を認定してもらう必要があります。そのためには、市区町村の介護保険課に連絡し、介護保険サービスの利用申請を行いましょう。訪問介護員がご自宅に訪問し、ご主人の身体状況や生活状況などを詳しく調査します。この調査結果に基づいて、介護度が認定されます。介護度は1~7まであり、数字が大きいほど介護が必要な状態です。介護度が認定されると、それに応じた介護サービスを受けることができます。

2. 介護サービス事業所の選定

介護度が認定されると、介護サービス事業所を選ぶことができます。訪問介護、通所介護、ショートステイなど、様々なサービスがあります。ご主人の状況やご家族の希望に合わせて、最適なサービスを選びましょう。事業所の選び方は以下を参考に:

  • 利用者の口コミや評判を確認する:インターネットや知人からの情報収集が重要です。
  • 事業所のサービス内容を比較する:訪問頻度、サービス時間、料金体系などを比較検討しましょう。
  • 事業所の雰囲気やスタッフの対応を確認する:実際に訪問して、雰囲気やスタッフの対応を確認することも有効です。
  • ご自宅からの距離やアクセス:通いやすさも重要なポイントです。

3. サービス利用契約

事業所が決まったら、サービス利用契約を結びます。契約内容をよく確認し、不明な点は担当者に質問しましょう。

4. サービス開始

契約が完了したら、サービスが開始されます。最初は様子を見ながら、必要に応じてサービス内容を調整していくことが大切です。

認知症介護における生活環境の改善

ホームヘルパーの手配と並行して、ご自宅の環境改善も重要です。

徘徊対策

* 玄関に鍵をつける:徘徊防止に最も効果的な対策です。
* 窓に補助錠をつける:窓からの脱出を防ぎます。
* GPS発信機を利用する:徘徊時に位置情報を把握できます。
* 見守りカメラを設置する:ご主人の様子を遠隔で確認できます。

過食嘔吐対策

* 食事の量を調整する:少量ずつ、こまめに食事を提供します。
* 食事の時間を決める:規則正しい生活リズムを作ることで、食欲のコントロールに繋がります。
* 食べやすい食器を使う:滑りにくい食器を使用するなど工夫しましょう。
* 医師や栄養士に相談する:適切な食事指導を受けることが大切です。

その他

* 家具の配置を見直す:転倒防止のため、家具の配置を見直しましょう。
* 床に滑り止めマットを敷く:転倒防止に役立ちます。
* 照明を明るくする:認知症の人は、暗い場所では不安感を覚えやすいです。
* 分かりやすい表示をする:トイレや浴室など、重要な場所には分かりやすい表示をしましょう。

経済的な支援

介護保険サービス以外にも、経済的な支援制度があります。

* 介護保険サービス:介護度の認定に基づき、介護サービス費用の一部を公費で負担してもらえます。
* 障害年金:ご主人の症状によっては、障害年金を受給できる可能性があります。
* 生活保護:生活に困窮している場合は、生活保護の申請も検討しましょう。

専門家のサポート

介護は一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けることが重要です。

* ケアマネージャー:介護サービスの計画作成や調整を行います。
* 医師:ご主人の病状の管理や治療を行います。
* 精神科医:認知症に伴う精神症状の治療を行います。
* 地域包括支援センター:介護に関する相談窓口です。

まとめ

認知症介護は大変ですが、決して一人で抱え込む必要はありません。介護保険サービスの利用、生活環境の改善、経済的な支援制度の活用、そして専門家のサポートを受けることで、ご主人様と奥様にとってより良い生活を送ることが可能になります。まずは、市区町村の介護保険課に連絡し、相談してみることをお勧めします。

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