認知症の祖父と孫の安全を守るためのインテリアと行動対策

祖父が子供に懐中電灯の光を当てる。くだらない質問で申し訳ありません。我が家は祖父と一緒に住んでいます。息子が2歳、私と旦那です。半年前から、祖父は認知が進みご飯の回数が増えたり夜中でかけたりしています。最近、祖父が子供の部屋を覗きに来て、子供の顔に懐中電灯の光を当てて遊んでいます。しかもかなり至近距離で。目が悪くなるといけないので、その都度注意してやめてもらってますが、一時間後にはまた同じ事をします。こちらが注意したことを忘れています。懐中電灯を隠してみましたが、家中荒らされて大変でした。豆を子供にあげたり、小銭をあげたり、困った行動が増えてきて対処に悩みます。なるべく子供から目を離さないようにはしてますが、私がトイレに行っている時や洗濯している時を見計らってするので困ります。認知症の人にやめてもらいたい事がある場合、いい対処方法はありますか?あと、懐中電灯はやはり目にあてない方がいいですよね?

認知症高齢者と幼児の安全な同居:インテリアと行動面からの対策

ご心配されているお気持ち、よく分かります。認知症の症状が進むと、記憶力や判断力の低下により、危険な行動をとってしまうことがあります。2歳のお子さんにとって、祖父の行動は危険が伴います。懐中電灯の光を直接当てる行為は、子供の目に悪影響を与える可能性があり、非常に危険です。また、豆や小銭をあげる行為も、窒息や誤飲の危険性があります。

この記事では、インテリアの工夫と行動面での対策を組み合わせ、安全で安心できる生活環境を作る方法を提案します。

1.インテリアによる環境整備:安全性を高める工夫

認知症の方の行動を制限するのではなく、安全な環境を作ることで、事故を防ぎましょう。

1-1. 子供部屋の安全対策

* ドアにチャイルドロックを取り付ける:お子さんが勝手に部屋に入れないように、そして祖父が簡単に開けられないタイプのチャイルドロックを選びましょう。
* 部屋を明るくする:暗い部屋は不安感を増幅させる可能性があります。明るい色の壁紙やカーテン、十分な照明で、安全で安心できる空間を演出しましょう。オレンジや黄色の暖色系は、落ち着きを与え、安心感を高める効果があります。
* 床材の検討:転倒時の衝撃を軽減するために、カーペットやマットを敷くことを検討しましょう。
* 家具の配置:子供部屋の家具は、転倒の危険がないようにしっかりと固定し、安全な配置を心がけましょう。
* 危険物の撤去:懐中電灯だけでなく、お子さんにとって危険なものは全て子供の手の届かない場所にしまいましょう。

1-2. 家の全体の安全対策

* 懐中電灯の保管場所:祖父が容易にアクセスできない場所に保管しましょう。鍵付きの収納庫や、高い位置の棚などが有効です。
* 豆や小銭などの危険物の管理:子供の手の届かない場所に保管し、祖父が容易にアクセスできないようにしましょう。
* 照明の工夫:夜間の徘徊を防ぐために、廊下などにセンサーライトを設置するのも有効です。夜間のトイレへの移動も安全になります。
* 家具の配置:転倒防止のため、家具は壁に固定するなど、安全な配置を心がけましょう。

2.行動面での対策:認知症の方への対応

認知症の方への対応は、根気と工夫が必要です。

2-1. 繰り返し優しく説明する

認知症の方は、一度の説明では理解できない場合があります。何度も同じことを優しく、分かりやすく説明しましょう。絵カードなどを活用するのも効果的です。

2-2. 具体的な指示を出す

抽象的な指示ではなく、「懐中電灯はここに置いてください」など、具体的な指示を出すことが重要です。

2-3. リダイレクト法を活用する

懐中電灯を子供に当てようとした時に、「これはね、〇〇(別の遊び)に使おうね」と、別の行動に誘導するリダイレクト法を試してみましょう。

2-4. 代替行動を見つける

懐中電灯で遊ぶ代わりに、祖父が楽しめる代替行動を見つけることが重要です。例えば、一緒に歌を歌ったり、簡単な手芸をしたり、写真を見せたりするなど、祖父の興味や能力に合わせた活動を探しましょう。

2-5. 専門家のサポートを受ける

介護支援専門員(ケアマネージャー)や医師、認知症専門の相談窓口などに相談し、適切なアドバイスやサポートを受けましょう。

3.懐中電灯の光と子供の目の健康

懐中電灯の光を至近距離で直接目に当てることは、網膜にダメージを与える可能性があります。子供の目の健康を守るためにも、絶対にやめさせる必要があります。

4.まとめ:安全で安心できる生活環境づくり

認知症の祖父と2歳のお子さんとの同居は、確かに難しい課題です。しかし、インテリアの工夫と、適切な行動面での対策を組み合わせることで、安全で安心できる生活環境を作ることができます。

専門家のサポートも積極的に活用し、ご家族皆さんが安心して暮らせるように、一歩ずつ対策を進めていきましょう。

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