認知症の祖母と暮らす:清潔な住環境と穏やかな介護のためのインテリアと工夫

祖母(88歳)の認知症が酷くて困っています。体は健康で歩行・食事のはできますが、排便がトイレに間に合わず、部屋を汚す、汚した服を隠す行為をしています。 最近になってパンツ型のオムツを付けても脱いで隠すことはしなくなりましたが、1分おきにトイレに行きたがる、ゴミ箱に手をいれてゴミを撒き散らす、便器に手をいれるということをはじめました。自宅で母が介護していますが、便で部屋中を汚すので、付いてまわっていて、全く目を離す事ができません。 週に2回デイサービスを受けています。「何か手伝うことない?」といつも聞かれますが、洗濯物をたたむことを頼んでも出来なくなってきました。何かよいアドバイスがありましたら、よろしくお願い致します。

認知症による排泄問題と生活環境の改善

88歳のお祖母様の認知症の症状が悪化し、排泄に関する問題を抱えているとのこと、大変な状況だとお察しいたします。排泄の失敗、ゴミを散らかす、便器に手をいれるなどの行動は、認知症に伴う行動障害の一種です。これらは、ご本人の意思とは関係なく起こる場合が多く、介護するご家族の負担は計り知れません。 まずは、ご家族の負担軽減と、お祖母様の安全で清潔な生活環境を確保することに焦点を当てて、具体的な対策を考えていきましょう。

1. 安全で清潔な空間づくり:インテリアの工夫

認知症の方の介護において、住環境は非常に重要です。安全で清潔な空間を維持することで、ご本人の不安を軽減し、落ち着きを与え、介護する方の負担を減らすことができます。

(1) 床材の選び方

滑りにくい床材を選ぶことが重要です。特に浴室やトイレは、転倒リスクが高い場所です。滑り止め加工が施されたタイルや、クッションフロアなど、安全性の高い素材を選びましょう。また、拭き取りやすい素材も清潔さを保つ上で重要です。

(2) 家具の配置と選び方

* 家具の角を保護する:転倒時の怪我を防ぐために、家具の角にクッション材を貼るなど工夫しましょう。
* 低い家具を選ぶ:認知症の方は、高い家具に登ったり、ぶつかったりする危険性があります。低い家具を選ぶことで、安全性を高めることができます。
* 収納を見直す:ゴミ箱や危険な物を手の届かない場所に収納しましょう。
* 手すりを取り付ける:トイレや浴室など、転倒しやすい場所に手すりを設置することで、安全性を高めます。

(3) 照明の工夫

明るすぎず暗すぎない、均一な照明を心がけましょう。認知症の方は、明暗の差に敏感に反応することがあります。また、夜間の徘徊を防ぐために、夜間灯を設置するのも効果的です。

(4) 色選びのポイント

部屋の色は、人の心理状態に影響を与えます。ベージュのような落ち着いた色調は、リラックス効果があり、落ち着きを与えてくれます。刺激の少ない色を選ぶことで、ご本人の精神的な負担を軽減することができます。ただし、暗すぎる色は逆に不安感を増幅させる可能性があるので、明るすぎず暗すぎない色を選ぶことが大切です。

2. 排泄ケアの見直し:オムツとトイレトレーニング

パンツ型のオムツを脱ぐ行為がなくなったのは良い兆候です。しかし、1分おきにトイレに行きたがる、便器に手をいれるなどの行動は、排泄に関する不安や認知機能の低下を示唆しています。

(1) 定期的なトイレ誘導

排便のタイミングを把握し、定期的にトイレに誘導しましょう。オムツ交換時だけでなく、こまめな誘導が重要です。

(2) トイレ環境の工夫

* 手すりの設置
* 便座の高さ調整:高齢者用の高い便座を使用する
* 便座の暖房機能:寒い時期は特に有効
* 便器の清掃:清潔な状態を保つことで、便器への嫌悪感を減らす

3. 行動障害への対応:環境調整とリハビリ

ゴミを散らかしたり、便器に手をいれたりする行動は、注意散漫や衝動性の高まりが原因である可能性があります。

(1) 刺激の少ない環境

騒音や視覚的な刺激を減らす工夫が必要です。テレビの音量を下げたり、視覚的な刺激の少ない部屋にすることで、落ち着きを取り戻せるようにサポートしましょう。

(2) 認知症ケア専門医への相談

専門医に相談することで、お祖母様の状態に合わせた適切な薬物療法や非薬物療法(環境調整、行動療法など)を提案してもらうことができます。

(3) デイサービスの活用

デイサービスでは、専門のスタッフが介護やリハビリテーションを行います。洗濯物のたたみ方など、以前できていた作業を、リハビリの一環として取り組むことも可能です。デイサービスのスタッフと連携し、ご自宅での介護とデイサービスでの活動内容を調整することで、より効果的なケアを実現できます。

4. 介護者の負担軽減:周囲のサポート

介護は、心身ともに大きな負担がかかります。

(1) 家族や友人、地域包括支援センターへの相談

介護の負担を一人で抱え込まず、周りの人に相談することが大切です。地域包括支援センターなどの専門機関に相談することで、介護サービスの利用や、介護休暇の取得など、具体的な支援策を受けることができます。

(2) 介護用品の活用

介護用品を活用することで、介護の負担を軽減できます。例えば、持ち運びしやすいポータブルトイレや、オムツ交換を容易にする介護用ベッドなど、様々な介護用品があります。

まとめ:安心できる空間と継続的なケアで穏やかな生活を

認知症の介護は、大変な道のりですが、適切な環境整備とケアによって、お祖母様とご家族の生活の質を向上させることが可能です。専門家のアドバイスを受けながら、一つずつ問題に取り組んでいきましょう。 インテリアの工夫だけでなく、医療・介護サービスの活用、そしてご家族や周囲のサポートを最大限に活用することが、穏やかな生活を送るための鍵となります。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)