認知症の祖母と家族を守るための具体的な対策

【困っています助けてください】 私には認知症の祖母がいます。その祖母は一緒に暮らしているのですが、数年前から狂いはじめ認知症と一応診断されました。それからというものの、夕食を食べに 来る度に服がなくなっただの帽子がなくなっただのギャーギャー騒ぎます。(祖母は部屋から溢れるほど物を買い込んで捨てられないタイプの人です)それを私の母が物を盗んだと大きな声で言うんです。実際、母は何もしてませんしただの被害妄想です。この前「夏服が一切ない、夏は裸で暮らさなければならない」と怒り散らしていましたが、腹が立って私が祖父母がいる隣の家に行くと夏服がたくさん見つかりました。 被害妄想も大概にしてほしいです。本気で殺したいくらい腹が立ってますが、人生無駄にしたくないのでできません。今すぐできれば苦しみながら死ぬ方法で殺したいのですができませんね(笑)本当に腹が立ちます。 祖母は現在週2でデイサービスセンターにお世話になっております。 それと今日ついに私の母の湯呑みのお茶の中にとろろ昆布らしきものが入っているのが発覚しました。 さすがに我慢していた母でも表にはあまり出ていないですが怒っているようです。 私は、母ばかりが被害を受けるのをこれ以上見てられません。私が祖母に手を上げると警察沙汰になってしまいます。でもなんとかしたいです。私は母を守りたいです。それとこのまま家族が狂っていくような気がして嫌です。止めたいです。一番は祖母が死ねばいいのですが。 老人施設などは高齢化の影響か中々空きがでませんし、前に祖母は精神病院に入院してたのですがそこでは猫を被って素行を良くしていたせいかすぐに退院させられました。そこも空きがないです。 認知症の祖母を黙らせる方法なにかないですか。正直いってうざいし殺意湧きます。助けてください。 長文読んでくださりありがとうございました。

認知症による被害妄想と家族への影響

ご家族の状況、大変お辛いですね。認知症による被害妄想は、ご本人だけでなく、ご家族にも大きな負担と苦痛を与えます。祖母様の言動、そして母上への被害、ご自身の葛藤…全てが理解できます。まず、「あなたは決して一人ではない」ということを知ってください。多くの家族が同じような悩みを抱えています。そして、「殺意を抱くこと自体が、この状況の深刻さを示している」と受け止め、専門家の力を借りることを強くお勧めします。

被害妄想のメカニズムと対応

認知症による被害妄想は、記憶障害や判断力の低下によって引き起こされます。現実と空想の区別がつかなくなり、誤った認識や解釈をしてしまうのです。祖母様の「服がない」「母が盗んだ」という発言は、現実の状況ではなく、ご本人の認知機能の低下が原因です。

大切なのは、祖母様の言葉に反論したり、論理的に説明しようとすることではありません。 それはかえって混乱を招き、感情的な反応を誘発する可能性があります。

具体的な対処法と専門家の活用

では、どうすれば状況を改善できるのでしょうか? いくつかのステップを踏んで、具体的な対策を考えていきましょう。

1. 専門機関への相談

まずは、地域包括支援センター認知症専門医に相談することが重要です。彼らは認知症の専門家であり、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。現状を詳しく説明し、ご家族の負担軽減策について相談しましょう。

2. デイサービスの活用と強化

現在、週2回のデイサービスを利用されているとのことですが、可能な範囲で利用頻度を増やすことを検討してみましょう。デイサービスでは、介護だけでなく、認知症の症状緩和のための訓練やレクリエーションも行われています。祖母様の状態を詳しく伝え、より適切なプログラムを選んで頂くよう相談しましょう。

3. 家庭環境の見直し

祖母様の部屋に物が溢れているとのことですが、これは「物忘れや認知機能の低下による見失い」と「所有欲の強さ」が複雑に絡み合っている可能性があります。

* 整理整頓:専門の業者に依頼して、不要な物を処分するお手伝いをしてもらうのも一つの方法です。
* 分かりやすい収納:残す物を整理し、分かりやすい場所に収納することで、祖母様の不安を軽減できます。
* 写真やラベル:所有物を写真に撮ったり、ラベルを貼ることで、祖母様が自分の持ち物を認識しやすくなります。

4. 母上へのサポート

母上は祖母様の言動に大きなストレスを抱えているでしょう。

* 感情の受け止め:母上の感情を否定せず、共感的に受け止めましょう。「大変だったね」「辛かったね」と寄り添うことが大切です。
* 休息の確保:母上にも十分な休息時間を取らせるようにしましょう。
* 役割分担:祖母様の介護を家族で分担し、負担を軽減しましょう。

5. 介護保険サービスの活用

介護保険サービスを活用することで、ご家族の負担を軽減できます。

* 訪問介護:自宅にヘルパーさんが訪問し、家事や身の回りの世話をしてくれます。
* ショートステイ:短期的に祖母様を施設に預けることができます。ご家族の休息やリフレッシュに役立ちます。
* その他サービス:状況に応じて、様々な介護サービスが利用可能です。

6. 精神科医の受診

祖母様の症状によっては、精神科医の受診も検討しましょう。薬物療法によって、被害妄想などの症状を軽減できる可能性があります。

具体的な事例と専門家のアドバイス

ある認知症の患者さんのご家族は、地域包括支援センターの相談員から、「認知症の患者さんへの対応は、論理的説明ではなく、共感と安心感を与えることが重要」というアドバイスを受けました。そのご家族は、患者さんの発言に反論するのをやめ、感情に寄り添うように対応を変えたところ、患者さんの落ち着きが改善し、家族間の摩擦も減少したそうです。

まとめ:希望を捨てずに、一歩ずつ進んでいきましょう

認知症の介護は大変ですが、決して一人ではありません。専門機関の力を借りながら、ご家族で協力し、一歩ずつ解決策を探っていきましょう。祖母様への対応だけでなく、ご自身と母上のメンタルヘルスにも気を配り、適切な休息とサポートを受けることが重要です。

殺意を抱くほど追い詰められている状況を理解した上で、専門家の力を借り、ご家族で協力して、この困難を乗り越えていけるよう願っています。

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