認知症の祖母と受験生であるあなたへの具体的な対処法とインテリアの工夫

祖母が認知症です… 中学3年生の高校受験をひかえている受験生です。何ヶ月か前に病院で祖母が認知症と診断されました。そして近頃症状がすごく悪化してきています。例えば家にいる時に 「○○明日学校でしょ?(夏休み期間中です)早く家帰ろう!」 と一時間に5回ほど言ってきます(祖母は私を自分の娘だと思い人の家に泊まり込んでいると思っているようです)。それが嫌で自室にこもったりしますがそんなのおかまいなしに 部屋に押し掛けてきたりします。「明日は夏休み中だから学校も無いし、私たちが住んでる家はここだから」 と、言っても笑って嘘だぁというばかりです。他には祖母の兄はもう亡くなっているのですが、亡くなっていることすら忘れているらしく 私が亡くなっているよと教えてあげるとまた笑って私がおかしくなったと馬鹿にします。私も短気なものでできるだけ穏やかにしているつもりなのですが つい怒ってしまうと祖母は自室へ行き10分経ったらまた戻ってきて同じことを繰り返します。家族で話し合ったりして”施設に入れる”など意見は出ているのですが 祖母が断固拒否しているのでどうしようかとても困っています。私も勉強のことやいろいろなことで悩んでイライラしているので疲れてきました。こういったような場合どのような対処をしたらいいでしょうか? 本当に困っています。ちなみに祖母は認知症の進行を遅くする薬を病院で処方してもらい飲んでいます。乱文、長文失礼しました。

認知症の症状と対応:繰り返す言動への対処法

まず、ご祖母様の症状は、認知症による記憶障害や現実認識の混乱が原因で起こっていると考えられます。「明日学校でしょ?」という発言は、過去の記憶と現在の状況が混同している状態を表しています。また、亡くなった叔父さんのことを覚えていない、ご自身の発言を否定されるのも、記憶の喪失や現実と虚構の区別がつかなくなっているためです。

このような状況では、感情的に反論したり、正そうとせず、共感する姿勢が大切です。例えば、「夏休みだから学校はないね。今日は一緒にゆっくり過ごそうか」と優しく言い聞かせ、祖母さんの気持ちを受け止めましょう。 祖母さんの発言を否定するのではなく、「そうだったね」と肯定し、話題を変えることも有効です。

具体的な対応策として、以下の方法を試してみてください。

  • 繰り返しを予期する:祖母さんが同じことを繰り返すことを予期し、事前に心の準備をしましょう。イライラする前に深呼吸をするなど、自分の気持ちを落ち着かせる方法を身につけることも重要です。
  • 穏やかな声で優しく接する:大声で叱ったり、感情的に対応すると、祖母さんの混乱を招き、症状を悪化させる可能性があります。常に穏やかな声で、優しく接するように心がけましょう。
  • 簡単な言葉で話す:複雑な言葉や説明は理解しにくいため、簡単な言葉で、ゆっくりと話しかけましょう。
  • 視覚的な補助を使う:カレンダーや時計などを目立つ場所に置いて、現在の日付や時刻を常に確認できるようにしましょう。
  • ルーティンを作る:毎日同じような時間帯に同じ行動をすることで、祖母さんの安心感を高めることができます。
  • リマインダーを使う:スマートフォンアプリやメモなどを活用し、祖母さんへの声かけを記録し、対応を促すことも有効です。
  • 気分転換を促す:散歩や簡単な作業など、祖母さんが楽しめる活動を取り入れることで、気分転換を図りましょう。
  • 専門家のサポートを受ける:ケアマネージャーや医師、認知症専門の相談窓口などに相談し、適切なアドバイスやサポートを受けましょう。

受験勉強との両立:時間管理とストレス軽減

受験勉強との両立は非常に困難ですが、以下の方法で時間管理とストレス軽減を目指しましょう。

  • 時間割を作る:勉強時間と祖母さんとの接する時間を明確に区切り、時間割を作成しましょう。
  • 家族の協力を得る:兄弟姉妹や両親などに、祖母さんとの接する時間を分担してもらいましょう。
  • 休憩時間を確保する:勉強中に疲れたら、適度に休憩を取り、気分転換を図りましょう。
  • リラックス方法を見つける:音楽を聴いたり、軽い運動をしたり、好きなことをしてリラックスできる時間を作るようにしましょう。
  • 相談できる相手を見つける:友人や先生、相談窓口などに悩みを打ち明け、ストレスを軽減しましょう。

インテリアの工夫:安心できる空間づくり

インテリアの工夫も、祖母さんの落ち着きとあなたの学習環境の改善に役立ちます。

落ち着ける空間づくり

  • 落ち着いた色合いの家具やインテリア:グレーなどの落ち着いた色調は、心を落ち着かせ、リラックス効果があります。刺激の少ない、シンプルで清潔感のある空間を心がけましょう。
  • 間接照明の活用:蛍光灯などの強い光は、祖母さんの混乱を招く可能性があります。間接照明を効果的に使用し、柔らかな光で空間を照らしましょう。
  • 自然素材を取り入れる:木や竹などの自然素材は、温かみと安らぎを与えてくれます。
  • 視覚的な刺激を減らす:ごちゃごちゃした空間は、祖母さんの混乱を招く可能性があります。整理整頓を行い、すっきりとした空間を保ちましょう。

学習空間の確保

  • 集中できる学習スペース:祖母さんのいる場所とは離れた、静かで集中できる学習スペースを確保しましょう。
  • 収納スペースの確保:学習に必要なものを収納できるスペースを確保し、整理整頓された環境を作ることで、勉強に集中しやすくなります。
  • 適切な照明:勉強に適した明るさの照明を選び、目の負担を軽減しましょう。

施設入所の検討:現実的な選択肢

祖母さんが施設入所を拒否されているとのことですが、ご家族でじっくりと話し合い、祖母さんの状態とご家族の負担を考慮して、施設入所を含めた選択肢を検討する必要があります。

施設選びのポイント

  • 認知症対応の専門知識:認知症の症状に理解のあるスタッフがいる施設を選びましょう。
  • 安全な環境:転倒防止対策などがしっかりしている施設を選びましょう。
  • 利用者の状況:祖母さんの性格や症状に合った雰囲気の施設を選びましょう。
  • アクセス:自宅からのアクセスが良い施設を選ぶことで、面会が容易になります。

専門機関への相談も重要です。ケアマネージャーや医師、相談窓口などに相談し、適切なアドバイスやサポートを受けましょう。

まとめ

認知症の祖母との生活は大変ですが、適切な対応と環境づくり、そして家族や専門家のサポートを受けることで、乗り越えることができます。焦らず、一歩ずつ、解決策を探っていきましょう。 あなたの高校受験も大切です。 ご自身の心身の健康も大切にしながら、前向きに取り組んでください。

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