認知症の祖母と介護施設:現状と具体的な対応策

特別介護老人施設での出来事です。私の祖母は、半身不随で寝たきりで、施設にずっとお世話になっています。最近、認知症のせいか施設職員や同じ施設にいる方に対し、暴言を吐きます。(家族に対しては言いません) 施設職員もほとほと困っているらしく、家族の面会時間を増やして心のケアして欲しいと言われました。週に二回ほど三才の子を連れて一時間電車に揺られ行きますが、仕事をしているせいもありこれ以上は難しいです。母が亡くなり面会をするのが私しかおらず、悩んでおります。そんな中、施設職員に言われた一言に衝撃を受けました。男性職員は、祖母を睨み付け、「今日はいわへんねんなぁ、悪口。いつもは退職せえ退職せえうるさいのに」と、嘲るようにさげずむように言ったのです。すかさず私は謝罪しました。しかし、祖母は「こんな歌歌いたくない」とリハビリ中言った際、「じゃあ○○さんだけ歌わんとき」など、突き放すように言いました。以前祖母は私に、他人の目がないとき、女性看護師に殴られたと言っていました。(夜、部屋で) 認知症が入っているためどこまで真実かわかりません。しかし、ショックで祖母が可哀想で話を聞いた日の帰り道、泣いてしまいました。年始からは昼間の仕事は辞め、できる限りそばにいてあげたいと思っています。施設を移ることはできません。国の制度(?)上、恐らく近々、長くいることができない施設なので出ていけとは言われるとは思いますが、転院先は決まっていません。施設環境も含め、私にできることは何でしょうか?アドバイスをいただけますでしょうか?よろしくお願いいたします。

ご祖母様の状況、そして施設職員の対応、本当につらい状況ですね。お気持ちお察しします。 ご祖母様への愛情と、現状の困難さ、そして未来への不安を抱えながら、最善を尽くそうとされているご努力に敬意を表します。この記事では、ご質問に基づき、具体的な解決策を探り、より良い環境を築くためのアドバイスをさせていただきます。

現状の整理と課題の明確化

まず、現状を整理してみましょう。ご祖母様は認知症を患い、半身不随で寝たきり状態。施設職員への暴言、そして職員からの不適切な対応(暴言・突き放すような言動)が問題となっています。さらに、虐待の疑い(女性看護師による暴行)も浮上しており、緊急性の高い状況です。

  • 課題1:ご祖母様の暴言への対応:認知症による暴言は、ご本人にとっての苦痛や不安の表れです。職員への負担軽減と、ご祖母様の心のケアが両立する必要があります。
  • 課題2:施設職員の不適切な対応:職員の言動は、介護の倫理に反しており、許されるものではありません。改善を求める必要があります。
  • 課題3:虐待の疑いへの対応:女性看護師による暴行の有無を調査し、必要であれば法的措置も検討する必要があります。
  • 課題4:施設の転居問題:現在の施設が近々退去を求めてくる可能性があるため、転居先の確保が急務です。
  • 課題5:ご自身の時間確保:仕事と介護の両立が困難な状況です。年始からの仕事辞めは大きな決断であり、その後の生活設計も重要です。

具体的な対応策

1. 虐待の疑いへの対応

まずは、虐待の疑いについて、施設長や関係機関に報告することが重要です。 ご祖母様の証言が認知症によるものか、事実であるかの判断は専門家が行う必要があります。地域包括支援センターや高齢者虐待相談窓口などに相談し、適切な対応を検討しましょう。 証拠となる情報(記録、証言など)があれば、それを提示することも有効です。 記録を残す習慣を身につけましょう。

2. 施設職員への対応

男性職員の不適切な言動については、施設長に直接、具体的な状況を説明し、厳重な対応を求めましょう。 謝罪だけでは不十分です。再発防止策を含めた具体的な改善策を要求し、その後の対応状況をしっかり確認することが重要です。 記録を残すことで、証拠として活用できます。

3. ご祖母様の心のケア

認知症による暴言は、ご祖母様の不安や苦痛の表れです。面会時間を増やすことはもちろん、ご祖母様の好きなこと(音楽、絵画、お話など)を一緒にしたり、穏やかな声かけを心がけましょう。 施設の職員と連携し、ご祖母様の状態に合わせたケアプランを作成してもらうことも有効です。 専門機関(精神科医など)への相談も検討しましょう。 アロマセラピーや音楽療法なども有効な手段です。 施設の環境を少しでも明るく、落ち着けるように工夫することも大切です。例えば、お気に入りの写真や小物などを置くなど、小さな変化から始めてみましょう。

4. 施設の転居と新たな生活設計

現在の施設から退去を求められる可能性があるため、早急に転居先の候補を探し始めましょう。 地域包括支援センターや介護相談窓口などに相談し、ご祖母様の状態に合った施設を探してもらいましょう。 転居先が決まるまで、現在の施設と良好な関係を維持することも大切です。 年始からの仕事辞めは大きな決断ですが、ご祖母様の介護に専念できる環境を作ることは、非常に重要です。 経済的な不安がある場合は、福祉サービスや支援制度を活用することを検討しましょう。 介護保険制度や、生活保護制度なども活用方法を調べましょう。

5. ご自身のメンタルヘルス

介護は、心身ともに大きな負担がかかります。ご自身のメンタルヘルスのケアも怠らないようにしましょう。 信頼できる友人や家族に相談したり、介護者支援団体に相談することも有効です。 定期的に休息を取り、趣味の時間を持つなど、自分自身のストレスを軽減する工夫をしましょう。 一人で抱え込まず、周囲の力を借りることが大切です。

インテリアの活用:落ち着ける空間づくり

ご祖母様の部屋のインテリアを見直すことで、少しでも落ち着ける空間を作ることが可能です。グレーは、落ち着きと安らぎを与える色です。

  • 壁の色:淡いグレーの壁紙を使用することで、視覚的な刺激を軽減し、穏やかな雰囲気を作ることができます。
  • 家具:シンプルで機能的な家具を選び、部屋を広く見せる工夫をしましょう。 角のない丸みのある家具は、安全面でも安心です。
  • 照明:明るすぎず暗すぎない、柔らかな光を放つ照明を選びましょう。間接照明を取り入れることで、リラックス効果を高めることができます。
  • 小物:ご祖母様の好きな写真や思い出の品を飾ることで、心の安らぎを与えられます。 自然の音を奏でるCDや、アロマディフューザーなども良いでしょう。

これらの工夫によって、ご祖母様の精神的な安定を図り、暴言の軽減にも繋がることが期待できます。

専門家の意見

介護専門家によると、認知症患者の暴言は、本人にとってのSOSである場合が多いです。 そのため、暴言そのものへの対応だけでなく、その背景にある不安や苦痛を取り除くことが重要です。 また、施設職員の対応についても、専門家の指導を受けることで、より適切な対応が可能になります。

ご祖母様とご家族にとって、最善の解決策を見つけるために、様々な専門機関や支援制度を活用し、積極的に相談することをお勧めします。

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