認知症の祖母と、介護に消極的な祖父への対応:家族の協働と環境整備

認知症患者を介護すると言う事 祖母(80代)が認知症です。 祖父(70代)が俺がやると言ったので面倒を見ていますが何かと祖母を放っておき、 本当に介護する気があるのかと言いたくなるような行動ばかりとります。 具体的には ・何度も同じ事を繰り返す祖母を怒鳴る ・外に出て徘徊しようとしたのを止めたんだよ、と言うと「そうか」と笑ってるだけ ・祖母が風呂に入らない、着替えない事について何も言わない (自分で風呂に入れると言ったのにやる様子もなく今日半年ぶり位に母が入れましたがパンツも履かず直接股引を履いていました) ・病院に連れて行かない(祖父一人で薬だけ貰って帰ってくる) ・昼間はリビングで一人テレビを見て、祖母は放って寝かせっきり ・上記のような異常行動があってもデイサービスに行かせない 一年前と比べるといつもやっていた事をやらなくなり、 食べるか寝るかの生活でかなり進行してる気がします。 何度もデイサービスに行かせるように親戚も交えて説得していますが その場で話を聞くだけで結局何もしていません。(介護認定の手続きも私の親がやりました) 一緒に居たいからという理由は無く、昔からいつも違う部屋に居るような夫婦関係でした。 昔から近所の目を気にしており身内で病人が出ると隠すようなそぶりをする為 今回もそれを気にしているのかなと思っています。 それにお金にがめつくてデイサービスに行くとお金がかかる事も気にしているようです。 (介護認定を行った後保険の値上がり?か何かがあったらしく認定を受けたから料金が上がったんだ!と怒っていました) 両親がデイサービスに行かせるお金もなく、祖父を頼るしかありません。 このままでは祖母は悪化する一方なのでどうにかして祖父を説得する方法はないでしょうか。

現状の把握と課題の整理

ご祖母様の認知症の進行が心配ですね。祖父様の介護への消極的な姿勢、そして経済的な不安も重なり、非常に困難な状況にあると拝察します。まず、現状を整理し、課題を明確にしていきましょう。

* **課題1:祖父の介護への消極的な姿勢:** 怒鳴ったり、放置したり、必要なケアを怠っている。
* **課題2:経済的な不安:** デイサービス利用による費用負担への懸念。
* **課題3:近所への配慮:** 認知症の事実を隠蔽しようとする傾向。
* **課題4:ご両親の経済状況:** デイサービス費用を負担できない。
* **課題5:ご夫婦の関係性:** 昔からの距離のある関係性。

祖父への説得アプローチ:共感と具体的な提案

祖父を説得するには、彼の気持ちを理解し、具体的な解決策を提示することが重要です。単に「介護しろ」と言うのではなく、彼の不安や懸念に寄り添い、協力体制を築くことが必要です。

1. 共感と安心感を与える

* **彼の気持ちを理解する:** 祖父は、経済的な負担や近所からの目、そして認知症の介護という負担に不安を感じている可能性が高いです。「大変でしょうけど、一緒に解決策を見つけましょう」と、彼の負担を認め、共感する姿勢を示すことが大切です。
* **彼の努力を認める:** 「これまで祖母さんの面倒を見てくれてありがとう」と、これまでの努力を認め、感謝の気持ちを伝えることで、彼の協力を得やすくなります。
* **専門家の力を借りる:** 介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談し、状況を説明し、具体的なアドバイスを求めましょう。ケアマネージャーは、介護サービスの利用方法や費用負担について詳しく説明し、祖父の不安を解消する手助けをしてくれます。

2. 具体的な解決策を提示する

* **デイサービスのメリットを具体的に説明する:** デイサービスは、単に祖母を預ける場所ではなく、介護予防やリハビリ、社会参加の機会を提供する場所であることを説明します。具体的なプログラム内容や、祖母がデイサービスで楽しんでいる様子の写真や動画を見せるのも効果的です。
* **費用負担について明確にする:** 介護保険制度を利用することで、費用負担が軽減されることを説明します。ケアマネージャーに相談し、具体的な費用と公的な支援制度について説明してもらいましょう。
* **代替案の提示:** デイサービス以外にも、ホームヘルパーの利用や、ショートステイ(短期入所)などの選択肢を提示し、祖父の負担を軽減するプランを一緒に考えましょう。
* **家族会議の開催:** 親戚やご両親を含め、家族会議を開き、それぞれの役割分担や費用負担について話し合い、合意形成を目指しましょう。

3. 環境整備と生活改善

* **住環境の改善:** 祖母が安全に過ごせるように、自宅の段差を解消したり、手すりを設置するなど、住環境の改善を行いましょう。
* **生活リズムの改善:** 規則正しい生活リズムを作ることで、認知症の症状の悪化を遅らせることができます。食事、睡眠、排泄の時間を決め、日中の活動を取り入れるようにしましょう。
* **コミュニケーションの工夫:** 祖母とのコミュニケーションを積極的に取り、彼女の気持ちを理解しようと努めましょう。同じことを繰り返す場合は、優しく繰り返す内容を聞き、共感の言葉を伝えましょう。

専門家の協力を得る

* **ケアマネージャー:** 介護サービスの利用方法や費用負担について相談しましょう。
* **医師:** 認知症の進行状況や適切な医療について相談しましょう。
* **精神科医:** 祖父のストレスや不安を軽減するためのサポートを受けましょう。
* **社会福祉士:** 経済的な問題や、介護に関する相談をしましょう。

継続的なサポート

介護は長期戦です。祖父の負担を軽減し、継続的な介護を支えるためには、家族や専門家の協力が不可欠です。定期的に家族会議を開き、状況を共有し、課題を解決していく体制を築きましょう。

まとめ

認知症の介護は、家族にとって大きな負担となります。祖父の気持ちに寄り添いながら、具体的な解決策を提示し、専門家の協力を得ながら、一歩ずつ解決に向けて進んでいきましょう。焦らず、長期的な視点を持って、ご祖母様とご家族の幸せのために最善を尽くしてください。

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